100年予測 (ハヤカワ文庫NF)

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  • 早川書房 (2014年6月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150504090

作品紹介・あらすじ

"ローソン社長・玉塚元一氏、JSR社長・小柴満信氏推薦! ジョージ・フリードマン/櫻井祐子訳21世紀半ば、日本はアメリカに対抗する国家となりやがて世界戦争へ? 地政学的視点から世界勢力の変貌を徹底予測する。解説/奥山真司"

みんなの感想まとめ

21世紀の地政学的な変化を鋭く予測した本書は、アメリカの影響力の持続やロシア、中国の動向についての洞察を提供します。特に、ロシアの行動については、著者が描いたシナリオが2023年の現実と重なる部分が多...

感想・レビュー・書評

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  • 2025年5月8日、吉祥寺・よみた屋にあった。
    440円。

  • 21世紀はまだアメリカ時代の幕開け。
    まだまだ始まったばかり。
    世界大戦で疲弊したイギリスの海軍拠点を手に入れ、世界の海を支配したアメリカは、まだ青年期。地政学的にどこを見ても盤石。
    よし、まだまだ米国株は買いですね。
    しかし、ロシアについて大局で当たりまくってる。2009年に書かれたものだが、15年後の現在では。衝突がポーランドやバルト三国ではなく、ウクライナであったことが違うぐらい。資源輸出国としてロシアは力をつける。衝突は冷戦時よりも局所的で、アメリカは軍事支援のみ行い、ロシアを疲弊させる。
    そしてロシアの自壊。これは時間の問題。

  • とても面白かった。2023年の時点でのロシアの振る舞いまではよく言い当てている。中国は自己崩壊に向かうだろうか?日本はアメリカと袂を分つのか?あまりに遠い将来予想を信じる必要はないが、世界のブレーンがこうしたシナリオを真剣に描いて政策に落とし込んでいるのだとしたら、自分たちはどう動くべきなのか真剣に向き合わないとならないだろう。

  • 第72回アワヒニビブリオバトル「【復路】お正月だよ!ビブリオバトル」第4ゲームで紹介された本です。
    2021.01.03

  • 原書は2009年出版で、その時点での内容ということに留意。

    アメリカ基本戦略の五原則
    ①米陸軍の北米支配
    ②南北アメリカにおける強国の台頭阻止
    ③北米周辺の海の支配
    ④全
    海洋の支配
    ⑤ユーラシアの海軍大国の台頭の阻止

    日本の強みとして
    日本は、短期間かつ秩序正しいやり方で、頻繁に方向転換する事が可能で、現に実行してきた
    ・日本は地理的に隔離されているため、国家の分裂を招くような社会的、文化的影響力から守られている
    ・有能なエリート支配層とそれに進んで従おうとする、非常に統制の取れた国民
    →他国であれば混乱に陥るような政策転換を、難なく実行することができる

    地球温暖化の影響には触れられていない。エピローグに記載があるが何らかの解決策が取られることを想定している模様。

  • このような本を読みたかった。2100年の世界を大胆に予想する野心作。1900年の日本人が今の日本を創造することだに出来なかったように、今後の世界が闇であることにワクワクが止まらない。
    21世紀を未だ若いアメリカの世紀と位置づけ、今後はアメリカを中心に世界が回るとしている。確かにアメリカが世界の覇権を握ったのは早くて1945、遅くて1989であり、まだ百年も経っていない。価値間によって力を激らせるアメリカは移民によってこれからも活力を持つ。アメリカの基本的地政学戦略では北米大陸及び海洋を握ればよいのであり、分裂するイスラム世界などテロの脅威ではあっても安全保障の脅威ではないという指摘はうなづける。人口減少によってアメリカ式のライフスタイルが広まり、コンピュータが中心となる世界にも首肯するが、膨張する資本主義の行先はどうなるのか気になる。
    その中で筆者は中国/日本/ロシア/トルコ/ポーランド/メキシコに注目する。
    中国→経済成長の歪みに対抗できず自壊するとしているが本当にそうだろうか。人口減少により覇権は厳しいだろうが、地域大国としては残る気がするが、今後訪れる台湾危機で崩壊する読み?
    ロシア→今回の露宇戦争で自壊するだろう。見事な予想。
    日本→人口減少!アジアの国はどこも厳しいので相対的に地域大国化するのだろうか。中国と競り合うだろうが。
    トルコ→今の調子でアメリカが中東を操縦している限り、地域大国は難しそう。
    ポーランド→EUで主導権を握る展開はわかるが、それ以上は難しそう。
    メキシコ→移民が国境線の変更を生むという指摘はかねてから思っていた。今世紀末に対立が起こるのは頷ける。

