- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150502973
作品紹介・あらすじ
「家に馴染むということが、居心地のいい場所を手に入れるための最良の方法」という著者が、農村の家で過ごした子ども時代から、東京の風呂なしアパートやパリのアパルトマンでの思い出、夫婦でアイデアを出し合ったユニークな一戸建て建築体験など、十数回の引っ越し遍歴を語る。不動産めぐりのコツ、家具の選び方、ファッションや食のあれこれなど、その時々の生活スタイルにあった日常の楽しみ方を紹介する極上のエッセイ。
感想・レビュー・書評
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これから引越しだったのでめっちゃ参考になった!
前、違う雑誌に載ってて気になってたこぐれさんち!!めちゃくちゃ引越しを繰り返してたらしい!引越し好きなんだってさ!
パリに突然家買ってみたり、引越しすることになったり、すみながら不便なところを改良してみたり、半年で引越してみたり。笑笑
住む場所って人生に多大な影響与える場所だからこそ、こんなふうに簡単に動けるフットワークの軽さって大事だなぁーと!!!!
いいところもあれば問題のあるとこもあるし、変なとのも全部総括して思い出!!!!!!
そんなふうに思うと、わたしもあと10回くらいは引越ししたいなぁーと思うのでした!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こぐれひでこが今まで住んだ家について全部。
やっぱりパリのアパルトマンと現在住んでいる目黒の家についてがよい。適度にごちゃごちゃしててほっとする感じと、絶対に自分にはない外国人的なセンスと。
こんな家に住めることはもちろん、一から作ったということがうらやましい。 -
どの家もどうやったら快適に過ごせるのかと考えているようで、そこが素敵だった。
無難な色柄を選びがちな我が家だけど、こぐれさんのように赤白ストライプの部屋(一歩間違うとウメズカズオ!)にしてもよいかなー。
スタイリッシュで生活感がないような部屋が紹介されがちなこういう本の中で、雑然さも魅力なのがうれしい。
まねしたいけど、やっぱセンスが違うなー。 -
2009年11月24日(火)、読了。
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イラスト&コラムニストのこいけひでこさんの生まれてから、今までのお家の変遷を語る本。
彼女は17回も引越を経験したそう。人の家って見るのも楽しいから、本で読んでもおもしろかった!いつか私も素敵な家を建てたいな〜。 -
ハヤカワ文庫にこんなキュートな本があったなんて!表紙が藤の盛りのお庭で、美しいー。エッセイスト+イラストレーター・こぐれさんのお引っ越しエッセイです。学生時代に下宿を転々としたご経験から、海外で間借り、東京での外国人仕様住宅など…お引っ越しと暮らした家が語られます。しかもほとんど賃貸契約の更新をしていない(つまり短期)なんて、引っ越し歴の少ない私には信じられない(笑)。お引っ越しした部屋の間取りとインテリアがしゃれたイラストで紹介されており、安下宿もおしゃれに、高級住宅はとても洗練された雰囲気。筆致も軽やかで、すごく豊かな空気を感じます。お部屋や周りの景色の写真も素敵で、引っ越し嫌いの私も「私、人生損してるのか?」とぐらっときてしまう〜。でも、学生時代の「流し台でお風呂」の写真は女子として…潔いけど(笑)。かといって、こぐれさんが贅沢にまかせてお引っ越しをされているわけではく、住む条件がよくなかったり、仕事の都合で海外へ行かなければならなかったり、会社を興したりといった事情とあわせてご紹介されており、大きく環境を変えて気持ちもリフレッシュされるかたなんだろうな、と思います。でも、パリのアパルトマンって、衝動買いできるのかな(笑)。「引っ越し」といえば経済的な問題をリアルに考えてしまって、なかなか踏み切れない部分も多いのですが、そういう重りがないかのように軽々とした雰囲気がいっぱいの、素敵な暮らしのエッセイでした。
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090228(a 090326)
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05,16