もののけづくし (ハヤカワ文庫 NF 229)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150502294

感想・レビュー・書評

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  • 20年以上も前に刊行された「当世もののけ生態学」の文庫版。ちょこちょこ加筆修正されているのを見つけるのは、なかなかに楽しい。

  • 虫づくしが面白かったので、その流れで。
    プッ、クスッ、ニヤリ。劇作家って(宮沢章夫氏しかり)“可笑しな”人種じゃないとなれないのか? そういう決まりでもあんの?(笑)
    題材が妖怪だけに、『虫づくし』のようなシュールさはなりを潜めているよう。
    意図してシュールにしなくても、十分超現実だからかな。
    前半の純然たる妖怪話のほうが笑える。

  • ファンタジーを理系的論理で語る「空想科学読本」的。あきらかに劇作家的ユーモラスを含んでる分読みやすさは格別。理屈バカの迷惑さをおもしろく感じれる許容がある人には読んでほしい。

  • 『つめかみは』が一番のお気に入り妖怪です。
    そんなこた無いだろ、という妖怪の成り立ちを、さもホントであるかのように描写していて『え、マジで?』と思わず信じてしまいそうになります。

  • こういう与太話をあたかも本当のことのように真面目に書き突き詰めてるのって面白いな~と思います。かつらの話に思わず噴出しましたw

  • 昔ながらの妖怪、別所さんが発見した(?)妖怪を評論している。よくもまぁ、こんな妖怪を生み出したなぁと感心する。
    論評調の文章なのに、なぜかくすくす笑ってしまう。

  • 嘘をつくな嘘を。好きだけど。

  • 「またまたそんな大ボラを(笑)」と読み始めてもいつのまにか「なるほど〜」って頷いてしまうその "丸め込まれ感" が心地よい別役氏のエッセイ。

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著者プロフィール

1937年、旧満州生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。東京土建一般労組書記を経て、1967年、劇作家になる。岸田國士戯曲賞、紀伊國屋演劇賞、鶴屋南北戯曲賞、朝日賞など受賞多数。2020年3月3日逝去。

「2024年 『増補版 言葉への戦術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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