    人口動態についての分析が弱いような気がした。確かにこの形で行けば面白いが、あくまで地政学的なものであり、現実はそうはいかないのではないか。
    ただ今世紀の日本の課題は対中戦略であり、人口減少が続く中如何に東アジアで主導権を握り続けられるかである。日中韓台で少子化への根本的解決策を提示したものが地域大国となりそう。

  • 地政学で21世紀の100年を予測するという、たいへんにスリリングな本である。もちろん、神でない身には未来を正確に予測することなどできはしない。しかし、手持ちの学問的知識を動員すれば、アプローチできないでもないということを鮮やかに見せてくれた。

  • 「資源に関連しアメリカと対立したロシアは、軍事支出び耐えきれず、分裂する」のだろうか。

  • 地政学。読みやすい文章で面白かった。最後の章はガンダムしてた。

    日本はどのくらい先か分からないが
    必ず軍国主義が復活すると書かれていた。
    妙に頷ける信憑性みたいなものがあった。

    最後の手段。遠い先かもしれないが、いずれ必ず軍国主義が復活する。(218ページ)
    トルコ・日本・ポーランド。

    宇宙進出はエネルギー問題。
    宇宙戦にかかる膨大なコスト。

  • 数年前に買ったまま、途中で投げ出して暫く積んでいたが、タリバンが勝利してしまったアフガニスタンのことを考えながら2021年09月に手早く読み終えた。

    トルコとポーランドの扱われ方が現在時点からみるとfunnyに思われる。日中関係は、あり得ないことではない一方で、中共がそこまで簡単に弱体化するか、あまり信じることができない。生きている間のニュースで、ポーランドかトルコ、あるいはその両方が重要な地政学的プレーヤーとして語られ出した時、改めてこの本の中盤以降を読み直すことになるかもしれない。しかしまだその時ではない。

    2040-60sに世界戦争が宇宙を舞台にするだろう、と書かれている下りで、これが早川書房において翻訳されたことに少しだけ納得した。

  • 地政学的観点から今後100年に政治・経済に対してどのような動きが見られるかを考察した本である。

    総じて著者がアメリカ人のためアメリカを中心とした論述が多いが理にかなっている点も多くあり、現代の世界を見ても既にアメリカ中心に世界が動いている事から、概ね間違っているとは言い難い。

    また各国の過去の動向から、未来を推察するという流れが多いため、各国がどのように成り立ってきたかを知るいい機会になった

  • 【感想】
    歴史好きな人や世界情勢が気になる人はもちろん、想像力を豊かにしたい人や合理性を失わずに大胆な発想をしたい人にオススメの一冊。
    温故知新とはこういうことかなと思う。

    表紙カバーや目次だけ見ると、
    「2050年日本、トルコ、アメリカ、ポーランドが宇宙で戦争」
    やら、「2100年メキシコvsアメリカ」
    などと書いてあり、一見SFモノかな、と思ってしまうような書きぶり。
    ある意味、この感覚がこの本の価値だ。
    100年と少し前、
    1900年の大英帝国が世界を支配している時代、ロンドンにいたら、今のこの世界を想像できただろうか。
    20年後にドイツが一回戦争に負けて、その後もう一度ヨーロッパを支配しかけるけど、また負ける。
    さらにその後、アメリカとソ連がヨーロッパを二分し、にらみ合いが続く。
    米ソのにらみ合いが終わったら、しばらくしてテロの脅威にさらされる。

