オリエント急行の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エルキュール・ポアロ)

  • 早川書房 (1978年10月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150700386

みんなの感想まとめ

密室での殺人事件を舞台にしたこの推理小説は、名探偵ポアロが事件の真相を解き明かす過程を描いています。豪華列車オリエント急行の中で、被害者が12か所も刺され、犯人は乗客の中にいるという緊迫した状況が展開...

感想・レビュー・書評

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  • 『オリエント急行の殺人』
    アガサ・クリスティ

    『オリエント急行の殺人』は、雪で立ち往生した豪華列車オリエント急行の密室状態の中で起きた刺殺事件を、名探偵ポアロが解き明かす推理小説。被害者ラチェットは12か所を刺されて死んでおり、列車は雪に閉ざされて逃亡は不可能。つまり犯人は乗客の中にいる。ポアロは乗客全員の証言を丹念に調べ、ラチェットが実は幼女誘拐殺人事件の犯人カセッティであったことを突き止める。やがて乗客たち全員がその事件の関係者であり、復讐のために全員で一刺しずつ加えた“共同犯行”という驚くべき真相にたどり着く。ポアロはこの真実を前に、法と正義のどちらを選ぶかという難しい判断を迫られる。

  • 途中まで読みましたが、自分には合わないようです
    またいつか読んでみます

  • 世界でいちばん真相が知れ渡っているような推理小説。わたしは残念ながら多勢の方で、オチを知っているまま読みました。
    なので、タイムリープ物の二週目を体験しているような感じで、びっくりもせず、淡々と。
    (アガサ・クリスティでいえば、あの本もそうだった)

    巻末の有栖川有栖の解説にも記載がありますが、この本を何の先入観もなく読むことができた人は幸せでしょう。しかも、推理小説を全く読んだことがない人ではまた効果が薄れるというジレンマ。新刊で読んだ人とかがうらやましい。

    ジャンルの豊潤によって生み出されたマスターピースです。

  • アガサ作品のなかで最も有名なのではないでしょうか?

  • ミステリの歴史を変えた作品と聞いて読んだ。
    確かにレトロながらも凝った作品でただの解決物とは違う味が出ていて良かった。
    現代の刺激的な作品をよく読んでから読んだので衝撃的ではなかったけれど味わい深い作品ではあった。
    海外文学特有の会話調と国籍による偏見などは分からなかったので前半の人物像の理解は難しかった。

  • これが傑作というものか

  • 当時勤めていた印刷会社で作った本。
    確か私は手掛けていなかったと思うけれど、丁度私が在籍していた時に重版されたもの。
    それだけに特別な思い入れのある本。
    初めて読んだのは確か中学生の時、学校の図書館から借りて読んだ、ハズ。
    小学生の時にドイルとポーに出会って本格ミステリの面白さを知り、母親が大好きだったクリスティーはそれまでTVドラマのポアロしか知らなかったんだけど、この作品は魅力的な要素が満載。
    ミステリとしての面白さはもちろん、ロケーションが特別。
    鉄道、それもオリエント急行という豪華客車を代表する特別な列車で起きる密室殺人!
    ワクワクする!様々な国籍・身分・年齢の人間が乗り合わせる列車、雪で立ち往生しどこにも逃げ場がないなか忽然と姿を消した殺人犯。
    現代なら例え何もないところで立ち往生してもすぐに救助のヘリが飛んでくるだろうし、携帯電話ですぐ連絡もつく。
    国籍が違うくらいでは無関係だなんて思い込みも起こらない。どこに誰が居たっておかしくない時代だから。
    最先端技術を駆使した犯罪・捜査技術を駆使した現代のミステリも面白いしワクワクするけれど、昔のミステリ小説にはロマンがあると思う。
    実はポアロの最新作(最近見つかった未発表の原稿)を最近購入したのでこれを機に色々読み直そうかなぁ。

  • 「わたしとしましては、自分の解答をみなさんの前にだしてごらんにいれたのですから、これでこの事件から手をひかせていただくことにして・・・・・・」

    わお!!!
    もうラストは驚きの連続!!!
    名作とは、こういうものをいうんだ、と見せ付けられ、思い知らされた感じです。
    これぞ、ミステリーだ、トリックだ!!と言わんばかりの作品。

    まったく誰が犯人かなんて分からない状態で、少しのヒントで次々に紐解いていくポアロ。
    素晴らしい。よく、そんな小さな綻びから大きく見えていくのか。

    私は、最後、あまりにも驚きすぎて、びっくりしちゃって、「あ!!」と外にもかかわらず声が出てしまった。
    そして、そのトリックの素晴らしさ、まさかの人物の登場に、なんだか泣けてきてしまった。
    それぐらい凄い。

    何よりもラスト。
    最近の推理物では、考えられないような展開。
    ポアロなりの「正義」を見せてもらった。
    かっこいいよーーー。
    もうこれは、クリスティ読破するしかない!と気持ちを新たにさせてくれた1冊なのでした。
    最高!!!!!!

