マリー・アントワネット 上 (ハヤカワ文庫 NF 316)

  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150503161

感想・レビュー・書評

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  • ソフィア・コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」の原作になった著書だそうです。
    シュテファン・ツバイクのより、読みやすい感じがありました。
    アントニア・フレイザーの方が、アントワネットの気持ちに近いかもしれないです。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00236146

  • ソフィア・コッポラの映画帯付きで平積みになってた。
    読みやすいのに内容も濃い!
    ツワイクも好きだけどフレイザーも好き。
    再読するならこっちを選ぶかな。

  • 上巻はベルばらで言えばMCコミックス3巻位までに当たります。
    オーストリア皇女時代に多くのページを割いています。
    ツヴァイクが眉唾だとして参考文献として採用しなかった、カンパン夫人の回想録を資料としてる為、ツヴァイク作の評伝には見られなかったエピソードが多数記されていて楽しめました。
    軽佻浮薄な側面ばかりクローズアップされがちなアントワネットですが、ここでは優しく慈愛に満ちた母性的な人物像が浮かび上がり好感が持てます。
    また、ルイ16世を含め王族は皆、高価な調度品などに国費を費やしていた、即ち、王妃が一人で無駄遣いをしていた訳ではなく、王族にとって普通の金銭感覚であったと言うことを指摘しています。「倹約家の王、浪費家の王妃」と言う風評は当時のプロパガンダの吹聴によるものなのでは?と推察します。

  • マリー・アントワネットのイメージが180度変わる作品。

    「パンがなければケーキを食べればいい」って名言が残るくらい浪費家で高慢な快楽主義者、って思ってた。
    でも実際はその名言も別の人によるものだったし、美貌や優雅さ、慈悲深さなどを兼ね備えていて国民に支持されてた王妃だった。
    習った世界史嘘じゃん

    カタカナだらけだし登場人物とか役職とか地名とか多くて読みすすめられなくて大変だったけど、その分背景の描写が細かいからおもしろい。
    下巻もそのうち頑張って読もう。

  • [図書館]
    立ち読み:2010/12/16

  • ツヴァイクが主観的に客観的事実を述べているのに対し、こちらは客観的に客観的事実を述べている感じ。最近の本だからか、非常に公平な視点で書かれており、内容も充実。これはツヴァイクと肩を並べるほどの良書。もうアントワネットについては様々な本で書きつくされていると思っていたけど、これはかなり意外でした。

  • 本の整理してたら出てきた。そういやだいぶ前に買ったままで読んでなかったな・・・ということで未読。

  • ソフィア・コッポラの映画『マリー・アントワネット』を観る前に、改めて、彼女の生涯に触れてみようと思い読みました。なかなか、読み応えあります。新しく翻訳された本のせいか最近の研究結果なども含まれています。また、描写が細かく彼女の苦労や生活などが読み取れます。それにしても、当時のロイヤルファミリーっていうか、お姫様ってタイヘンなんだなあと思いました。「お姫様」っていうと華やかなイメージ(ま、たしかに華やかな面もありますけど・・・)だけど、「世継ぎだ世継ぎだと子を生め子を生め」と周りはうるさい。夜の生活のことまでいろいろ口出しするわで、子ども生みマシーンとしか見られてない・・・これはかなりのストレスですね。こんなストレスじゃ、ストレス発散のせいなのか、派手な生活をしまくるのも無理ないなあと思う。そして、彼女の最後は最後で・・・悲惨だし(悲惨すぎる)。

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