- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504151
作品紹介・あらすじ
行動経済学の第一人者が、誰しも抱く「少し得したい」という「ずる」の心理を徹底解明
感想・レビュー・書評
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「ずる」をする人の心理を科学的検証を元に解き明かしていく内容の本で、とても興味深く面白かったです。
自分の経験からも「確かにそうだなー!」と思う話もあり、グイグイ読めました!
ぜひぜひ読んでみて下さい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
既成概念あるいは固定観念を崩される一冊。言われてみればそういうものか、と納得させられる。
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「要約」
人間の不正行為に焦点を当てた行動経済学。
人間は合理的な生き物ではなく、費用と便益を考えて不正行為を働くわけではない。人間が真に不正を働く原因と、その具体的対策をユニークな実験から明らかにしていく。
「感想」
内容が濃密で読み込むのに時間がかかったが、自己と他人の行動を捉える上で学ぶことが多かった。不合理な行動を取ることへの対策を明示してくれているので、知識だけで終わらず実践に活かしやすい。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1258905 -
☆読もうと思った理由は?
・行動経済学のダン・アリエリー教授の3作目
・「ずる」というタイトルに興味を持った
☆どんな事が書いてあった?
・自己的だけでなく利他的(人の為)な理由からも
人間は不正を行う。
・大多数の人は少しの不正(ごまかし」を働き、少数の人が大胆に大幅な不正をする。しかし、被害額は大多数×少額の方が多い。
・不正をなくす為には、監視(人がこちらを見ている写真でも可)が効果的。 -
佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16799418 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788421 -
アリエリー氏のユーモラスな語り口でずるをする人間の心理を様々な実験で解明した内容で面白く読めた。自分の仕事や家庭でも実践できることがあると良いが、この本はあくまで研究結果で実践的に活かせることは少なそうだ。しかし興味深い内容であった
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私たちが持つ認知的柔軟性のおかげで、私たちはほんのちょっとだけごまかしをする分にはごまかしから利益を得ながら、自分も素晴らしい人物だと思い続けることができるのだ。この両者のバランスを取ろうとする行為こそが自分を正当化するプロセスであり、私たちが辻褄合わせ仮説と名付けたものの根幹なのである。
合理的な人間は誘惑にさらされたらたまには食するべきだと考えることもできる。何故か?そうすれば消耗しすぎずに、次にやってくる誘惑を迎え撃つ力を温存できるからだ。
どうにでもなれ効果と言う観点から見ると、人はごまかしにかけてはダイエットととても似た方法で行動することがわかった。一旦自分のルールを破ると、自分の行動を抑えようと言う努力をずっと放棄しやすくなる。そしてそれ以降さらに不品行なことをする誘惑にとてもくしやすくなる。 -
「予想通りに不合理」に引き続いて非常に興味深い内容だった。「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉を思い出したりもしたが、改めて人間の脳は不思議なものだと思った。