ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))

  • 早川書房
3.54
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本棚登録 : 271
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150700027

感想・レビュー・書評

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  • 15年くらいの積読本。ブリッジの点数表がキーになっている作品があるっていうのは聞いたことがあったけれど、これがそうだったのかと読み始めてから気づく。事件が起きるまではパッパと段取り良いなあという印象。オリヴァ婦人によるミステリの物語制作話は、クリスティーの創作論が表現されているのかもしれない。すんなりすんなり行くのかと思いきやラストでパタパタっとカードが裏返っていくような展開は、さすがクリスティー。でもブリッジについては巻末のルールを読んでもよく分からなかった。実際にやってみると把握できるのかな。日本人だったら、大富豪とか、あるいは、カードゲームでなかったら麻雀とかだったら、もう少し分かりやすかいか?

  • 途中まではトランプのゲームも分からず話もいまいち入っていかないので退屈な印象。
    終盤でいよいよ本当の犯人に近づいていくところからはスピーディに進むので読み進めやすかった。
    巻末にストーリーで出てくるゲームのルール紹介があるので、ここを少し読んでからの方が話がわかりやすくて良かったかもしれない。

  • 四人の容疑者はどれも殺人の前科者!?犯人もわかり、やれやれとひと息つくと、あっと引っくり返される

  • シャイタナ 被害者 ブリッジパーティーの招待主
    バトル警視 ロンドン警視庁の警察官
    アリアドニ・オリヴァ夫人 女流推理作家 
    レイス大佐 情報部員 
    アン・メレディス 容疑者 内気な美人
    デスパード少佐 容疑者 未開の土地を探索する長身の探検家
    ロリマー夫人 容疑者 ブリッジ好きな初老の女性/過去二度結婚するも相次いで死・夫殺しの疑惑が常に付きまとう
    ロバーツ医師 容疑者 小太りな中年の医師

    「そう、そう-何か変な病気だったねえ?」
    「日本の風土病みたいなもの-買ってきた日本製の髭剃りブラシからうつったの。日本人ってよく注意しないのかしら、怖いわねえ。それからあたし、日本製は敬遠してるの」

    「明日になったらすべてわかるだろう」と彼は呟いた。
     しかし次の朝があのように展開しようとは、彼には全然わかっていなかったのである。
    →ロマリー夫人自殺

  • 刺殺,毒殺

  • 今回読んだのは古い絶版バージョン。

    容疑者が4人いて、その中の誰が犯人なのかを推理していくという趣向。
    アガサおばちゃん、さすがだねえ。そんなパターンも書いてたのか。
    トランプのブリッジ(コントラクトブリッジ)が一つの肝になっている。
    昔少しだけ遊んだことがあって、基本的なルールは知っていたのでそのあたりは無理なく楽しめた。
    ただおかしなところが2つ。
    現場の見取り図が出てくるのだが、特になんの意味もなかった。
    プレイしたときの点数表が出てくるのだが、最初のゲームについて、本文ではロバーツ・デスパード組対メレディス・ロリマー組と書かれているが、点数表だとロバーツ・メレディス組対デスパード・ロリマー組と書かれている。
    何か重要なポイントだろうと思いながら読んだのだが、どうやら単に点数表が間違って印刷されているだけのようで肩透かし。
    これらが主な理由ではないと思うが、話としては今ひとつ。
    意外な結末ではあったものの、なんだかね~という感想。
    まあ、☆3つということで。

  • 最後の最後まで読まないと犯人が分からない。推理小説なのだから、そんなの当たり前なのだが、それにしても面白い。コントラクト・ブリッジの遊び方を知らないと楽しめないのかなと、読む前は思ったけれど、そんなことはなかった。普通に読めば楽しめる。

    特筆すべきは、すらすらと滞りなく読み進められること。翻訳の質がいいのだろう。

  • 奇妙なパーティーと四人の容疑者。ブリッジというゲームが大きな意味を持ちますが、知らなくても、馴染みがなくても問題なく読めます。点数表から人の心理に踏み込んでいくのが面白いです。

  • なるほど、面白い。アガサ・クリスティは大昔に読んだ記憶がありますが、久しぶりにポアロを読んでみました。途中「まさかあの人が犯人だったりして」とか「まさか容疑者全員が犯人と言う事はないよな」とか色々考えたのですが、予想を上回るラストでした。まず、一切の証拠がない。容疑者全員が読めば読むほどあやしい。冒頭で「人によっては退屈かも」と書いてありましたが、面白かったです。というか、読みやすかった。多分私が以前読んだ時より読書慣れしたんですね。それも驚きでした。

  • ヨーロッパではこの小説が楽しめるぐらい、誰もがコンストラクト・ブリッジについて詳しいのだろうか? 題材に馴染みはないが、ゲームの進め方や観察力、注意の向きから人柄を推測する趣向は面白い。

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