リモートワークの達人 (ハヤカワ文庫NF)

  • 早川書房 (2020年7月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150505608

作品紹介・あらすじ

ムダな会議、通勤の苦痛がなくなったはずなのに、なぜかストレス、疲れがたまる!? そんな悩みに応えるリモートワーク完全ガイド

みんなの感想まとめ

リモートワークの実践に役立つ具体的なコツや解決策が豊富に紹介されており、特にリモートワークのメリット・デメリットについての理解が深まります。著者は、リモートワークを取り入れる際に知っておくべき重要なポ...

感想・レビュー・書評

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  • コロナ禍である意味当たり前になったテレワークを、かなり以前から行っていた著者による”リモートワーク礼賛”の本。

    テレワークは個人的にはとても良いと思っています。
    会社までドアツードアで40分と割と恵まれた環境に住まいしているものの、結局、通勤に行く前の準備や会社から帰宅して着替えやら、何やらやっていたら、結局、それぞれ+1時間くらいはかかっているということが分かりました。つまり、仕事に行くという行為だけで1日当たり3時間も費やしているんだなぁーと。

    テレワークを反対する人は、結局、目の前で見ていないと仕事をちゃんとしているか判断できない、という理由をあげることが多いと思いますが、まったくのナンセンス。
    本文中に、そもそも社内であったとしても、変なサイト見てたりさぼっている人は多いというデータも提示されている通り、あなたが見ている前でも、仕事のフリをしている奴はいるんだぞ、と。
    仕事ぶりを把握していなくても、成果達成の有無を可視化できるかが、カギの一つと思います。
    営業マンでノルマがある人はわかりやすいですし、もともみなし労働だったりしますしね。
    また、ラボなどの研究職や工場勤務の人は、テレワークを100%にするのは無理でしょう。しかし、毎日会社に行く必要は絶対にないと思います。家で集中することでより”成果”につながる方法があるはずです。
    まあ、自分が行っている仕事が第三者が見ても分かるようにするところにコツというか、難しさがあるかもしれません。コミュニケーションの問題かもしれませんが・・・。
    テレワークを会社が縮小するっていったら絶対辞めると思うわ。

  • リモートワークを実践している2人の経営者が、リモートワークを行うコツをわかりやすく解説した本。

    リモートワークのメリット・デメリット、リモートワークに関する課題の解決策など、リモートワークを行う際に知っておくべきことが書かれています。

    リモートワークを行うなら、まず本書を読んでリモートワークを理解することから始めましょう。

  • タイトルにある通り、内容は、リモートワーク・自宅勤務をメインに据えた働きかたのススメ、であります。

    コロナを経て、今やリモートでの勤務が概ね機能することは多くの人の知るところとなりました。ですので、本作に出ているような極めて自由なワークスタイルを提供する会社についてはそこまで驚かないかもしれないと思います(それでもすごい会社ですが)。

    オフィスはある。だけれども、来てもいいし、来なくてもよい。休みは自由にとっても良い。むしろ働き過ぎに注意。海外の従業員については委託契約で対応(ベネフィット等換算分を厚めに支払う)。

    素直に聞けば、筆者の会社は羨ましい限りであります。

    ・・・
    で、こうした自由が可能な理由を幾つか筆者は挙げています。

    例えば、採用について。ここは非常に参考になりました。

    筆者の企業はIT系なので、希望者にはまずパイロット・プロジェクトで腕試しをしてもらう。そこをパスしたらオフィスで一か月~数カ月一緒に働いてもらう(当然給料は出る)。その上で現社員からも意見を聞き、オファーを出すとのこと。

    また、リモートということで、コニュニケーションが文字だけになることを考慮して、メールの書き方なども確認するそう。そういう言い方・ニュアンスに配慮できる人を取るってことですよね。これも確かに、と感じました。

    なんなれば、採用には時間もお金も十分かけるということ。そして『実技』と『フィット感』も精査する (P.164近辺)。これは私には欠けていた視点です。履歴書と面接だけしかしないで、それは失敗します。

    そもそも『リモートだと仕事しないかもしれない』という信頼度の人はハナから採用していないのですね。

    ・・・
    また、やりがいや知的興奮を与えられるように会社として努力するという発言もありました(P.61-64)。

    そうした意見は、部下育成術的な本でも『会社のダイレクションと部下のダイレクション(ベクトル)をなるべく合わせる努力をするべし』みたいなことが書かれていたことを思い出します。

    ・・・
    コニュニケーションについても同意できる意見がありました。

    オフィスでの直質問を批判しての文脈ですが、①数時間待てるのならばメールを投げる②緊急の質問ならばインスタントメッセージ③それでも返信が来ないのならば電話をして確認。これをリモートワークでのコニュニケーションのデフォルトに設定すると。

    このように決めていれば、対面で相手の時間をとらずに効率的に仕事ができるとのことでした(P.81)

    対面の直質問の簡易さは私には捨てきれませんが、上記のコニュニケーションについては概ね賛成です。今や会社内はグローバルにmicrosoftのteamsで誰彼なく人の時間に侵入してくるので、あれは本当にいやだなあ(ごめんなさい)と感じております。なにせ、文脈もへったくれもなく突然『これこれを教えてくれ』とか飛んできますし。

    便利なのはわかりますよ。あまりに簡単すぎてうっかり他人にも同じことをしてしまうこともあります。でも、自戒も込めて、私は安易すぎるコニュニケーションは控えたいと考えています。

