- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504496
感想・レビュー・書評
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上巻読了
鬱陶しいと思うところは度々あるけども詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★科学道100 / 導かれたルール
【所在・貸出状況を見る】
http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11730101 -
親の年収や学歴が子供のそれに影響するという話を度々聞くが、その理由に納得した。
幼少期の会話と脳の発達、周り環境の影響、、
真似するニューロンやマシュマロテスト -
ある架空の男女の一生をたどりながら、私たちの意思決定の仕組みを先端研究の成果と豊富なエピソードとともに解明する書である。登場人物の成長過程にあわせて、脳科学や心理学などで証明された事実を織り交ぜており、楽しみながら各分野の知見を学ぶことができる。
1章 意思決定―男女の感じ方
2章 生活観の違い―結婚とセックス
3章 乳児期の成長―親子の絆
4章 「世界地図」作り―脳と学習
5章 愛着―親子関係と成長
6章 学習―友人と学校
7章 創発システム―貧困と教育
8章 セルフコントロール―集中力が人生を決める
9章 文化―成功を決めるもの
10章 知性―IQの限界
11章 無意識の偏見―選択の仕組み
12章 自由と絆―二つの幸せ -
架空の登場人物2人の人生をサイエンスの視点で描いた、
ノンフィクションのようなフィクション。
語られている内容や数値はそれほど斬新ではないものの、
このストーリーがなかなかおもしろい。
また登場人物も魅力的で上巻400ページを一気に読んでしまいました。
印象に残ったのは8章の<セルフコントロール 集中力が人生を決める>
登場人物のエリカが「怒り」に支配されてしまうが、それを克服するストーリーをもとに、認知の問題についてもわかりやすく取り上げられていて、
「認知」「理性(意志の力)」「行動」の重要度も他にないほど理解しやすく下記のように説明してある。
まっとうな人であれば、他人の持ち物を盗んだりはしないが、
盗みたくなる衝動を理性や意志の力で抑えているわけではないのだ。
他人の持ち物を見るときに、
すでに盗みたい衝動が湧かないような見方をしているということである。
嘘をつかずに真実を話すときも、
嘘をつきたい衝動を抑えているというよりは、
真実を知った時点で嘘をつきたい衝動がわかなくなっているのだろう。
そうなるようなものの見方をしているわけだ。
下巻がたのしみ。 -
人生における主な転換点や意思決定の場面を様々な科学の知見を交えて考察している。
今まであまり考えてみなかったり、経験的に感じていたけど確信はなかったりしたことが科学的に示されていることが分かって面白かった。 -
<目次>
はじめに
第1章 意思決定~男女の感じ方
第2章 生活観の違い~結婚とセックス
第3章 乳児期の成長~親子の絆
第4章 「世界地図」作り~脳と学習
第5章 愛着~親子関係と成長
第6章 学習~友人と学校
第7章 創発システム~貧困と学習
第8章 セルフコントロール~集中力が人生を決める
第9章 文化~成功を決めるもの
第10章 知性~IQの限界
第11章 無意識の偏見~選択の仕組み
第12章 自由と絆~二つの幸せ
<内容>
いかにもアメリカ的なノンフィクション読み物。架空の人物たちの人生を描きながら、脳科学や心理学、行動経済学など最新の科学をそこに織り込み、解説していく。基本的に多くの人間の判断は「無意識」がおこなっており、我々が必然と思っていることは、必然ではなく、後付けで脳がそう思わせているのだが、それが科学的読み物の形でなく、小説のようになっているところがミソかな?後半に続く。 -
脳科学・心理学のおもしろい研究結果がたくさん。
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無意識での脳の働きの優秀さを教えてくれる本。ロジカルシンキングが、脳の働きの一部でしかないことに気がつかせてくれる。ポアンカレが、科学と方法で書いている、科学的発見の時の心の動きの経緯とも、かなりの部分で一致している。
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タイトルで大分損していると思う。
タイトルだけでは、良くある成功のためのノウハウ本の様な雰囲気なので、本屋でスルーされてそう。なんかもったいない。
内容は、そんなタイトルからは予想もつかない程の幅広い科学のトリビア満載で語られている。
線を引きたくなる所が一杯。あとで誰かに話したくなる所一杯。