オリジナル・サイコ 異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫NF)
- 早川書房 (1995年2月23日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784150501884
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みんなの感想まとめ
狂気と人間の内面を深く掘り下げたこの作品は、実在の異常殺人者エド・ゲインの生涯を描いています。彼は母親の厳格な支配の下で育ち、普通に見える隣人でありながら、内面には狂気が潜んでいました。彼の犯行は、5...
感想・レビュー・書評
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母親に抱かれる幼児に戻りたがり、中年女性を殺し墓から掘り出した死体から皮膚を剥いでマスクを作り胸や下腹部を切り取って身に付け母親に包まれようとした田舎町の初老の男。剥いだ皮膚で椅子の皮を張り生首を部屋に飾っていた。50年代全米を震え上がらせ映画サイコのモデルとなりその後のスプラッターホラーに多大な影響を与えた異常殺人者エド・ゲインのノンフィクション。厳格で支配的な母親に育てられ表面的には普通に見えた静かな隣人エドの内面には狂気が育っていった。母の狂気がどれだけ悪影響を与えたか。様々な精神鑑定が行われるがエドの考えていたことはあまり描かれていない。犯行時の彼の記憶が曖昧だからでもある。作者はエドを肯定も否定もしない。狂気は他者との関係の中で育まれるのか。読後は常識の基準が強制的に覆され手の施しようのない不安感が頭の中に淀む(´ω`)
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映画“サイコ”のモデルとなったエドワード・ゲインの生涯が綴られています。
母親の支配と妄想に囚われた三重人格のノーマン・ベイツは強烈ですが、現実に存在していたエド・ゲインはそれを凌駕します。
結局彼は狂気を理由に無罪となりますが、正気と狂気の境目はどこにあるのでしょうか。
多くの実際的な宿題を残しただけでなく、彼は小説・映画など文化的な面にもアイデアを提供しました。
エド・ゲインは、今も生きているのです。 -
犯罪史史上あまり例をみない凄惨な事件を起こしたエドワード・ゲイン。
その生い立ちや事件のあらましを紐解くドキュメンタリー。
テンポがよく、数多い情報が簡潔にまとめられておりダレることなく読むことができる。
隠すことなくありのままを文章にした事件のくだりは、思わず顔をしかめずにはいられないが写真も交え非常にわかり易くまた読みやすかった。 -
つまるところ映画「サイコ」の元ネタになった人物(の解説)という意味でついたタイトルであるようです。事件のグロさや凶悪さよりもエドの両親の生い立ちから始まり、土地環境の解説、そこでの彼の客観的生活ぶり、(第二の)事件の発覚、マスコミの狂乱、地域住民の困惑、取調べ時のエピソードなどなど…から構成されています。勿論家宅捜査時の説明もありますがかなり淡々と描かれています。ノンフィクション映画に近いかもね。フォントサイズや行間もほどほどで読みやすいです。…まぁ私はえぐいほうが好みなので、「異常快楽殺人」のほうが面白いけどな!!
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題名の通り、ヒチコック「サイコ」のモデルとなった本当に1957年にアメリカであったノンフィクション。小説より事実のほうがずっと想像を超えてるということを思い知らされる1冊。
事件も異常だけど、この異常を知って感染していく社会の様子も描かれているところにも注目。
副題―異常殺人者エド・ゲインの素顔
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人里離れた農場に、
歪んだ笑みを浮かべた静かな独身男が住んでいた。
隣人は彼を人のいい変わり者と見ていた。
1957年、一人の女性が失踪、
続いて凄惨な残虐行為の数々が明るみに出た時、
彼ほど事件と縁遠い者はないと誰もが思った。
だがこの男エド・ゲインこそ、
全米を震撼させた異常殺人者だったのだ。
ヒッチコック『サイコ』のモデルであり、
アメリカの悪夢の原点となった事件の全貌を描く
心理ノンフィクションの傑作。 -
エド・ゲインの生涯。
周囲の住人のその後の生活に何が起きてしまったかの辺りが興味深かった。 -
事実は小説よりも奇なり。
