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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150502348
感想・レビュー・書評
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次第に古書の世界にはまっていき、エスカレートしていく夫婦の仲の良さが"同士"っぽくて楽しかった。古書の奥深さとそれにまつわる人間の業に面白みを感じつつ、最終的に思い入れのある本を買って大切に本棚に並べることの豊かさに回帰していくのもとても良かった。
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夫婦そろって作家の二人が古書収集にはまっていく実体験を小説化。 いかにお金をかけずに良い贈りものができるか、を競争したことから始まった古書探しのはずなのにお金が飛ぶ飛ぶ(笑)。 先に進むにつれてマニアックぶりが加速していき、段々古書の内容にはついていけなくなりましたが、それでも読んでいて自分までワクワクしてしまいます。 人だけでなく本とも一期一会。大好きな本に少しでも多く出会っていきたいなぁと思った一冊です。続編もあるんですよね。ますますエスカレートしていくのかしら。楽しみです。
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駆け出しのフルホニスト(古本の魅力にとりつかれた人)が読めば戦慄する内容。
はじめは安いからいいよね!って言っていたのが何回か二人のディナーを削ればこの本は買える……となっていく様が恐い。
それすなわち古書蒐集家の生態である。 -
ノンフィクション
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米国の古書店事情も欧米の初版本のことも何も知らずに読んだが、ぐいぐい引き込まれた。その気がないのにどんどん深みにはまっていく様は分野を問わず共通なんですね。
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出てくる作家のほとんどわからないのに面白かった! コレクター熱はどんな世界もよく似てるのね。出来れば綺麗な本が欲しい気持ちはよくわかる〜ε-(´∀`; )
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古書店めぐりとはいっても、
ベストセリングな本を安く手にいれるために
ブックオフを何件も巡るようなタイプの話ではなく、
貴重な本や有名タイトルの初版本を探し歩くなかで、
様々な本と(人と)巡り会う物語。
日本ではメジャーでないネルソン・オルグレンの名前が数回出てくる箇所や、
ディケンズの初版と巡り会う(そして予算が足りず棚に戻す)箇所など読みどころが多い。
そしてスタインベック〜ヘミングウェイ〜フォークナー(とフィツジェラルド)の米文学の大きな流れも見えておもしろい。
数ある初版についてのエピソードのなかで、
なんといってもトリハダものなのは下記の箇所
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わたしたちはおそるおそる手にとった。
もし手のなかでばらばらになったら
弁償しなければならないのでは、と気が気ではなかった。
「表紙を開けばわかるが、表題紙がない。
内容を示すようなものまったくない」
マイクルはまた間をおいた。
わたしたちはしかたなく本をひらき、表紙のつぎをのぞいてみた。
「『ユリシーズ』です」
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読書には、こういうジャンルの楽しみ方もあるのだと知った。私には手が出せませんが。でも夫婦でのめり込めるのは素敵。蔵書について考えるいい機会になりました。
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夫婦で古書店めぐりが出来たらいいなあ、なんて思って読んだ本。海外の古書店事情が描かれていて、日本とはまた違った環境で「ヘェ〜」とつぶやきながら読んだ。敏腕の古書ハンターの視点とは違い、古書初心者が右往左往しながらも、古書の世界を楽しむ視点は読んでいてほのぼのします。
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本好きには、面白くて、なかなか興味深い一冊。
作家であるローレンス&ナンシー夫妻の共著。二人はもともとウォール街の証券会社に勤めていた時に知り合ったそうだが、夫の誕生日にナンシーが『戦争と平和』の古書を贈ることになったのがことの始まり。その本に魅せられた二人は、やがて夫婦そろって古書熱にとりつかれて、古書店まわりを開始。稀覯本の世界、オークションと古書収集の初心者から少しずつコレクターとして成長する様子がとても楽しく語られている。
英米文学を中心とした作家や書物の名がずらり…古書をめぐる知識がちょっと増えます(笑)
たまたま、少し前に、愛書家でも知られる荒俣宏氏のインタビュー記事を目にしたので、なるほどなぁと納得する箇所も多い。
個人で収集出来れば、図書館や博物館に置かれるより、一般の人でも身近に接する機会が増えるだろうが、これが難しかったりするらしい。また、荒俣さんが言ってらしたのは、「ふつうの本と違って次の誰かに渡さなければならない、これは繋げていくべきものなんです」膨大な手間と費用を要するコレクターの本物は、やはり並々ならぬ愛情やただならぬ情熱を本に持っている人たちである。
本書のナンシー&ラリー夫妻も、作家であり読書家であり、本に対する愛情がひしひしと感じられるのが何よりのよさだ。このエッセイ、更に続きもあるようですね~ -
古書収集の魅力に引き込まれていく夫婦の話。本好きにはうなずける場面がたくさん出てきます。
【九州大学】ペンネーム:ゼロ -
本が好きな人は決して読んではいけない
「禁断の書」と言うべく代物でしょう。
だけれども本の知識に関しては目を見張るものがあり
古本収集家の人に関しては必見じゃないかな。
(私はジャンル違いで誰も読まない本専科)
うれしいのは有名な作家の本が何冊も
出ていたこと。
本好きは必見ですよ。
ただし、買いたい病には保障はできません。 -
両人ともに作家であるゴールドストーン夫妻が、いかにして古書の世界に入り込み、のめり込み、落ちていく(笑)お話。稀覯本の楽しさと恐ろしさがよくあらわされているように思える。本好きならかなりはまるお話。反面空恐ろしくなる話でもある(笑)。非常に楽しめた一冊。明日は我が身、かな?