    【10/20読了・初読・市立図書館】

  • さすが名作。
    ストーリー展開や登場人物の個性といい、どれも魅力的でした。
    結末は自分の価値観と向き合う【問い】のような締めくくりで、個人的には読んで良かったと思いました。

  • 小学生あたりで読んだかどうかな記憶…を塗り替えようと読み直し。個人的な感想としてはミステリというより人間の感情的なところに寄ってしまったなぁ。あとみんなすぐ認めるやん。基本良い人たちだもんね…。

    ところどころルビに原文の発音が添えられているのは他の単語や文章と違って何か意味があるのかな…原文で読めればわかるのかしら。

  • 初めてアガサクリスティの作品を読んだ。登場人物が多く把握するのが大変だった。読み進めるうちに事件の概要が理解できたと思う。
    読書ビギナーの自分には翻訳された海外のミステリーは少し難易度が高かった。

  • まさかそんな結末が待っているとはね。ゴツゴツした翻訳で読みにくいけど、意味があるのでこうとしか表現できない部分もある。この話の後日談の方が、個人的には気になるところではある。

  • トルコ・イスタンブールとフランス・パリを3泊4日で結ぶ豪華寝台列車「オリエント急行」。深夜の大雪で立ち往生したこの列車の中で殺人事件が起こります。そこに乗り合わせた私立探偵エルキュール・ポアロが捜査に乗り出しますが、犯行が可能な車両にいた乗客全員に完璧なアリバイがあり…

    全員の供述からは犯人の尻尾が全く掴めない状況。そんな中、わずかな糸口から一気に事件が解決する展開、犯人が仕掛けたトリックが本当に見事です。

    推理小説の醍醐味は「思いもよらないトリック」で事件を起こした犯人を探偵が「いかに推理して特定するか」という点にあると思います。皆さん、この事件のトリックにまんまと騙されるのではないでしょうか。

    一体誰が犯人なのか?嘘をついているのは誰か?ぜひ当たりをつけながら読んでください。

  • 1934年作!オリエント(東方)にまだ神秘性が残されていた時代。
    証言につぐ証言とポワロの推理にグイグイ引き込まれるなあ。

  • ラチェットとは不可避の運命を象徴する不吉な名か、他に聞いたことが無い。いかに高名なポアロでも「護衛してくれれば2万ドル(現在の数千万円?)」とは只事ではない。「あなたの顔が嫌いなのですよ」まるでポアロもグル(彼のいるところ事件が必ず起こる=ゴルゴ13と同じく)、「あとで正体=カセッティだと気づいた」というが╱復讐とは東洋的で刃物で殺すのは音がしなくて好都合/秘書と従僕がいるのに別の車室で「用があれば車掌に呼びに行かせる」システム、なぜ同室にいなかったのか/犯罪組織なら舍弟がいるだろうに使用人の身元調査を怠ったのは致命的

  • 列車内で起きた怪事件に名探偵ポワロが挑む!!

  • これもまた、あまりに有名なトリックもの。
    キャラの描き分けや雰囲気のある舞台が、とってもゴージャス。
    女優さんにしびれました……。
    被害者、あいつならやられちゃっても仕方ない! って、つい思っちゃう。

  • 先ずは素晴らしいと言いたい。
    今更にして初めてアガサ・クリスティを読んだが大変良かった。
    最近、映画公開があったので、原作はどうなのかと思い読んでみた。
    読み始めての感想はこの小説の舞台設定からして既に何か起こりそうなワクワク感がありました。
    そして中盤の乗客への聞き取りから後半への推理と畳み掛ける結論へ向かう辺りは素晴らしいです。
    もうファンになってしまいました。

  • 結末は有名すぎるので、映画を楽しむための予習として。
    古さを感じるが、時代感が良い。巻末の解説でさらに納得がいく。やはり旧訳で読むのが良いと思う。

  • 刺殺

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著者プロフィール

中村 能三(なかむら・よしみ):1903-81年。福岡県生まれ。翻訳家。モーム、サキ、クローニンなどの文学作品からミステリ、SF、児童文学まで多くの訳書がある。主な訳書にクローニン『城砦』、モーム『要約すると』、『サキ短編集』、コリンズ『月長石』、クリスティー『カーテン』など。

「2025年 『シリウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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