- 早川書房 (2013年10月10日発売)
本棚登録 : 94人
感想 : 11件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150503932
作品紹介・あらすじ
パリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハン……。彼らの豪邸を狙い、やすやすとブランド物を盗み出していったのは、インターネットを武器にした十代の若者たちだった。
感想・レビュー・書評
-
2008年から2009年にかけて、18歳前後の若者たちがハリウッドセレブの家に次々と侵入、盗みを行った。彼らはなぜ盗みを働いたのだろう。なぜセレブばかりを狙ったのだろう。
主犯格とされる、ニックの証言を軸に、多くの関係者の取材も重ねてまとめられた一冊。ソフィアコッポラによる映画も公開予定。
あふれでる承認欲求と歪んだ憧れ、羨望。検事が陪審員に、シンプルに考えること…計画的か、実際に侵入したのか、何か盗もうとしていたか…を呼びかける。法の裁きとしてはそうあるべき。ただ、犯行を行った若者たちを単に責めるのではなく、ましてゴシップとして消費するのではなく、そこから何かを読み取ろうとする試みとして、素晴らしいノンフィクション。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お金に不自由のない若者たちがセレブの家から服や宝石などを盗んだ事件。
場面や日付がコロコロと変わってしまうので事件や裁判の時系列は少し分かりにくいのですが、文章は(会話が多いこともあり)読みやすかったです。
若者の心理や社会情勢のことに対しても考察されていたのも良かったです。
犯人それぞれの証言やコメントには嘘っぽいものが多く、全てを正直に話していない印象があり、さらには彼らを弁護するはずの弁護士も依頼者を守るだけではない思惑がありそうな人でゲンナリするけれど、p390~のサリカ・キム検事の話す言葉は唯一まともな人に思えました。(著者以外で) -
軽い内容かと思ったら予想外に重くて気持ちがすこしくじけた。
-
2017年2月12日紹介されました!
-
映画で見た。
ソフィアの映画はこれで4作品目。ロストイン〜、バージン〜、マリーアントワネットを見たが、この3作品に共通して、柔らかい色、ガーリー色満載ってイメージだったが、今作はダークで煌びやかなカラーテイストだった。
しかし、変わってないのは音楽のセンスよさ!! -
映画を観る前にと思い読みました。ブリングリングのメンバーの証言や弁護士の話…興味深い点が多々ありましたね。この本が元になってどんな映画になったのか、観に行くのが楽しみです。
-
Sofia Coppola、やっぱり好き。
人物がみんな
不安定なのに、迷いがない。
なんだかんだ
思春期って
一番美しい時期なんだと思う。 -
映画を観た。
おしゃれ映画としては良かった。
やっぱり音楽もセンス良くて。
深読みしないと、そんな感じか…
