運は数学にまかせなさい 確率・統計に学ぶ処世術 「数理を愉しむ」シリーズ (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房 (2010年7月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784150503697

感想・レビュー・書評

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  • 『それはあくまで偶然です』の著者の1作目。

    話が身近な事柄を例に書かれているので『それはあくまで偶然です』よりも、実はこちらの方が話は分かりやすいかも。

    保険や宝くじは“ダメ”と本書で言われているのに、でも、「もしかしたら・・・」という意識が働いてしまい、保険会社や宝くじの胴元のふところに温めてしまっているんですよねぇ。

  • 一切数式を登場させずにポアソングランピングから頻度主義確率、ベイズ確率までを平易に解説する良書。コロナ騒ぎの現在だからこそ理解したい検査の確率に関する考え方にもしっかり触れられている。
    先日たまたま別の案件でローゼンタール教授御本人とメールをやり取りする機会があったけれど、とても気さくで楽しい方のようでした。

  • 不確実性の中でも特にランダム性について論じる時にやはりこのような説明と考察を述べるしかないのだなと実感した。逆に信用できる内容の本である。

  • 405円購入2013-12-18

  • 人生観を変えるまでは行かなくても、十分世の中を見る目が変わった一冊。
    カジノの莫大な利益がほんの1%、客より有利に設定してあるが故にとは知らなかった。
    確率には何かと可能性を感じる。

  • 身の回りに溢れている「統計」を適用できる物事を、わかりやすく解説した本。
    大変面白く読ませてもらいました。

    個人的に一番面白かったのが、最後の「ランダム性(不確定性)」。

    「神はサイコロを振らない」というアインシュタインの言葉だが、自分は神など全く信じていない。なので、無知のため、つまりまだ知識・技術が及んでいないためランダム性に見えてしまっているという立場よりも、世の中はそもそもランダムである、という方が腑に落ちる。まぁ、この立場の違いは、科学者だからと言うより、単に信仰の問題なんだろうね。

    SF・タイムリープの物語が好きな自分としては、ランダムではない、という立場を取らないとタイムリープの話がそもそも成り立たないから、心苦しいところではあるんだけども(笑)

    そんなランダムな世の中でも、ある程度は統計(数学)を使うことで将来の方向性を決めたり、過去の理由付けができる・・かも?という可能性を、本を読んで得られたような気がします。

  • なるほど。

    「ランダム性のほとんどは、自分自身の無知から来ている。」

  • 【未読】数学的にランダムかつ偶発的に起こる事象ならば戦略を寝る際に、ノイズとして無視してしまってよいわけであり、物事を考える際に良いヒントになる。

  • 宝くじは本当に当たるのか。なぜ「二度あることは三度ある」のか。治安は本当に年々悪化しているのか -- 。これらの疑問に確率・統計の知識を基に答える。運を天にまかせず、賢く意思決定するヒントが得られる書。


    第1章:ランダムな世をロジカルに生きよう――賢く生きるための確率・統計
    第2章:「偶然の一致」を深読みするなかれ――「ポアソン・クランピング」現象
    第3章:「大数の法則」が勝負を決める――カジノがかならず勝つ理由
    第4章:勝率を上げるプロの知恵――ブリッジ、ポーカー、ブラックジャック
    第5章:「犯罪は増えている」というウソ――「回帰分析」でわかること
    第6章:後悔しない意思決定方法――「効用関数」でリスクを見極める
    第7章:そのコマーシャルにご用心――まぐれを見分ける「有意確率」
    第8章:そんなことは起きるはずがない――とても低い確率
    第9章:ここらでちょっとひと休み――確率探偵エース・スペードの事件簿
    第10章:世論調査は選挙結果を予測できるのか――「誤差の範囲」を考える
    第11章:最後はベルカーブに収束する――「中央極限定理」
    第12章:「ランダム性」が救いの手――不確実性を味方につける
    第13章:進化、遺伝子、ウィルス――生物界のランダム性
    第14章:直観を覆す「ベイズ統計」と「条件付き確率」――数学者も間違えた「モンティ・ホール」問題
    第15章:迷惑メールをブロックする――情報化社会を支えるベイズ統計
    第16章:無知、カオス、量子力学――ランダム性を生み出すもの
    第17章:最終試験

  • 確率を考えて人生賢く選択しよう。ていう話だけど、出だしで、飛行機事故に遭う事など絶対にない。とかいうもんだから全く受け入れられないなこの人。と思いながらも読み進めてみた。
    後半から興味のある話も出てきたりしつつ、分かりやすい本なのだろうなと、思いました以上です。

