デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 1480
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150504076

作品紹介・あらすじ

世界屈指のデザイン会社IDEOがイノベーションの秘訣を公開した名著。深澤直人氏推薦

感想・レビュー・書評

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  • わからん。まじでわからん。今までいくつかデザイン思考の文献読んだけど、けっきょく、デザイン思考が何なのか、ほかと何が違うのかさっぱり理解できない。
    正直、そりゃそうだろ、という要素ばかりなんだよな。そんな当たり前のことのなにがすごいのか。僕が当たり前と思っていることが実は画期的なことなのか、それとも当たり前でないなにかを僕が見過ごしているだけなのか。
    あるいは、その当たり前な要素の組み合わせや繋がりの体系がすごいのか?とも思うのだけど、とても体系化されてるようにもみえない。とかならわかるのだけど、そこもいまひとつよくわからない。
    (本書に限れば、言ってることがページによって違って一貫してないことも、わからなさに拍車をかけている。洞察→観察の順序だって言ったかと思えば、別のページでは観察から洞察を得る、とか書いてるし。どっちなのよ。双方向ならそれでいいけどさ、だったらそう書いてよ、と)
    結局、実践してみないとわからん、ということなのかね。

  • デザイン思考といえばこれ!ってくらい雑誌やネットで推されていたのでとりあえず読んでみた。

    「まとめ」
    基本的な考え方は観察から入り思考の発散(プロトタイプをすぐに作りつつ)、収束を繰り返すことでありいわゆるロジカルシンキングとの違いは大きく2つかなと。
    ①MECEによる分類分けから入るのではなく、あくまで人間の行動観察から入ること
    ②論理構造を全て網羅してから施策を開始するのではなく、初期段階から試作品を作り、実際の行動に合わせて修正を繰り返すこと

    以上2点から、議論の中心に常に”人”の視点があることが理解でき、組織内の業務改善というより組織が社会に対して何を生み出すかというマーケティングの視点に近いものを感じた。

    「感想」
    ・中身については、事例紹介が多く結果論だけが先行するためただ読んでいるだけでは学ぶものは少ない。「デザイン思考とは何か」という教養としはおすすめだが、逆にいえばそこに止まる本であり、当然ながらそれを自分の生活(所属する組織)にどう活かすかは自分で考える必要がある。
    ・何を持って説得力を持たせるかは大切だと改めて感じた。「デザイン思考」を推奨する本であれば一般的な本としての構造にとらわれず、絵やグラフを使用するなど本のデザインに気を配られていると面白かったのでは。。

    「学び」
    デザインについての本でありながら、社内外の自分の立ち位置について改めて考えるきっかけになった。理由は以下2点
    ①”イノベーションはコラボレーションである”こと。
    よく言われることであるが人の生活に役立つ新たな発想は全くの無から生まれる事よりもむしろ既存の価値観の組み合わせによるものが圧倒的に多い。(というか厳密にはゼロから生まれるものなど存在しないと思っている)。仕事外も含め自分の何気ない生活の意思決定がどのような感情からきているのか敏感でいたいと思う。

    ②”良いデザインは良い組織で生まれる”こと。
    おそらく理由は大きく2つあり1つは前述したコラボレーションの接点が多くなること、そしてもう一つがまさにデザイン思考によるものである。
    つまり、いい自転車を作るには「気持ちよく自転車に乗れること」をマーケのみならず組織全体で考える必要がある。まず自らの組織を顧みることから始めるのが有益だと感じた。

  • 【本年度15冊目】
    職業と共に関連づけて考えてみました。

    (1)いかなる個より全体が賢い。
     ぼくはそこへの共感があるかどうか。個へ頼りすぎていることはないか、アイデアの発想と実行はチームで行うべき。ぼくもそれはよくわかっている。チームで働く為に、僕がチームのはぶとなるためにできること、やるべきことは、こうやって経験をデザインしていくことなのでは?
     日常の仕事場のところどころにデザイン思考を考える機会は眠っていて、それが個人のスキルとしてあって、密かにチームの中でも広めていければ…

    (2)プロジェクトとして
     小さなチームをたくさん作り、着想は少人数で行う。プロジェクトスペースが必要で、そこにはポートフォリオも用いていく。子どもたちに権限を引き渡す上でプロジェクトというのは、もっともっと学びたいところ。子どもたちと何のプロジェクトができるだろう。そこに学びの種や、教室を子どもたちが経営する種が広がっているのではないか?