    1900年に生きていた人が、2000年までの100年間の出来事を知ったら、SFと思うかもしれない。

    何が起きてもおかしくない。
    そんな未来100年間を、論理性を尊重しつつ描かれている。
    小説と言われてもおかしくないストーリーだが、読んでいると歴史と照らし合わせて、何か妙に納得してしまう。

    なお、2014年頃に発行された本。

    【要約】
    ・21世紀開始時点で、アメリカは驚くほど強力。中国や日本などに比べても、かなり強い。重要なのは世界の海洋を支配していること。
    ・アメリカの戦略として、対テロ戦争において、イスラム世界が混沌としていれば、アメリカの勝ち。(地域大国が出没しなければ良い)
    ・人口爆発の終焉→人口減少とコンピューターが新しい世界を作る
    ・次の紛争の火種は、中国、日本、旧ソ連、トルコ、メキシコ
    ・中国は世界的国家になることはない。(過去の日本の経済成長が、理想的な資本主義による成長ではなく、銀行システム、郵便局、その他政治的要素によるものだったのと同じように。)2020年頃アメリカは中国の挑戦を受ける→中国は政治的崩壊で分裂
    ・2020年を過ぎた頃ロシアは資源輸出国として生まれ変わり、各方面へ進出→ロシアの自壊で終焉
    ・中国、ロシアの崩壊→アメリカと同盟を組んだ、日本、トルコ、ポーランドが大陸の空白地帯に進出
    ・2040年、勢力が拡がりすぎた日本、トルコに対してアメリカは締め付けを強くする。宇宙戦争の気配。
    ・アメリカ、ポーランド対日本、トルコ。宇宙を制していたアメリカの勝ち。
    ・アメリカの黄金期
    ・メキシコが経済的に発展。メキシコはアメリカに大量の移民も有してアメリカへの影響力も有しており、アメリカに挑戦する。


    【気付き】
    ・この世界、前提が帝国主義で成り立っていることを、未来予測という形で忘れないようにしてくれる。

  • 地政学としてどうなるかを予測した本。
    アメリカ人が書いているからか、基本的にはアメリカに都合のいい予測になっている。
    でも、20年先の予測も難しいわけだから、どれくらいあたるかは、よく分からないところ。
    この本にある変化がありうるならアメリカが分裂してどこかの州が独立ってこともあっても、全然不思議ではない感じだ。

  • 文字通り、100年後の未来を予測した一冊。

    今後、対ロ封じのためにポーランド、トルコ、日本が力を伸ばし、それらはアメリカの対戦した後、最終的にはアメリカの隣国のメキシコが力を伸ばすという新説は面白かった。
    しかし、今後大国が戦争するということに(たとえ限定的であったとしても)リアリティが感じられなかった。

  • 地政学から21世紀の100年を予測する!
    2015年暫定1位

  • 原書は2009年の著作。2014年に文庫化。2018年の本日読了。
    2009年において向こう100年の世界地図を予測する内容。あくまで推測であるも、前半はそれなりに現実味を帯びており興味深いものがあるも、後半から終盤にかけては宇宙戦争へ突入していく。あまりに先過ぎてピンと来なかった。
    著者の予測では今後もアメリカ一強が続き、ロシア、中国が破綻。ヨーロッパも衰退し、日本とトルコが強大なアメリカに対抗しようとするとの予測。参考まで。
    せめてもう少し予測範囲を絞った方が良いような気がした一冊。

  • 全体に非常に示唆に富む。
    想像的であり、かつリアルである。
    時間、空間の軸に対する理解が多層的。

    P107
    次の地政学的大地震が起こる場所はどこか?
    ①環太平洋地域
    ②ソ連崩壊後のユーラシア
    ③ヨーロッパの枠組み
    ④イスラム世界
    ⑤アメリカとメキシコ

