重力波は歌う――アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち (ハヤカワ文庫 NF)

  • 早川書房
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本棚登録 : 153
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150505097

作品紹介・あらすじ

2016年2月、「重力波直接観測」の報に世界が沸いた。立役者たちの知られざる人間ドラマを、貴重な直接インタビューを交えて描き出す

感想・レビュー・書評

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  • 当時、浪人生だった自分は、受験に向かう電車の中で、重力波の検出に関するニュースを読んだ。
    その時、マイケルソン干渉系の問題が今年の入試には絶対出るんじゃないかと思っていたが、案の定、複数の大学で、出題されたことをよく覚えている。

    自分は、タイムトラベルについて、自分が生きているうちに可能なのか、もし実現したらどうなってしまうのかと、強い関心を昔から抱いていた。
    ウラシマ効果という重力の強さによって時間の流れが変わるというもの、それと重力波、重力エネルギーというものを用いれば、タイムトラベルが可能なのか?とか色々考えていたので、この重力波というワードは非常に気になる言葉であった
    この本を手に取ったきっかけはそんな感じだ。

    いざ読んでみると、重力波に関する理論的な知識などの内容は一切なく、シンプルに、重力波検出までの歴史を紐解いたドキュメンタリーだった。
    これはこれで非常におもしろかった。
    衝撃だったのが、自分の大好きな映画「インターステラー」の脚本に関わる物理学者が、キップソーンだったことだ!
    思わぬところで、自分の興味がつながり、驚いた。

    研究者の実態を、この本を通して初めてみることができた。理論物理学者の、未知の法則を解明しようとする、飽くなき知的好奇心には、強く尊敬の念を抱かずにはいられない。

  • 自分を信じて研究し続ける厳しさとか、研究者の世界も政治が必要なんだなとか、人間関係のドロドロとか。重力波の発見についてよりは、それを研究する人たちのドロドロエピソードがメインでした。
    重力波は歌う、っていいタイトルと思いました。
    「私たちはブラックホールが衝突する音を聞いた。」

  • 研究の裏にあったごたごたをひたすら並べている。

  • 科学道100冊 2020
    【所在】3F開架 
    【請求記号】440.12||LE
    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/452194

  • 巨大な科学プロジェクトの裏側の人間関係が中心の読み物.

  • 「重力波は歌う」ジャンナ・レヴィン著・田沢恭子・松井信彦訳、ハヤカワ文庫、2017.09.25
    335p ¥842 C0144 (2018.10.22読了)(2018.09.15購入)

    【目次】
    1章 ブラックホールの衝突
    2章 雑音のない音楽
    3章 天の恵み
    4章 カルチャーショック
    5章 ジョセフ・ウェーバー
    6章 プロトタイプ
    7章 トロイカ
    8章 山頂へ
    9章 ウェーバーとトリンブル
    10章 LHO
    11章 スカンクワークス
    12章 賭け
    13章 藪の中
    14章 LLO
    15章 フィゲロア通りの小さな洞窟
    16章 どちらが早いか
    エピローグ
    謝辞
    訳者あとがき
    解説 想いを乗せて、重力波は歌い続ける  川村静児

    内容紹介(amazon)
    2017年ノーベル物理学賞を受賞!
    (ライナー・ワイス、キップ・ソーン、バリー・バリッシュの3氏)
    物体が運動したときに生じる時空のゆがみが光速で波のように伝わる現象「重力波」。
    100年前にアインシュタインが存在を予言しながら、これまで観測されていなかったこの波動を、米国の研究チームがついにとらえた。
    ノーベル物理学賞を受賞した歴史的偉業の裏には、どんなドラマがあったのか?
    天文学の新地平を切り拓く挑戦の全貌を関係者への直接取材をもとに描き出す、出色のサイエンス・ドキュメンタリー。
    受賞者たちの人柄をかつての同僚・川村静児教授(東京大学宇宙線研究所)が振り返る文庫版解説を収録。

  • まさにビッグサイエンス。アインシュタインが1916年にその存在を予測した重力波を検出するための実験装置LIGOの計画から、2016年の初観測まで至るドキュメント。面白い。

  • 直訳的で分かり辛い・・

  • ノーベル賞を受賞したアメリカチームがその偉業を達成するまでに、どんなことが起きていたのか、世界中の研究者たちもまた何を目指していたのか、ドラマチックに語られる。
    重力波が測定された今となっては、重力波測定を目指す研究の結果がこれからの宇宙の解明や物理学の進展にどれほどの可能性をもたらすかが明らかに思えるが、実際にそのプロジェクトを始める時には、成功するのか、成功する見込みがどれほどあるのか、それは経費と時間的にペイするのかを説得し納得させるのは難しい。予算を同様に欲しがっている様々な分野の研究者にしてみれば費用がかかりすぎだろう!と喧々諤々意見が出るのは確かにわかる。「研究者と研究者の理想と理想のぶつかりあい」というものが、非常にリアルに描かれていて、こんなすごい偉業でも、こんな大変なのだなあと、なかなか驚かされた。

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