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Amazon.co.jp ・本 (704ページ) / ISBN・EAN: 9784150505776
作品紹介・あらすじ
若き日のディーリア・オーエンズと夫が、美しく過酷なカラハリの自然と暮らした研究の日々を綴る、ネイチャー・ライティングの傑作。
感想・レビュー・書評
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今年のベスト3に入る一冊。
若き動物生態学者夫婦が、カラハリ砂漠の動物たちを追って過ごした7年にも亘る日々の記録。分厚い本だが、動物が好きなら夢中で読めるだろう。
日中50℃にもなる荒野で熱中症と闘いながら、アナログな機器と身体を使って動物を探し、書いて記録し、来るかわからない補助金を待つ。でも好きなことをやる人たちってなんでこんなに幸せそうなんだろう。
そしてまた、野生の動物が垣間見せてくれる、自然のバランスの凄さ。王者ライオンとの絆、悪者イメージの強いハイエナの驚くべき社会的行動、妻になつく小鳥たち。飢えの最中にあってもコロニーの幼獣に餌を運ぶ雄ハイエナの行為を「運ぶ者が自分の血を絶やさないためにおこなう投資にすぎない」と説明しているが、利他的な愛情によるものと著者が見ていることは明らかで、胸を打つ。
共著であり、夫側のダイナミックな筆致も楽しいが、妻側の丁寧な描写は、この人がのちに『ザリガニの鳴くところ』をものすディーリア・オーエンズであることを考えると超納得だ。
すでにこのとき、旱魃と乱開発でふたりが守ってきたキャンプの地はだんだんズタズタになっていく。冒頭の、獲物を追って疾走するチーターが人の作った柵に激突死する場面から心を裂かれる思いだが、これは70年代の記録であり、すでに描かれた自然も動物も失われて久しいのだろうが、今からでもできることがあるならば、何かしなくてはと強く考えたのでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ザリガニが鳴くところ』を書いたディーリア・オーエンズが夫マークとともに描いたアフリカ、カラハリの滞在記。
ライオンやカッショクハイエナの貴重な観察記録であり、青春の記録でもある。白人としての限界も感じるところもあるが、心打たれる描写も多かった。
読み終わって、そこはかとない悲しみにとらわれる。失なってしまったものの大きさ。もう二度と戻れない楽園。
本の中で、ボーンズやスターは永遠の命を得る。 -
本というより文献。オーエンズ夫妻が行ってきたカラハリ砂漠でのフィールドワークの記録。ザリガニの鳴くところから派生して読んだが、まさに原点。命懸けの研究結果を読ませてもらった。ここまで素晴らしい研究をされていた方だったとは。だからこそ書けた作品であったと納得。長いのでこの手の内容に興味がないとなかなか読み進めるのは大変なのが正直なところだが、目の前でカラハリ砂漠を見ているような気分になれる。
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素晴らしかった。
「ザリガニの鳴くところ」がとても良かったので、その著者が書いた本と知り購入。「ザリガニ〜」の原点はここだったのかと納得した。
ボツワナのカラハリ砂漠での7年間にわたるフィールドワークの記録。と一言で言ってしまうには勿体ないほど壮大で、文明にまみれた今いる世界が本当に同じ地球なのか?と錯覚する感覚に陥いる。ライオンやカッショクハイエナの生態、著者との信頼関係、カラハリ砂漠の気候や生態系、とても深く考えさせられる。そして、よく著者は生きてたな…とも笑。
コロナ禍でどこにも旅行に行けない中、広大なカラハリ砂漠にトリップできて没入できる本だった。 -
過酷過ぎる環境で調査に身を捧げる夫婦によって語られるカラハリの自然
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カラハリの動物たちに負けず劣らず逞しい二人。
途中全然続きが気にならず中断、その間に動物たちの群れと個々の名前を忘れ、誰がどの群れか、親か子か、時にはなんの動物かもあやふやなまま、謎の意地で読み進めた。
断片的にいくつかの部分が印象に残っている。
少し視点を変えてみることを促す人類学者の解説も、巻末にあって然るべき内容だと思った。
地球ドラマチックが好きな人はハマるのではないか。
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なにもかもが圧倒的すぎて、尊敬の念しかない。
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『ザリガニの鳴くところ』が心に残った人へ。あの物語の背景にある自然観や、静かな観察のまなざしがどこから来たのか。その原点に触れられる一冊。
本書は、マーク&ディーリア・オーウェンズ夫妻によるカラハリ砂漠での過酷なフィールドワークの記録。野生動物の営み、人間の介入、そして自然の残酷さと美しさ。そのすべてが、調査レポートのような端正な文体で綴られながら、ページをめくるたびにカラハリの風景が立ち上がってくる。
研究者としてのまなざしと、作家としての感性。その両方をあわせ持つディーリア・オーウェンズの原点を示した本。 -
ザリガニの鳴くところの著者夫婦、実際に育った湿地のリアル。
すごく綺麗で儚くて美しくて生々しかった。
写真集ぽいところもあり。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/768052
ディーリア・オーエンズの作品
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