    2020年
    中国、ロシアの分裂

    アメリカの一国強国体制は続く
    →アメリカに脅威を与える国は限られている。
    日本、トルコ、メキシコである。P232まとめ
    日本はシーレーンの確保のため、海軍力(宇宙含む)を強化する。
    トルコは経済成長に伴い、拡張的になる。
    もともと地理的要衝に位置し、ロシアの弱体化、イスラムの混乱に乗じて、指導的イスラム強国として勢力拡大。
    それに対するプレーヤーとしてポーランドがある。
    ポーランドはロシアの弱体化に伴い東方に緩衝地帯を求め進出する。(ドイツ、ロシアの双方から攻められるという積年の懸念を解消するため)
    しかし、南からは不安定なバルカン地域に影響力を拡大したトルコが迫る。
    アメリカはトルコの勢力拡大を好ましく思わず、対抗馬としてのポーランドを支援。

    また、お決まりの自決主義と民主主義的価値観の原則を持ち出して、日本とトルコを国家主権を脅かし人権を侵害する存在に仕立てあげるだろう。P251

    その他気になる考察
    ①20世紀の世界大戦は大量の銃器、自動車、戦車、戦艦、戦闘機を使用し、生産能力勝負の総力戦だった。
    しかし、21世紀は核兵器の登場と、精度の向上で、一撃で強烈なダメージを与えられるようになった。
    これは、アメリカが進める衛星と超音速ミサイルを活用した攻撃体制でさらに高まる。
    その点で、軍事攻撃に必要な労働力は少なくなり、むしろ科学者、技術者が重要になる。

    しかし、領土の占領はいまだに多大な労働力を必要とする。これは軍ではなく警察の仕事に近い。敵と良民を区別する文化的理解が必要とされる。この仕事は今より簡単になることはなく、今後も大国の弱点となるだろう。P270

    ②技術が雇用を奪うという予測は、これまでも繰り返し立てられてきた。だが、そのたびに正反対のことが起こっている。
    2060年頃からは失業率の上昇が見られる。


    気になるキーワード
    P275 ラグランジュ点
    2つの天体からの重力が安定する場所。地球と月のラグランジュ点は宇宙ステーションの候補地とされ、宇宙の地政学的に重要。

  • 地政学的に予測した21世紀。

    地理的な条件が国際関係や経済、軍事に影響を与えるという発想は納得できるが、「歴史は繰り返す」だけなのだろうか?
    アメリカが大戦の主戦場から離れた位置にいることから、第三次世界大戦後も、第二次世界大戦後と同じような経済の黄金期を迎える―。
    う~ん。
    半分はそうかも、と思うけれど。
    そうしてやってくる戦後の世界がいいものとはとても思えないのだ。

    第三次世界大戦は、日本・トルコ連合国と、ポーランド・アメリカ(中国、韓国なども)の図式だそうだ。
    まず前提として、中国やロシアが二〇年代には崩壊するらしいんだけれど、中国やロシアはそんなに簡単に崩壊するだろうか?
    その隙をついて資源を求めてアジアに進出した日本とアメリカがぶつかる、ということらしい。
    それより少子高齢化に苦しむ日本が、戦争をするような経済力が保てているのか?
    主戦場が宇宙になっているというのは、ありうべきことだが、現在の日本の状況から考えても、とても太刀打ちできるとも思えない。

    本自体はとても読みやすいのだが、一度本を置くとしばらく手に取る気がしなくて、ズルズル一か月もかかってしまった。
    何か、読むと暗澹たる気持ちにさせられるから。

  • 予測部分は一つのSF作品として読んでいた。それにしてもアメリカ礼賛が多かった。また、過去の事例等については不足している知識を補うのに役立った。
    私個人としては、現在の延長線上に未来があると思っていないので、あまり好きなアプローチではない。

  • こういう国際情勢分析・予測の類は好きなので、面白く読みました。
    分析は鋭く、中国・ロシアにおいては見事に的中しているケースを実際に目の当たりにしています。
    これらから先 20、30年の予測については完全に将来予測ですが、一見して信じがたい分析が行われています。曰く、トルコと日本がユーラシアの支配権を強め、アメリカと対立し、最終的には米日、米土戦争が起こるというもの。この分析についてはいろいろと抜け落ちている要素を感じて突っ込みたくなりますが、分析自体は論理的で非常に面白い。

    それ以降は戦争計画から実際の戦争に至る予測が続きますが、かなりSF小説的内容になっており、私は興味を失いました。(国際情勢分析を知りたいのであってSF小説が読みたいわけではないので)

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