0と1から意識は生まれるか 意識・時間・実在をめぐるハッシー式思考実験 (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房 (2009年10月23日発売)
3.32
  • (5)
  • (4)
  • (12)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 115
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150503604

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幅広いジャンルの本を多読するのが好きな人のための一冊。
    生物も哲学も物理も興味があれば多少楽しめます。
    高校で生物をやっていて、多少はノーベル賞の科学方面の新聞記事を読んでいれば高校生でも理解できる部分は多いと思います。

    ただ、かなり高い教養がないとすべてを理解し、かつ反論まで考えられる内容ではないです。
    わからないところを飛ばし読みできない人間には、おすすめできないです。

  • 誰もが興味がある問題を非常にわかりやすく解説してくれている.
    知的好奇心が刺激され続ける読書体験になった.
    波動関数(連續値)をシミュレートする際に離散化して近似することで意識を持つにあたって不都合が出てくる?といったことは考えたこともなかった.

  • どちらかというと科学よりの内容だと思っていましたが、実は哲学よりの内容でしたね。
    葉緑体人間と他のテーマがちょっと乖離しているのも勘違いの元かも。
    細かい説明に向かないとはいえ、どうせなら全編しっかりと会話文で書いた方が良かったかもしれません。
    地の文(というか、作者の独り言?)になったとたんに判りづらくなる印象がありました。
    全体的にちょっと残念だった内容ですね。
    もう少し、内容に統一感があれば。

  • どこかで聞いた名前だと思ったら、受験のときに参考書を活用しておりました。
    葉緑体人間に始まり、アルゴリズムから意識が生まれるかなど、思考実験を通して意識・時間・実在を考えていきます。
    時間/空間が真の実在ではないというのは衝撃ですが、確かに光から見た世界においてはそれは自明であり、人間がいなくとも宇宙は存在し得ます。
    唯識の思想にもつながる考察がなされており、興味深く読めました。橋元先生の著書らしくわかりやすく記載されており、数式はほとんど記載されておりません。高校レベルの物理の基礎知識があれば楽しみながら読めます。

  • 著者と《ドクターψ》という自我を持つ(?)パソコンとの掛け合いの形式でおこなわれる思考実験。「葉緑体人間は可能か」というSF的問題から始まり、表題にある「人工生命は自己意識を持てるか」、そこから「自己意識とは何か」に思考実験はすすんでいくわけだけれど、この本のキモは第4章「時間とエントロピー」と第5章「時間はなぜ過去から未来に流れるのか」から最後まで続く時間論になると思う。物理学が扱う時間と空間はひとつのパラメータに過ぎず、そこにはわれわれが日常感じている過去から未来への時間の流れは存在しないと《ドクターψ》は、いや著者は言う。主観としての時間の謎は生命不在の数学的物理学からは解けないだろうと言うのだ。
    おちゃらけた感じで簡単そうに書かれてはいるものの、内容は高度。半分でも理解できたかどうか。それでも、読んでいる間は「なるほど」の連続。もっと「なるほど」と思うために勉強して読みなおそうと思う。
    本書でも紹介されているし、こういう内容の本によく出てくるロジャー・ペンローズ(著)「皇帝の新しい心」も読んでみたい。

  • なんか、読みにくくて挫折。

    そういえば昔、『シュレディンガーの猫は元気か』も読みにくかった記憶。
    私にはレベルが高すぎるのかなぁ。(==;)

全6件中 1 - 6件を表示

橋元淳一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×