チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来 (下) (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房 (2017年3月9日発売)
3.50
  • (2)
  • (4)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150504922

作品紹介・あらすじ

チューリングが構想しフォン・ノイマンが実
現したコンピュータ開発の「創世記」と天才
達が集ったプリンストン高等研究所の全記録
推薦/森田真生

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジョージ・ダイソン「チューリングの大聖堂(下)」読了。壮大なコンピュータの歴史に深い感銘を受けた。特に第12章“バリチェリの宇宙”では人工生命の着想が計算機開発の初期から存在していた事に興味を惹かれた。また10年以上前の内容とは思えない著者の先見性は現在から未来にかけてのAIの進展を読み解く道標のように思えた。

  • フォンノイマンを中心とした話。
    上巻に比べてると、冗長な歴史的な話がなくなっていくらか読みやすくなった。
    フォン・ノイマンの人生には深く戦争が関わっている。そして、アメリカもその戦争によって人が集まり今のアメリカになったように見えた。

    ENIACの部分で、コンピュータの内部構造すら変更、プログラムの概念が変わった。概念を理解して使うのと考え出すのの差は大きい。
    原爆、そして、水爆というものによってコンピュータが必要とされ発展した。
    今のコンピュータの発展もここから始まった。今はそれを改善しているだけで、発明しているわけではない。
    そう思うと、すごいと思う。

  • 読み終わってみて、タイトルが「チューリングの大聖堂」なのですが、書かれている中心人物は、フォン・ノイマンなので、ちょっと???です。

    ですが、もうすでに、使い古された質問でしょうけど、チューリングやフォン・ノイマンが、もっと長生きしていたら、コンピュータは、どんな進化を遂げたんでしょうね?あれだけの能力がある人が、長生きできなかったのは、非常に残念。

    それと、下巻の後半は、後日譚的な雰囲気ですね。上巻は、高等研究所でのエピソードばかりでしたが、下巻は高等研究所以外での話もたくさん出てきます。それと、フォン・ノイマン後の話もね。

  • 原書名:TURING'S CATHEDRAL

    第10章 モンテカルロ
    第11章 ウラムの悪魔
    第12章 バリチェリの宇宙
    第13章 チューリングの大聖堂
    第14章 技術者の夢
    第15章 自己複製オートマトンの理論
    第16章 マッハ九
    第17章 巨大コンピュータの物語
    第18章 三九番めのステップ

    著者:ジョージ・ダイソン(Dyson, George, 1953-、アメリカ・ニューヨーク州、ノンフィクション作家)
    訳者:吉田三知世(翻訳家)

  • チューリングが出てくるのは第13章だけ・・・

全5件中 1 - 5件を表示

ジョージ・ダイソンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×