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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784150501983
みんなの感想まとめ
多重人格を持つ女性の自伝は、彼女の人格がどのように形成され、統合され、消失していったのかを描いています。特に幼少期の経験が大きな影響を与えており、人格の消失は生と死の境界を曖昧にします。周囲の人々の支...
感想・レビュー・書評
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多重人格を持つ女性の自伝。その人格がいかにして生まれ、統合し、消失したかの流れが興味深い。このケースの人格の消失は、人の死と同等であり、彼女の頭の中では人の生と死が入り乱れていたようだ。人格は深い所で繋がっており、どの段階でも攻撃、被害、理性の役割を持っている印象を受けた。
本全体は幼児期の話が半分を占めるが、記憶が消える場合がある著者の性質から、これだけ細部を覚えていたとは考えづらい。恐らく共著者が補完した部分も多いのだろう。
いずれにせよ、このような状況に陥った彼女を支えた周囲の人々には頭が下がる思いがした。 -
最初の方は特につまらないです。人格の区分も不明確で、クリス(イヴ・ホワイト)が否定する行為を誰が行ったかなどは判らず終いですし、また22人もの人格がいたといいつつその判別は明らかではない。読者に数えさせるのは原典の出版が1977年であったことが災いしていることはわかる。ダニエルキイスの描いたビリーミリガンにより多重人格という障害は初めて世間に広く受け入れられたのであり、またダニエルキイスは最初に全ての人格を登場人物として本にあげている。それはダニエルキイスの才でありクリスはダニエルキイスほどの文才を持った作家と出会わなかったということが、彼女を幸せに導かなかったのだと思います。
イヴとして知られる人物が、実は統合していなかったとは!
最初に彼女を治療し、イヴを世界に紹介したシグペン博士が、統合していない事実を伏せさせて、彼女にそれからはきちんと向き合わなかったという姿勢にも驚き呆れてしまいます。覚悟が足りなかったのかなあ、と感じます。
その後新たに、ハム先生、またチトス博士に出逢えてよかったです。それから従妹であるエレンや娘のタフィの存在も生々しい自伝の中でほっと息の付ける存在です。
原典は1977年に出版されましたが、最後の括りである美女かトラかどちらの扉を選んだかという問いがまた不安で、そして生々しい。ハッピーエンドの自伝など、存在しないのだ。なぜならまだ著者は生きていて、これからの人生で何が起こるかなど誰も知らないのだから。
「エレン」小さな声で、彼女はいった。「わたしはトラのいる扉をひらいたのよ」 -
ビリーミリガンとクローディアをまぜこぜにしたかんじ。子供のストレスって積もり積もっていくんだなぁ、クリスはずっとしあわせだったのに。2009/2/17
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多重人格にいいいい興味があって、一時期よく読んでいた。
この著者は一番有名な症例らしく、何冊か本が出ているらしい。
多分この本がそうしたたくさんの本の内容をまとめた物になっているのだと思う。
とても興味深かった。 -
持ってはいないんだけど、昔読んでとても印象深かったので記録。
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