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作家のゴールドストーン夫妻が古書店めぐりにはまっていくいきさつを書いた物。
エッセイというよりノンフィクションかな。
マサチューセッツ州に住むおしどり作家。
二人とも、もとはウォール街で働いていたという経歴。その頃知り合ったのかな。
夫のラリーに装丁のいい「戦争と平和」をプレゼントしようと思い立ったナンシー。
戦争物が好きなのに家にあるナンシーの本は字が小さくて読む気がしないと手つかずだったのだ。近所の本屋にあった本もペーパーバックで大差がない。
古書店に電話したら初版などの高価な稀覯本を扱う所で、けんもほろろな対応。
イエローページで古書店を探して電話し、地図や美しい挿絵もついてたったの10ドルの本を手に入れる。
その本の出所のバークシャー古書商会に行ってみると、普通のコロニアル式の住宅に、壁面はどこも本がビッシリ。
妻が読書家で4階建ての家中に本が溢れていたため、夫が早期引退して二人で古書店を始めたという。
次々に、すばらしい本や好感の持てる店に出会い、古書店のオーナーと次第にお馴染みになって、オークションにまで参加。
店の個性や土地柄の違いも面白い。
最初は、夫婦のプレゼントに無駄に高額なのを買わないようにしようと、古書の値段の安さを競っていたんですね。
しだいにコレクションを作るようにまでなっていくんですが。
魅力的な作家や作品が愛をこめて取り上げられ、19世紀の小説が好きなら共感できること請け合い。
アメリカでの人気作家の動向も。
一般の書店はどこも平積みになっているのが同じようなのばかりで、それが次々に変わってしまうという嘆きは日本と同じ?
オークションも本格的なものはものすごい値段になる。
映画スターなどの大金持ちの代理人が金に糸目を付けずに買うために、法外な額になるのだとか。
感じのわるかった店や途中のレストランでのエピソードもユーモラスに描かれ、すべてが楽しそう。
豪華な本は欲しいとは思わないけど、歴史を感じるエピソードが面白い。見てみたいですね。
1997年発行。続編も出ているそうです。 -
古本に興味がない私ですが、思わず神保町に行きたくなりました(笑)
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面白かったです。普通の人がコレクターになって、どんどんのめりこんでいく気持ちの変化が手に取るように分ります。途中で稀覯本に出会ってしまい、最初は100ドルでも躊躇していたのに、一回手をだしてしまうと400ドルでも安いと思ってしまう心の中の価格破壊が起こるとことか、すごく分ります。お買い物のいいわけには、高いものを買って免疫ができると書いてありましたね。
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ただの本好きな夫婦が、おもしろいくらい順調(?)に古書にはまっていくのが楽しい。
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なんて素晴らしい題名!(笑)
ずぶの素人だった作家夫婦が見事に古書魔道を転げ落ちて行く様が見もの。
これを読むと、海外の古書の雰囲気がわかる。日本と感じが違うんだよね。
向こうじゃペーパーバックはコレクションの対象になっていないけど、
日本でそれに相当するものは文庫か新書ってところ。
無論、それを集めてる人は大勢いるわけだ。
その辺が違うのかな。それから、向こうっていろんな版があるから、それも古書流通の違いを感じさせる理由かもしれない。
日本じゃ、稀覯本は別世界な感じかするけど、向こうはなんか地続きみたいなんだよね(値段は手が届かないけど)。
さらに、製本士の話も度々出てくる。
日本じゃあんまり聞かないもんなー(知らないだけでそういうコレクションの世界もあんだろうけど)。
革張りやら縁のない世界だ。
この辺を読むと、古書蒐集は立派な趣味だ、って言われるのが理解できる。
俺なんかまだまだ情けない……
しかし、それでも、古本者なら思わず笑い、自分のことかと苦笑いする部分が満載。
初版にはまるとことかね。
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