行動経済学の逆襲 上 (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房
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本棚登録 : 309
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150505479

作品紹介・あらすじ

経済学界の異端児が、心理学者と協働し、仲間を作り、経済学者に反撃する! ノーベル賞に至る、行動経済学誕生のすべてがここに

感想・レビュー・書評

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  • 導入の筆者のテストの点数エピソードから心を掴まれました。愚かな人間の行動を理論化したら、人間はなんて愛らしいのだろうと思います。大好きな経済行動学がまだ少しも認知されてない天動説さながらの時代からノーベル賞に至るまでの物語

  • オーディブル聞き流しだからか、
    内容があんま入ってこなかった。

    予想通りに不合理とかのほうがおもしろいかな。

  • 近年、主要な論文の再現性に疑義がかけられ土台を揺すぶられている行動経済学。その学問が成立し人口に膾炙してきた過程を当事者の口から語られる本書は、そういった懸念材料があったとしてもなおエキサイティングだ。
    合理的経済人(エコン)とは異なり不合理な選択をするヒューマン。その不合理さは人間が人間であるがゆえに生れ出づるもので、だからこそ検証が難しい。それゆえ反駁は不可避なものだ。
    行動経済学なんぞや、を時系列でなぞるという意味で有用だし、学術領域を開拓する物語として読んでも面白い。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/765433

  • 読了日 2021/7/11

    あとでまとめる。めちゃくちゃおもしろい。

  • 内容的には行動経済学の歴史が年代ごとに書かれていますし、リチャード・セイラー氏が駆け出しの頃から、主流派の経済学者らに色々と叩かれながらも行動経済学が発展してきた様が書かれています。
    行動経済学の歴史が学べるという点でも良書ですが、この本の肝は6章の「効率的市場仮説に抗う」は投資をしている人間としてとても興味深かったです。

  • 正論が必ずしも正しいとは限らないということがよくわかる

    文章自体は少々読みづらい

  • それまでの経済学の概念ではありえない現実を解き明かすために生み出された行動経済学。生みの親である著者が、その挑戦の人生を面白おかしく語られた自伝とも言えるものです。他の経済学者と違いぐうたらと語る著者は、最初に疑問に感じた学会の常識に、あきらめず愚直に挑戦する芯の強さを発揮されます。その信念が、同じようなことをしている仲間を見つけ出し、一つの成果を形作っていくところまでが上巻の内容になっています。ある程度の権威を得たところで、この世界の常識と向き合うことになるのですが、、、というところまで。
    人間が行うことなので、シナリオ通りに功利のみ追求する結果にはならない。それは何故なのか。どうすれば分析できるのか。ヒントは心理学なのか。シミュレーションされた人間は「お金」のみに功利的に振舞いますが、「お金」がすべてではない私たちには当てはまらないものがあるということについて気付かされた部分がありました。

  • オーディブルにて。ストーリー仕立てで取り組みやすい。同分野を俯瞰するのに良い。

  • ・プロセペクト理論の鍵となる予測は、人は利得よりも損失に敏感に反応する。
    ・スタンレーは自家の芝刈りに、10ドルのバイト代がもったいないからバイトを使わない。でも隣家の芝刈りを20ドルでやるかと聞いたら「するわけないだろ」と答える。
    ・次の①②は同じ設問なのに、選択が異なる。損失にはギャンブルするが、利得は確実なものを選ぶ。
    ①300ドル貰えた上で、次のどちらを選ぶか。
     A)確実に100ドル貰える(74%)
     B)50%確率で200ドル貰えて、50%確率で何ももらえない(26%)
    ②500ドル貰えた上で、次のどちらを選ぶか。
     A)確実に100ドル失う(36%)
     B)50%確率で200ドル失い、50%確率で何も失わない(64%)
    ・300マイル運転する場合、時速70マイルで走れば時速60マイルよりも43分早く着く。ならば試す価値あり。では、あと30マイルしか残っていないときは、4.3分しか早くならない。ならばやめるか。そうなると、スピードをゴールが近づくにつれてスピードを緩めるべきなのか。
    ・負けが込むと、損を挽回しようと行動する。例えば、競馬の最終レースの大穴のオッズは下がる(みんなが大穴を狙って挽回しようとする)。普段はリスク回避的なプロのトレーダーも負けが込むと最後の四半期に大きなリスクをとりにいく(そして大損を負わせるごろつきトレーダーになる)。これらが、プロスペクト理論の証明となる。

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