    この著者他にどんなこと考えてるのか、他の本も読んでみたい(ような気がした)。

  • 2010年(底本2007年)刊。◆世の事象を確率・統計学を中心とする数学的方法論で解析する書。保険制度やカジノ(賭博)等現実に即した事例を用いる点、明快な説明のため誇張を利用(「足を切った蛙に跳ぶよう口頭指示したものの、跳べなかったという事実の蓄積は、蛙の難聴の証明」という命題が、相関関係≠因果関係を例証)等彼方此方に工夫を凝らす。◆確かに、何時か何処かで見た説明もあって一気読みしたが、逆に一気読みできるほど判り易いのも確かかと。◆データの誤謬、陥穽に陥りやすいバイアスの例は視点の多様性の増進に資するか。

  • 確率論を扱った本だけれども、まったく難しい数式は一切なく、日常生活に直結するものを例にして説明がなされる。保険は加入すべきか?宝くじは買うべきか?(この答えはみんな知ってるけれど)航空機事故や交通事故に遭う確率、カジノはなぜ儲かるか?ゲームでの勝敗、選挙の当選確率、医療診断の結果?彼女をデートに誘うべきか?等を確率で説明している。
    また、日常生活での行動では、確率以外に意思決定論の効用の概念が無視できない等、確率が全てではないことなど記載されており、非常にわかりやすくスラスラと読める。
    巻末の確率に関する問題で読者がどれくらい確率に理解できたかを著者が求めているのも一風変わっていて面白かった。

  • 確率やらにある程度精通していれば知っている原則。「ギャンブルはやらない」。
    保険に対する態度はちょっと面白かったが、特に目新しい知見は無かった感じ。

    ただ結構丁寧に纏まっているし読み易いので、実際の数字に弱いと感じている方には特にオススメできる。良書。

  • また読み返したい。

  •  処世術というか、確率統計を話題にした本。説明が面白く、すんなりと理解できる点はこのシリーズのすごいところ。ギャンブルねた等あまり興味のない?話題が多いのが難ではあったが・・・

    2回目
     2回目の本が最近増えた気が・・何か読んだ気がすると思いつつ、1回目の半分くらいの時間で再読。かなり納得いったところと、やはり説明に無理があるなあというところが明確になったりと、色々気づきがありよかった。次は専門書に進もうとも思えた。

  • 審査請求手数料を25%引き下げする動きがあるようです。

    特許出願件数が減っているから知財力が低下している。よって、知財力を向上させるためには出願件数を増加させるような施策を講じるべきである。これって、本書の「相関関係≠因果関係」の典型例でしょうか。

    何事もファクトファインディングが大事です。事実に基づいて論理を構築する必要があると思います。そういった意味では、統計学に基づく数字の説明には論理の一貫性があるのではないでしょうか。

    機会があれば、幹部報告などで「今期の出願目標は○~○件、p値は5%です」とでも言ってみましょうか。ピンポイントで数値を言うよりも信憑性はあると思います。

  •  運は神頼みと言う位、運は秋の空と猫と同じようにコントロール不能なものと思われている。しかし、今回の著者は数学者で確率・統計を用いることで予測不可能なことに対処できるとしている。

     カジノ、ポーカー、世論調査、殺人、白衣の研究者の信用など様々な点について数学を使うとどうなるか述べている。

     運もはさみと同じく使いようか。運を使いこなせると人生の谷の部分で楽になるかな。

  • 253ページまで読んだ
    ・長くてくどいところ
    ・アメリカの例が多いことや少し昔なため、読みづらい
    ・面白いところもあるがそれ以上につまらないところが多いこと
    ・中古で購入で安価

    意地になって読み進めていることに気付いたため中断

  • 「統計学が最強の学問である、という愛と幻想」っていう下の記事を見て…

    http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/blog-entry-598.html

    統計学の本を読みたいなーって思っていながら、

    目次の中でいくつか、カジノ関係のものがあったので、どうせならということで。

    カジノだとゲームによるけど、プレーヤーに有利なゲームでもざっくり1ゲームごとで50セントずつ負け続ける。(ってことで勝ち逃げ重要)

    ってのと、

    「モンティ・ホール問題」( http://ja.wikipedia.org/wiki/モンティ・ホール問題 )

    のふたつが収穫。

    具体的に例が書いてあるのがいい反面、くどいってのもありながら…

    他の統計学の本は読んだことがないんで、「統計学が最強の学問である」でも見てみようかな。まぁ内容かぶってそうだけど。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:417//R72

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