忘られぬ死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1985年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150700805

感想・レビュー・書評

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  • 母を愛した男は母と結ばれることはなかったが、遺産を名づけ子のローズマリーに残した。ローズマリーは15歳年上のジョージ・バートンと結婚したが、誕生祝の席上でローズマリーは死ぬ。自殺とされたが半年後「あれは他殺だった」という手紙を夫は受け取る。夫は万霊節の夜同じメンバーでパーティを催すが今度は夫が殺されてしまう。

    ローズマリー、妹のアイリス、夫ジョージ、ローズマリーの恋人アンソニー・ブラウン。同じく恋人で政治家のスティーブン・ファラデー、その妻アレクサンドラ、ローズマリーの伯母とその息子、各人の回想と内面が描かれ、夫ジョージの死によって警察が介入し、まさかの犯人、怪しい行いが実は正体を欺くための仕業だった、などテンポよく進む。

    ローズマリーはとても美人だが頭はからっぽ、と描写されている。火遊び相手のファラデーの貴族の妻が地味な存在として描かれる。各人の性格描写が毎回ながらみごと。しかしイギリスは財を成す人がいて、その遺産を受け継ぐ人がいるんだわねえ。


    1944発表
    1985.5.31発行 1985.11.30第2刷 図書館

  • 一年を経て同じシチュエーション、同じ登場人物で再発した死亡事件の真相を明らかにする、というストーリー。二度目の事件の話が焦点となるが、最初の事件は二度目の事件を起こすための舞台装置にされているように読めてしまったのがちょっと残念か。それにしてもアガサ・クリスティーは結構女性に厳しい。

  • #赤背表紙のクリスティーを再読するプロジェクト 026

    妻の自殺は他殺だったかもしれない....容疑者たる人物には、各人の独白に近い章立てがあり、読者への挑戦を煽る物語。探偵側の個性より容疑者たちのキャラが立つ作品。

  • これは確かにはじめて読む人には
    非常に面白い1冊でしょう。
    ないと思ったパターンがその作品には
    あるのですから。

    ただし、読みなれている人には
    残念ながら犯人は
    推測できてしまうことでしょう。
    構成がそうしか思いつかないように
    なっていますので。

    発想は面白いけれども、
    偽装殺人まで。
    後は平凡な作品です。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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