予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

制作 : Dan Ariely  熊谷 淳子 
  • 早川書房 (2013年8月23日発売)
4.11
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  • 84レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150503918

作品紹介

ゆかいな実験が満載の行動経済学ベストセラーが、文庫に! 推薦/大竹文雄大阪大学教授

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 無知で申し訳ないのですが、
    常々何故経済という予想も出来ないもので
    世の中が回っているのか不思議に思っていました。
    合理的な行動とか全然取ってないんだけど
    これ経済にどう影響するんだろうなどと考えることもあったので、
    行動経済学という分野を聞いた時、
    お、面白そうと感じ、読み進めること数冊。

    中でもこの1冊は人を巻き込んだ実験と
    その結果が数多く載っているので非常に面白かったです。

    特に印象に残っているのが、無償のものに対価を支払うと、
    逆にやる気が損なわれるという不思議。
    あとは所有効果とか、自分でも知らず知らずのうちによかれと思って判断していることが
    実は全然合理的でもなんでもないということが目からうろこでした。

  • 本書はベストセラー行動経済学入門に、新たに2章を書き下ろし、旧版刊行後の反響を受けた考察を追加した増補版であります。量的なものと、中に書かれている事例の豊富さに圧倒されてしまいました。

    本書は以前から気になっていたので、手にとって読んでみることにいたしました。本書が刊行されて以来、『行動経済学ブーム』だったのだそうです。ベストセラーとなった本書が増補改訂版として、新たに書き下ろされた2章と、刊行後の反響を受けた考察を追加して再登場したものであります。量的な分厚さと、内容の濃さに思い出す際にげっぷをしそうになりながら、キーボードをたたいております。

    さて『これまでの経済学では、人は合理的に行動するものと考えられてきた。だが、本当にそうだろうか』という前提で、詳細な実例を元にそれを検証していきます。本当はおなじ味でも、雰囲気のいいカフェのコーヒーにはファストフード店のコーヒーより高いお金を払っていないだろうか?これは本書の中でも取り上げられておりますが、スターバックスに入ってコーヒーを飲んだことを思い出し、コーヒーそのものに加えて、あの『サードプレイス』と呼ばれる『空間』作りにあの会社はあの手この手を使っていたなぁということを思い出しました。

    また、上等の靴下が必要だったのに、一足ぶんおまけされていた安物の靴下を買ってしまったことは?ということに関しては安物の靴下しか僕ははかないのでそれはよくわかりません。とにかく、人間は経済合理性とはかけ離れた行動を往々にしてとる場合が多いのだ、ということを本書は教えてくれます。その不合理さを研究、解明するのが、行動経済学という新しい学問の分野なのだそうです。

    ここでは、個性的かつ詳細な実験を重ねることによって、人がどのように不合理な行動をとるのかを系統的に予想することが可能になっている。と説いております。そこまで予想されるとこっちとしてはなんだか気持ち悪くなってしまいますが…。

    そして、行動経済学の原理を応用することによって、、「おとり」の選択肢や、価格のプラセボ効果、アンカリングなど、人の理性を惑わす要素を理解するときに、ビジネスや投資、政治の世界でも、驚くほどのチャンスを我々にもたらしてくれるのだそうで、優れたテキストはいくつもの読み方ができる、というのが定説ですが、たとえばここに書かれている知識を応用して多大な業績を上げて立身出世を目指すのか?それとも経済的に仕掛けられた様々なものから自分を守るための『盾』とするのか。それはその人次第です。

  • 人は理屈ではなく感情で動くということがよくわかる本。

  • ノーベル賞でも話題になった行動経済学の本で、多くの実験に基づき、人間お行動や意思決定がいかに不合理かを簡易に説明してくれていて初心者でもわかりやすい。「持てば持つほどもっと欲しくなる」「現金が絡まないと不正をしやすい」「金銭的インセンティブと社会的インセンティブ」「興奮状態に陥ると判断を誤る」「現在バイアス」「所有効果」など。この分野を深く理解することで「合理的な」意思決定ができるようになるだろうし、他人の意思決定に影響を与えることもできるだろう。「人を動かす」の裏バージョン。

  • 行動経済学の非常にとっつきやすい入門書です。著者は’’価格の力’’に関する研究と実験でイグノーベル賞も受賞してます

  • 社会的認知,特に意思決定とか経済行動に関わるようなところの研究成果をいろいろ紹介した本。まちがった誇張もないし1つの章は短いので,ゼミお題本としてよい。
    著者のアリエリーはイグノーベル賞受賞歴もあり。
    カーネマンは行動「経済学者」じゃなくて認知「心理学者」だッ。

  • アカデミックに人の世を教えてくれる面白い本。示唆に富むとはまさにこんなことだと思う。

  • 非常に興味深いほんである。この本で書かれた行動経済学の存在をしったことは、久しくなかった知的な収穫であるように感じる。日常生活において道徳的に行動するために必要なことは何か、ヒトは正しく行動できるのか、できないのはどんな時なのか、色々と示唆に富む内容である。 非常に興味深いテーマには報酬とプレゼントの関係だ。人間の生活には、社会的な生活と経済的生活があり、ボランティアで行うのは社会的な生活から生まれる行動であり、プレゼントは社会生活を円満にする潤滑油になりうる可能性があるが、わずかでも賃金や金銭的謝礼が発生すると経済的な関係が発生してしまうということ。すると、謝礼を受け取った側は自分の行動の貨幣価値を日頃の業務と比較してしまう。このため、謝礼が多く感じたり不満を持ったりする。このことを踏まえて、他人との関係を気付くことが重要である また、テストの前にモーゼの十回やありもしない倫理規定の存在におわせるあるいは、記憶を呼び起こすだけで、ヒトはずる、虚偽の結果報告、(おそらくカンニング)なども発生しにくくなるという実験があった。このことは子どもの教育においても重要な示唆を与えると思う。どんな時も不正はよくないことだと数多く教えられた人間ほど、やはり法を犯したり、ヒトをだましたりする行為をしにくいのではないかと思った。

  • 猛烈に面白い。ただ、なぜ行動「経済学」という新たな分野を打ち立てる必要があったのか、要は、心理学や社会心理学と名乗ってはなぜいけなかったのかは、まだピンとこない。

  • 2017/10/02
    人は経済学的に動くようにはできていない。
    論理的に考えたらおかしい行動も取ることがある。
    それをわかりやすい実験で示している本

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