ミュンヘン オリンピック・テロ事件の黒幕を追え (ハヤカワ文庫NF)
- 早川書房 (2006年1月19日発売)
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感想 : 19件
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784150503048
みんなの感想まとめ
テーマは、1972年のミュンヘンオリンピックテロ事件を背景に、イスラエルとアラブ間の複雑な対立を描いた作品です。著者は、イスラエル側の行動だけでなく、アラブ側の視点も丁寧に描写し、憎しみの連鎖が生じる...
感想・レビュー・書評
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ミュンヘンオリンピックで起きたブラックセプテンバーによるテロ事件について。
イスラエルと中東情勢の勉強をしていてこの事件が目に止まり購入した。
アリハサンサラメの父親の話から書かれていて、どうしてこういうことになったのかが少し理解できた。少しと書いたのは頭で分かっても生活や文化が今の日本とはあまりにも違うため、軽々しく書けない。信念、信仰と言ったらいいのかわからないが芯が通っていてすごいと思った。テロは決して起こしてはいけないと思うが、この人たちいた環境を考えるとなんとも言えない。戦争で大国が人々のことをよく考えずにやってしまった政策も酷い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9
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1972年6月、ロッド空港事件。9月ミュンヘン五輪(テロリストとの交渉、奪回作戦に失敗し)イスラエル選手9人全員死亡。テロ集団『黒い九月』はイスラエルの抹殺を目的としている…「あらゆる手段を使って」消滅させることが首相も含めた会議で決定された。フォーサイス『神の拳』にもあるがエジプトが元ナチの技術者を招いてミサイル開発しようとしたときには暗殺さえ決行し圧力をかけた…
数々の誤算誤爆はあったが最終的には(怒りに駆られPFLP議長と親密なのを隠さなくなっていた)最高責任者サラメを巻き添えなしに暗殺するのに成功。
17年3月3日、NHK朝番組で小池百合子都知事は「乗るはずだった(仕事が長引いて乗れなかった)飛行機がイスラエルに撃墜され拾った命と思った」『黒い九月』が飛行機に爆薬を満載してテルアヴィブの中心に突っ込むという情報が流れていたのだった(パイロットは砂嵐のためコースを誤り英語が不得手で呼びかけがわからなかった)乗客104人全員死亡。小池知事は「怖いもの」と聞かれて「ありませんねえ」と言っていた。死ぬことが怖くなくても認知症はこわいだろうが、テレビでは言うことをはばかったのだろう。 -
ひさびさのモサドもののノンフィクション。
10年ほど前に読み漁った時期があったのだけど、なぜかこれは読んでなかったのでちょっと読んでみた。
内容はいわゆるモサドものなのだけど、こちらはアラブ側の視点でも多く描かれている点が特徴。これはこれでよくわかった。
この複雑な憎しみの連鎖の中で、イスラエル側、アラブ側の双方がもがき苦しむ姿が生々しい。 -
ミュンヘン事件が描かれているのは一章のみ......詐欺じゃん、と思ったけど、原題は「赤い王子を探せ」だからな。邦題が映画に便乗しただけだった......(>_<)。
扱う題材の割に読みやすくはあるんだけど、エピソードがあまりに多すぎて個々の掘り下げがどれもこれも物足りない(>_<)。特に肝心のミュンヘン事件がね(>_<)。
でもまあ、敵も味方もすこぶる付きの曲者ぞろいだし、対立の構図が明確だから、不謹慎ながらも戦国小説を読んでいるように血が騒いだ( ´ ▽ ` )ノ。イスラエルはいらない( ´ ▽ ` )ノ。
今でも続いているムスリムテロの歴史の一端が学べる良書( ´ ▽ ` )ノ。
一緒にブックオフで買った映画のDVDも、これから観るよ( ´ ▽ ` )ノ。
2015/09/03 -
◆名著である。
◆翻訳ものとしても完成度が非常に高い。
◆タイトルの範囲を超えた濃密な内容で、イスラエルとパレスチナの抗争の歴史がかなりの範囲で理解できる。 -
ミュンヘンオリンピックでイスラエル選手団を襲ったテロの背景を核として、その首謀者サラメの追跡劇をサスペンス風に描いたノン・フィクション。
二人の著者がどちらもイスラエル人のため、どうしてもイスラエル側の見方で書かれていることが読み取れるのが残念だった。テロリストは悪の枢軸であり、イスラエルは彼らと戦う戦士、という構図ができているが、テロが理由無しに起こらないことを忘れてはいないか。しかもこのような凶悪なテロに値する理由があるということを。
「多くの知識人は心の奥底に暴力的な衝動と権力への意思を秘めていることをサラメは見抜いていた。さらに、申し分のない経歴や、地元の知識人のあいだにおける社会的地位、その知性がまたとない偽装となる」
アラファトがテロのボスとして描かれていることに違和感があった。
これは昔、進め!電波少年で笑顔で手を振っていた笑顔の彼の印象があまりにも強いせい。
ここで描かれるアラファトは極悪テロリストの父である。
話としてはとても面白く、映像も浮かびやすい描写でよかったが、イスラエル寄りの見方であったのがやはり最後まで気になった。 -
タイトルこそ「ミュンヘン」だけど1972年09月05日に起こったミュンヘン・オリンピックでイスラエル選手が殺害されたテロ事件の件はほんの数頁のみ。中身はパレスチナのテロリストの3代記を通じて語られるアラブとイスラエルの憎悪の歴史。父親シャイフ・ハサン・サラメはイスラエルによる植民がはじまりパレスチナと対立の高まっていった時代を、息子アリ・ハサン・サラメは戦後、イスラエルがアラブを打ち負かしてゆく時代を生きた。イスラエル当局(モサド)による追跡劇はスパイ小説顔負け。著者のうち片方はスパイ小説を得意としていることもあるんだろうけど、構成が巧みで小説のように読める。ただ、現実の物語であることを忘れさせられるような空恐ろしいような記述も多いんだけども、、、著者が二人ともイスラエル側の人だということを差し引いても面白く読めるノンフィクション。ただ、ミュンヘン事件について詳しく知りたいのであれば、別の本の方がいいかも。
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事実に基づいた話。かなりショックを受けます。
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映画のミュンヘンを見て詳しく知りたいと思い、購入しました。レビューを書いているのが読んでから一年以上経っているので内容を具体的には覚えていないが、事件の内実がよくわかる作品。
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テロリストの壮絶な生き様。まるで小説を読んでるみたいで一気に読んでしまったが、実はノンフィクションと思い出してしばし呆然。中東の血塗られた歴史の勉強にもなったし。
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10/13読了
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映画が見てみたくて読んでみたけど専門用語が多くて話も難しくて途中(半分すぎ辺り)で断念(-_-;)
今度DVD借りてきて映画から入ってみようかな・・・ -
確かお正月映画のCMで、スピルバーグが監督してるおもしろそうな映画って印象があった。
買っていた本をようやく読むことができたのだけれど・・・。
○○は死んだ。。
△△が殺した。
自爆テロ、手紙爆弾・・・。
淡々と書かれる文章には心を動かすものが何もない。
3代続いた、「サラメ」の一族の栄光をたたえ、最後はビンラディンに重ねて終わりを迎える。
すべてがノンフィクションだというけれど、私にはこの殺し合いの記録が何を言いたかったのか、何も心に残るものはなかった・・・。 -
映画『ミュンヘン』の元になった本だそうです。
横山啓明の作品
