- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504076
感想・レビュー・書評
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外形上だけじゃなくて、ビジネスとかプロセスにデザインの概念を入れよう、ってなことをいいたいのはよく分かった。マインドマップとか「成長方法」マトリクスなんてのは、結構、使えそう。ただ、図を使うとか、もう少し本をデザインしてほしかった(笑)。
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アプリケーション開発やサービス開発にまつわる共通点、ディベロッパーの人間性や日本の国民性など、気になっていた疑問パーツを「デザイン思考」として体系的に勉強したく手に取った。IDEO CEOとして有名なTim Brownは、イノベーションの中でもDesruptive Innovationはアイディア重視で、数を打つ必要もあり、自由度も重要と指摘。
ロジック重視なMBAの世界からMaster of Designの世界の重要性を説いている。ロジックではない世界をロジックを用いて整理するという、難しいチャレンジをしているが、クリエイティブと人間性、実体験を振幅しながら纏めてあり、デザイン思考の世界の理解が進んだ。 -
IDEOのデザイン思考シリーズ3作目。初めてデザイン思考に触れる人であればお勧め。
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デザイン思考に関して最初の一冊に良いと思う。10章、あとがきから読むとメッセージが分かりやすいかも。ケースが豊富だけれど、少し抽象的で(訳があまりよくないのもあると思うが)消化しにくい。
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面白かった。デザイン思考という考えがあり得る気がした
以下気になった所を抜き書き
・デザイン思考は探求のプロセス
・制約がなければデザインは産まれない
・最善のアイデアが生れるのは、デザイナーやエンジニアだけでなく、もちろん経営陣だけでもなく、組織の生態系全体に、実験を行う余裕がある場合だ
・「園芸(盆栽)」スキルを用いて、アイデアを育てたり、切り落としたり
・作って考える(プロトタイプを作り続ける)
・「選択のパラドクス」→人々は多くの選択肢を求めているわけでない。単に、ほしいものがほしいのだ
・信頼を広める
・献血者に、しようと思った理由を簡単な物語に
・不透明な手続きにさらされた乗客は、不安で、反抗的で、非協力的になる
・イノベーションは「数打てば当たる」
・大小のプロジェクトを織り交ぜる -
自分の具体例に落とし込むことが難しい。よく読む必要がある。
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途中からほぼ斜め読みになったのもあって、まとめが難しい。
デザイン思考という言葉を使い、マーケティング、プランニング、プロトタイプを発散的思考で行えば、あらゆる種類の問題を解決できるということかな。
自分の印象としては、全体的に結構普通な事が書かれてると思った。
もっと何かに絞って具体的に掘り下げたり展開して欲しかった。写真付きで。
あと、インスピレーション、アイディエーション、インプレメンテーションとか、デザイアラビリティ、ヴァイアビリティ、フィーザビリティとか、英語で並べるとかっこいいけど、意味は普通じゃない? -
【学び】
・イノベーションの源泉はデザイン思考にある
・デザイン思考には有用性、技術的実現性、経済的実現性のバランスを取ることが大事
・デザイン思考は人間中心のカスタマーエクスペリエンスに基づくアプローチ
・デザイン思考には洞察、観察、共感が必要
・デザイン思考は拡張手法なのでスタートから関わることで最大の効果を発揮する
【所感】
デザイン思考を学ぶには最適。事例が若干多すぎて退屈する部分もあったが、このビッグデータ、WEBの時代に実地での洞察・観察・共感に絶対的価値を起き、問題を解決するストーリーをデザインする。それがデザイン思考。あらゆる仕事やプライベートに応用できると感じた。ここでも感じたのは、イノベーションには分野横断的チームと、ストーリー全体をデザインできるデザイン思考が必要であるということ。確実に身に付けたいスキル。 -
そうかこういう考え方がもう議論されているんだ、と思った。本としては判りにくかったけど、内容は面白かった。
さて、あとは製造業でこういうお客様を巻き込む方法をどう具体的にやれるのか? 考えないと。