人体六〇〇万年史 下 科学が明かす進化・健康・疾病 (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房 (2017年11月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150505127

作品紹介・あらすじ

感染症が激減した一方で「現代病」が増加しているのはなぜか? 人類の進化の歴史をたどりながら現代人の抱える問題を明らかにする

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人類の進化の歴史を通じて現代病の原因を探る本作は、自然環境への適応から文化的進化による身体への影響を考察しています。特に、現代人が直面する「ミスマッチ病」は、自己が創造した環境とのズレから生じているこ...

感想・レビュー・書評

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  • 自然環境に何とか適応してきた人類が、今度は自らが創造した文化的進化によって、身体への影響、歪みが生じ、ミスマッチ病として現れてきているという。人間の身体に起きる様々な不具合は、自らがもたらしたものとのミスマッチによって起こるのだ。何とも悲劇的であり、滑稽のようにも感じるが、そういったって、本は読むし、甘いものは食べたいし、お酒も飲みたいし。そこそこ適度な、ちょうど良い加減で体に楽をさせ、美味しいものを食べるっていうのが、難しいのだと思う。

  • 下巻前半はちょっととっつきづらかったが11章からは分かりやすく面白かった

  • 訳が良いのか元の文章が綺麗なのかわからないけどこの長さでも読みやすい。

    n=1ではなく人体の歴史、進化の観点から健康を学びたい人に最適

  •  2回目の読破で、この本の凄さがわかった。人体の進化の歴史を学ばないと現代病を理解できない。
    読んで良かったとしみじみ思う。

  • 医学部分館2階書架:469.2/LIE/2:https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410163253

  • 栽培が成功したのは完新世になってから。気候が安定した。それまでも実験はしていた。
    温暖化で人口が増えたが、狩猟民族は人口密度が高いと生き残れない。
    動物の家畜化はヒツジ、ブタ、ウシ、ニワトリから始まった。
    平均的な狩猟採集民は子供を6,7人生み、生き残れるのは3人。農業が始まると人口成長率は2倍、2000年ごとに2倍、人口爆発。
    現代は教育にお金がかかるから、子沢山は貧乏のもとだが、農業では子供は有益な労働力。
    初期の農業はのちの時代ほど悲惨な労苦ではなかった。狩猟や動物も飼っていて、農業は小規模だった。
    p22

  • (上下巻合わせての感想です。)

    地球上の生命が天文学的時間を経て進化し、ホモサピエンスという種が誕生し、それが圧倒的な食物連鎖の頂点に立って指数関数的に環境を進化させているに至るまでを、人体のメカニズムと比較する形で解説してくれている。

    上巻は主に人間が何故2足歩行になったかの理由や、認知能力、火の使用、食物の摂取で進化した頭部と歯、長距離移動に長けた生物であること等を開設してくれていて、知らないことだらけでなるほどとうなずくばかりであった。
    効率的な食物摂取から発生した農業革命あたりから人体の進化と環境のミスマッチが始まり今に至ることは言われれば確かにって思う。狩猟はハードだけど”人間社会”が生み出すストレスや、進化してここに至った人体機能に相反する肉体的ダメージ(筋肉痛、腰痛、肩こり、痛風など)は発生しない。農業革命は人類にとってある意味退化であるという考え方は面白いなあって思った。

    下巻は長い時間をかけて進化した人体が尋常でないスピードで進化した現代社会にいかにミスマッチであるかを丁寧に紹介してくれている。
    僕は典型的な肥満に苦しんでるけど、進化してここに至った人間の人体構造や分泌ホルモンまで掘り下げて、いかにそれの克服が難しいことが良くわかった...。

    長い時間をかけて生活に順応する形で進化した人体、人体の進化スピードと比較にならない速度で変化して今に至る人間の現実生活、人体と現実生活のミスマッチという新しい概念を知ることができた。

  • 非常に興味深い本だった。

    訳本で、日本語にするとどうしてもまわりくどくなるが、これはまあ、慣れでしょう。

    それよりも、作中の文言とは異なるが、“人間は健康になるために進化したわけではない”、“スムージーも所詮ジャンクフード”、“健康な体はどれも似たようなものだが、不健康な体はそれぞれである”、など、目から鱗が落ちる思いを随所で感じられた。

    だからと言って、ジムに行く頻度が増えたかというとそうでもないのが、情けないところではある。少しだけ、果物をちゃんと食べるようになった程度か。

  • 文化なども楽しみたいなら下巻から読む方がいいと思う。ただ、興味を持たせるネタよりも身体の機能の説明が多いので、人によっては途中で飽きるかもしれない。

  • 読了

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著者プロフィール

塩原通緒(しおばら・みちお)
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業。訳書にスティーヴン・W・ホーキング『ホーキング、ブラックホールを語る――BBCリース講義』(佐藤勝彦監修、早川書房)、スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』(共訳、青土社)、マーティン・リース『私たちが、地球に住めなくなる前に』(作品社)など多数。

「2023年 『UFO vs. 調査報道ジャーナリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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