    (3)アイディアの善し悪しを判断するのは…
     発案者ではない。子どもたちがすること。そういった点で僕はもっともっと子どもたちの声を聞きたい。聞くスキルを身につけたい。僕たちが出過ぎるのではなく、子どもたちの声を聴く。簡単そうで一番難しいこと。

    (4)混乱は覚悟する
     クライアント(子どもたち)がプロジェクトに参加すると言うことは混乱が必ず生じるということ。この混乱が教育現場では悪とみなされがちだがもっともっt大切にしていくべき。混乱や失敗は付き物であり、イノベーションまでの道のりは非直線的である。昨年子どもたちと一緒に創った劇のように…

    (5)プロトタイプについて
     初期にできるだけ多く創ること。プロトタイプについては、形あるものだけではない。教育現場で一番いきるのは、「シナリオ」。人間中心となる物語を描くこと。
     カスタマージャーニー。子どもたちが体験する状況の経験を図式化したもの。子ども側にたち、両側から観るということ。
     そして物語のプロトタイプをつくったら、そっと手渡すこと。プロジェクト←→子どもたちでできるまでの橋渡しを自分たちがすること。これが自立的な学び手を生む方法なのではないか。

    (6)デザインしようとしているのは…
     動詞。つまり映画ではなく、映画を見る経験をIDEO社はデザインしようとしている。僕たちも動詞をデザインする。デザイナーが今まで取り組んできた経験について幅広く学び、方法を取り入れていくべき。
     子どもたちはエンドユーザーではなく、双方向プロセスの参加者となるべき。エンドユーザーでもあり、双方向プロセスの参加者かな。ここは両者になれると思う。

    (7)アイデアを私有財産にしない
     組織をかけめぐるように手放すこと。これが学年や学校の財産となる。

    デザイン思考を学びたい。

  • 翻訳が読みにくかった

  • 結局なにが言いたいのかよく分からない本だった。読みにくいし頭に入らない。

  • 「デザイン思考」とは何か。その方法・プロセス、手順について理解することができる。抽象的な議論も多いが、実用的なアプローチも紹介されている上、具体的な例(筆者が実際に携わった企業の活動)も紹介されており、理解を助けてくれる。
    良書。

  • デザイン思考とは新しいアイデアを生み出す手段だと捉えていたが、それにとどまらず、組織改革や社会問題にも通ずることが興味深い。つまり、本質的な変化を促すプロセスと捉えることができるはずだ。

  • 個人的には結構読みにくかった。頭がいい人ならすんなり入ってくるかもしれないけど、1つ1つの話は理科できるけど全体としてのつながりを理解することはできなかった。この前にデザイン思考についての本を読んでいたから多少理解は進んだものの、デザイン思考の入門書ではないかも。

  • <要点>
    人々のニーズと技術資産を結び付けるデザインの思考を、より幅広い問題に適用する
    ・プロセス:着想(課題設定)・発案(アイデア創造・構築・検証)・実現を繰り返す。
    ・目的:技術的実現性・経済的実現性・有用性の3つの制約のバランスをとる。
    ・企業の体系的イノベーションアプローチ、参加型双方向プロセスの社会契約アプローチ

    <ポイント>
    ・着想「洞察(他者の生活)」「観察(表面に出ないこと)」「共感(他者の身になる)」
    ・発散的思考・収束的思考・分析・綜合の4つの心理状態をダンスする
    ・初期段階からプロトタイプを素早く作る。形のないものの場合はシナリオなども。
    ・経験経済:消費から参加へ。現場の従業員による提供。あらゆる接点に最新の注意を。
    ・ストーリー:顧客を惹き込み時間軸に沿って「理解→必要性認識→実行」の道筋を描く。

    <評価・おすすめ度>
    ・従来の直線的な思考ではないデザイン思考は取り入れたい要素がたくさんあった。
    ・一読しただけだと表面的に考えられただけのような気もするので、ある程度試した後にまた改めて読んでみたい。

  • いわゆるデザインシンキングについての解説本で、愚弟的な事例をもとに説明してくれているので、この思考法を知りたい人はこれ一冊読めばエッセンスが掴めると思う。人間中心の開発手法で観察し、インサイトをさぐり、仮説検証・プロトタイピングで素早くカタチを作っていく。もちろんこの手法に異論はないのだが、疑い深い自分としてはこんなに成功確率高いのかなあと思ってしまう。この違和感はなんだろう。もう少し勉強する必要がある。

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