- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150502904
作品紹介・あらすじ
DNAの断片を増幅するPCRを開発して、93年度のノーベル化学賞に輝いたマリス博士。この世紀の発見はなんと、ドライブ・デート中のひらめきから生まれたものだった!?幼少期から繰り返した危険な実験の数々、LSDのトリップ体験もユーモラスに赤裸々告白。毒グモとの死闘あり、宇宙人との遭遇あり…マリス博士が織りなすなんても楽しい人生に、きっとあなたも魅了されるはず。巻末に著者特別インタビュー掲載。
感想・レビュー・書評
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破天荒でチャーミングなノーベル賞受賞者マリス博士の自伝。マリス博士が終始人生を楽しんでることが伝わってきて、楽しくなる。日頃接することない科学のお話もちょっと勉強になった気がしてお得な気分。
「科学を語る人々」の章では、自分で考えることの大事さ、世の中で言われていることへの疑いの視点を持つことの大事さを学んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【文章】
とても読み易い
【ハマり】
★★★★・
【気付き】
★★★・・
瞑想状態だと、体の電気抵抗が高くなる。 -
帯表
PCR法の意外すぎる誕生秘話とは?
最高に破天荒なノーベル化学賞受賞者の抱腹絶倒の自伝
裏表紙
DNAの断片を増幅するPCRを開発して、93年度のノーベル化学賞に輝いたマリス博士。
この世紀の発見はなんと、ドライブ・デート中のひらめきから生まれたものだった!?
幼少期から繰り返した危険な実験の数々、LSDのトリップ体験もユーモラスに赤裸々告白。
毒グモとの死闘あり、宇宙人との遭遇あり···
マリス博士が織りなすなんとも楽しい人生に、きっとあなたも魅了されるはず。
巻末に著者特別インタビュー掲載
本書は、二〇〇〇年二月に早川書房より単行本として刊行された作品を文庫化したものです
1 デートの途中でひらめいた!
2 ノーベル賞をとる
3 実験室は私の遊び場
4 O・J・シンプソン裁判に巻きこまれる
5 等身大の科学を
6 テレパシーの使い方
7 私のLSD体験
8 私の超常体験
9 アボガドロ数なんていらない
10 初の論文が《ネイチャー》に載る
11 科学をかたる人々
12 恐怖の毒グモとの戦い
13 未知との遭遇
14 一万日目の誕生日
15 私は山羊座
16 健康狂騒曲
17 クスリが開く明るい未来
18 エイズの真相
19 マリス博士の講演を阻止せよ
20 人間機械論
21 私はプロの科学者
22 不安症の時代に
謝辞
訳者による著者インタビュー
訳者あとがき -
ノーベル賞受賞した博士のユニークな自伝。
うん、美智子様との会話とかが載っててへぇーと面白かった。
多分読もうと思ったのはPCR関連でだと思う。
人間性もすごいなと思うけれど、濃い人生送ってんなぁと尊敬する。 -
無類の女好きでバツ4ながらノーベル賞学者ってすごい!
勉強や研究一筋でなく色んな個性があって人間なんぼだよなあってつくづく思う。
とはいえ子供のころから科学遊びに夢中で、ジョージア工科大を卒業して、第一線の研究者として活躍し続けついにはあのPCR技術を確立...、これが出世できる人ってところなのかな。しかし本書で綴られた多様な人生経験は嫉妬するほど羨ましい、(今更だけど)自分ももっと活動的にならなくちゃ。
しかしマリス博士もPCR検査がここまで生活の中に入り込んでくるとは、まさか想像できなかっただろうなあ。 -
自由奔放、奇抜、変人、とにかく愉快なマリス博士。しかし、科学、社会に対して真摯、正直な科学者である。利己的、利権のための科学が蔓延る世の中では、こういった科学者が必要である。その人柄もユニークで、現上皇后との会話、様子からも読みとれる。あらゆる事象に対し、人間の手が届くのは一握りであり、その前では謙虚になり、肩の力を抜きながら、人生を楽しむ、マリス博士の人生は豊かなものだったと感じる。
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20220215 読了
4.8評価、四捨五入で☆5つ
覚書
・デートの途中でひらめいた! ・ノーベル賞をとる
・実験室は私の遊び場
・OJシンプソン裁判に巻き込まれる
・等身大の科学を ・テレパシーの使い方
・私のLSD体験 ・私の超常体験
・アボガドロ数なんていらない
・初の論文がネイチャーに載る
・科学を語る人々 ・恐怖の毒グモとの戦い
・未知との遭遇 ・一万日目の誕生日
・私は山羊座 ・健康狂騒曲
・薬が開く明るい未来 ・エイズの真相
・マリス博士の講演を阻止せよ ・人間機械論
・私はプロの科学者 ・不安症の時代に
理系ではない私が読んでも非常に面白かったので、
ガッツリ理系の夫に読ませたくて堪らない本!w
エッセイで、また読みたいと思ったのは
マリス博士のこの本が初めて。
567パンデ前に、自宅で不審な死を遂げたマリス博士。
この人もいとも簡単に消されてしまった御方の一人
かも…とか、勝手に想像してしまった。。 -
破天荒な人生を歩んだノーベル賞科学者のエッセイ。大半の事柄は証明が難しく、科学者的なアプローチにこだわっていない点が面白かった。彼の長所は嘘をつかないこと、虚飾を張らないことに尽きる。UFOに会った、超能力を体験した、という三文記事が、科学への玄関口として用意されているところに真骨頂を感じた。