フルハウス―生命の全容― 4割打者の絶滅と進化の逆説 (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房 (2003年11月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150502867

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  •       -2008.03.20

    副題は「四割打者の絶滅と進化の逆説」。著者曰く前著「ワンダフル.ライフ」に対をなす書と。生命の進化がランダム.ウォーク-酔っぱらいのヨロヨロ歩き-と同じであることを詳細に論証し、生命の進化は偶然が支配してきた複線的かつランダムな確率過程であって、決して人類は必然の存在ではなく、生命世界の全容-フルハウス-から見れば微々たる存在に過ぎないと説く。

  • 4割打者の絶滅を統計的に検証し、鋭い考察で、野球界の技術的均衡をその理由として論理展開する。4割打者の存在が生物学的にみて、突然変異的存在というわけでなく、進化の結果、存在の分布確率が減ったと主張している。まぁ、そんないきりたって、論証するようなことかとも思いますが、面白く読めます。でも、4割打者が減ったのが、昔の選手の方が優秀だったとこぼす愚痴を封じ込めるには強力な理論書である。別に、封じ込めなくてもよいけどね。

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著者プロフィール

【渡辺政隆(わたなべ まさたか)】
サイエンスライター。日本サイエンスコミュニケーション協会会長。2019年より東北大学広報室特任教授、2021年より同志社大学特別客員教授。『一粒の柿の種』『科学の歳事記』などの著作のほか、『種の起源』など訳書多数。

「2023年 『知の統合は可能か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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