    ・・・
    で、これらをまとめれば、そもそも成熟した大人(しかもその仕事に熱意を持っている)が、一定のコアルールに基づき、夫々が裁量で仕事をこなす、という会社なのですね、筆者の会社は。

    であれば、リモートでもフィジカルでも何ら問題ないことは自明です。

    ・・・
    その他、リモートにメリットがあることについて幾つか列記しておきます。

    ・フルリモートはDRの代替になりうる(P.118)。確かにって思いました。

    ・給料に格差をつけない(P.165)。都心の給料を設定し、田舎・地方・海外の優秀な人を採用する。これもいい選択だと思います。

    なるほどなあーと思いながら読みました。

    ・・・
    ということでリモートワークについての本を読了しました。

    使えるテクニックというよりも、会社としての建付けや採用から配慮することで自由なリモート体制を構築しているという印象を受けました。

    旧態依然な会社がそのままやってもなかなか上手くいかないかもしれません。ただ、中小や若い会社は試してみる価値がありそうな感じです。

  • リモートも出社も両方体験してる自分からしたら、楽なのはリモートで楽しいのは出社なのだが、家族ができたらまた変わるかもね。
    あと会社的に関東圏内に住むべきとか、移動や持ち込み許可が必要なこととかでだいぶ自由な範囲は狭かったのもある。
    これ10年前なんだ、いいことばかり書いてあるけど自分のベストは週2か3リモート。

  • コロナ前からリモートワークの可能性について説いていた本。みんなで取り組む、こまめなコミュニケーション、本当に急がない場合はチャットやメールベース。

  • 下地はあったのね 日本は揺り戻し中 

  • 「面接の時の適性検査は要らない」という主張はその通りだなと。そのかわりに仕事の成果となる作品等などを見せてもらう。理にかなっていると思いました。
    リモートワークの利点だけでなく、きちんと区切りをつけないとかえって働きすぎる危険があることなども指摘されていました。
    意外だったのは、リモートワークの職場こそ、ポジティブな考え方が出来たり、人とうまくやっていくコミュニケーション能力の高い人が求められるという点でした。
    翻訳も上手なので、読みやすい一冊です。挿画も可愛い。

  • 私は満員電車は大嫌いですが、通勤は好きです。
    目をつぶってうたた寝したり、読書をしたり、オーディオブックを聞いたり、景色を眺めたりなど。
    落ち着いて家でできないことがあるからです。

    ただ、この本を読んで感じた事は、たまに直接会うことはプライスレスというのは、このコロナ禍で最も共感できる言葉です。

  • リモートワークだと仕事の成果が見えにくくなりそうだが、そうはならないようだ。
    仕事の内容をうまく共有する仕組みが必要かも。ソースコードならGitHubを見ればよさそうだがそれ以外はどうしよう。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/768070

  • 考え方や導入時の懸念を解消するように展開されている。勤務者側、あるいはエンジニアとしての観点で具体策が書かれているのを期待した。

  • リモートワークがメリットだらけなのは周知の事実。
    この本ではいかにリモートワークを推進するかに焦点を当てている。

  • 日本ではコロナ渦からがぜん注目を集めたリモートワーク、1999年会社を立ち上げてから数年で事務所を解約してリモートワークを始めた先駆者が語るリモートワークのメリットと発生しうる問題とその解決方法を指南します。著者はプロジェクト管理ツール「ベースキャンプ」を開発するIT会社の創業者、21世紀の初頭からリモートワークができたのはITの会社ならではですが、いまならビジネスをクラウド化さえしておけば、本書の著者の始めたころよりかなり敷居は低いですね。

  • この時勢だからこそ、読む価値アリ。リモートワークをやっている身として、腹落ちする内容だった。

  • リモートワークの目的は、みんなが一番やりやすいやり方で働くこと。
    そして、リモートワークの最大のメリットは、今までムダだったものをさらけ出して重要なものと向き合えるとあり同感。
    仕事そのものが評価の基準となるため、1日の終わりに「給料に見合う仕事をしたかどうか?」と振り返ることを習慣化したい。
    今まで以上に成果が重要になるなと再確認することができました。

  • 目次(「BOOK」データベースより)
    イントロダクションーオフィスのない世界/リモートワークの時代がやってきた/リモートワークの誤解を解く/リモートのコラボレーション術/リモートワークの落とし穴/リモート時代の人材採用/リモート時代のマネジメント/リモートワーカーの仕事スタイル

  • 薄いけど読みやすく、エッセンスは得られる。

  • 評価されるタイミングが難しそうな本

  • コロナのあとの2020年7月くらいに購入。だいぶ前に読了していた。
    よく言われる企業文化というのはいかにあげるような点についての組織に共通する理解のことという記述がわかりやすかった。
    * 顧客に対する姿勢(つねに顧客のいうことを聞くべきか?)
    * 求める品質レベル(まともに動くものか、完璧に動くものか?)
    * 社員同士の話し方(お世辞や社交辞令を使うか。怒鳴ることは許されるか?)
    * 仕事をする量(徹夜してがんばるか、金曜日はみんなで休むか?)
    * リスクのとり方(一か八かの賭けにでるか、安全にゆっくりと成長するか?)

  • こんな世の中になる前に書かれたからこそ信用できる。「部下を見張るのはやめにしよう」など、明るく前向きなフレーズが並ぶ。

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