マン島の黄金 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (2001年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (371ページ) / ISBN・EAN: 9784150700898

みんなの感想まとめ

多様な短編が集められた作品で、クリスティの魅力が詰まっています。特に、クィン氏の作品やドラマの原作となったものが収められており、ファンにとっては嬉しい再会の場となっています。寄せ集め感があるものの、そ...

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだ攻略本より。クリスティ没後に刊行された短編集。タイトルからあまり気乗りしなかったがオススメであるなら‥と。寄せ集め感満載だがドラマの原作物が入ってたのとクィン氏を久しぶりに読めたのが良かった。若竹七海さんの解説も嬉しい。

    • goya626さん
      そう言えば、ホームズの続編だとか、パロディとかはたくさん出てますが、ポアロは出ませんね。いや、私が知らないだけかな。
      そう言えば、ホームズの続編だとか、パロディとかはたくさん出てますが、ポアロは出ませんね。いや、私が知らないだけかな。
      2020/10/20
    • 111108さん
      確かに‥私も知らないです。どなたか詳しい方なら知ってるのでしょうか。
      確かに‥私も知らないです。どなたか詳しい方なら知ってるのでしょうか。
      2020/10/21
    • goya626さん
      あったとして、読んでみたいかどうか。まあ、クリスティーをもう一度読んでみるでしょうね。
      あったとして、読んでみたいかどうか。まあ、クリスティーをもう一度読んでみるでしょうね。
      2020/10/21
  • #赤背表紙のクリスティーを再読するプロジェクト 046
    タイトルの作品は、トミー&タペンス的なノリだけど、読み物としてはちょっと今ひとつ。ミステリ以外の不思議な雰囲気の作品も多く収録されているけど、個人的には最後のハーリー・クインとサタースウェイトの再会が好きだ。

  • 「アガサ・クリスティ」没後に発掘された作品を集めた短篇集『マン島の黄金(原題:Manx Gold)』を読みました。

    『カーテン -ポアロ最後の事件-』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    ミステリの女王、没後21年にして発掘された幻の傑作集。

    『そして誰もいなくなった』 『オリント急行の殺人』など数々の傑作・名作を残し、「アガサ・クリスティー」がこの世を去っておよそ四半世紀。
    研究者の間では、どの単行本にも収録されていない幻の作品の存在がひそかに囁かれていましたが、ついに1997年、新聞や雑誌に一度掲載されたきりで、その後ほとんど日の目を見ることのなかった作品群が発掘され、世界的に大きな話題となりました。
    それが本書です。

    表題作の『マン島の黄金』はイングランド北西部に浮かぶ小さな島、マン島の役人が観光客集めのために「クリスティー」に執筆を依頼した宝探し懸賞小説で、島に実際に隠された四つの嗅ぎタバコ入れの手がかりをちりばめて、嗅きタバコ入れを見つけた者には懸賞金が出ることになっていました。
    しかし、「クリスティー」の手がかりの出し方があまりに巧妙だったために四つのうち三つしか発見されなかったという曰く付きの作品です。

    その他、有名な謎の失踪事件の直前に書かれた興味深い短篇から、謎解きミステリ、心理サスペンス、ロマンス、ホラーまでバラエティにとんだ全十篇を収録しています。
    -----------------------

    「アガサ・クリスティ」没後に発掘された作品を集めた短篇集ということもあり、ジャンルや出来栄えにばらつきがあるような感じがしましたね。

    以下の十篇が収録されていますが、、、

     ■夢の家 - The House of Dream
     ■名演技 - The Actress
     ■崖っぷち - The Edge
     ■クリスマスの冒険 - Christmas Adventure
      ~エルキュール・ポアロ物。中篇「クリスマス・プディングの冒険」の元となる作品。
     ■孤独な神さま - The Lonely God
     ■マン島の黄金 - Manx Gold
      ~マン島の観光客誘致のために企画された、宝探しの手がかりとなる作品。
     ■壁の中 - Within a Wall
     ■バグダッド大櫃の謎 - The Mystery of the Baghdad Chest
      ~エルキュール・ポアロ物。中篇「スペイン櫃の謎」の元となる作品。
     ■光が消えぬかぎり - While the Light Lasts
     ■クィン氏のティー・セット - The Harlequin Tea Set
      ~ハーリ・クィンが登場する最後の作品。

    興味深く読めて愉しめたのは『名演技』、『崖っぷち』、『クリスマスの冒険』、『マン島の黄金』、『バグダッド大櫃の謎』の五篇かな。

    一作品毎にあとがきがあり、作品の解説がしてあるのは嬉しかったですね。


    『名演技』は、女優の名演により事件を解決しちゃう物語、、、

    このトリック… 『検察側の証人』の仕掛けを彷彿させましたね。


    『崖っぷち』は、ひとりの男性に関する二人の女性の愛憎を描いた物語、、、

    ゾクッとする怖さのあるエンディングでした。

    どっちが人生の勝者なのか… 考えさせられました。


    『クリスマスの冒険』は、以前読んだ『クリスマスプディングの冒険』に収録されていた『クリスマスプディングの冒険』の元ネタとなった物語、、、

    本作品に加筆して中篇化した作品が『クリスマスプディングの冒険』なんだそうですが… こちらは短篇なので展開がスピーディーで良いですね。

    単純だけど、騙した方が騙されて… という展開と、そのトリックを利用して犯罪者の目論見を未然に潰してしまう「ポワロ」の活躍が小気味良い作品でした。


    『マン島の黄金』は、実際、1930年にマン島の観光誘致目的のイベント"マン島宝探し計画"ために作られた物語、、、

    この物語を読みながら、マン島で宝探しが行われたとのこと。

    こんな企画、愉しそう… 日本でも「東野圭吾」とのコラボで実現して欲しいなぁ。

    読むだけじゃなく、実際に宝探しをすることで、本当に愉しめる作品ですね。


    『バグダッド大櫃の謎』は、以前読んだ『黄色いアイリス』に収録されていた作品の再読、、、

    これまた、以前読んだ『クリスマスプディングの冒険』に収録されていた『スペイン櫃の秘密』は、本作品を元ネタに中篇化した作品です。

    ということで、内容は知っていましたが、「ポワロ」も感服する巧みなトリックが使われているので、再読でも愉しめました。

    被害者が自ら櫃に入るなんて、なかなか考え付かないですよねぇ。


    『夢の家』はホラー(幽霊物語)系、『孤独な神さま』、『壁の中』、『光が消えぬかぎり』は恋愛系ということで、ジャンル的に興味が薄いこともあり、今ひとつ感情移入できず、、、

    『クィン氏のティー・セット』は、今ひとつ理解できず… ということで、印象の薄い作品でした。


    ということで、自分の嗜好が影響しているのですが、作品毎に好き/嫌いが大きく分かれる短篇集でしたね。

  • 短編集。
    ミステリーだけでなくホラーっぽいのや心理的なものなど。

    『夢の家』『名演技』『崖っぷち』
    『クリスマスの冒険』ポアロ
    『孤独な神様』『マン島の黄金』『壁の中』
    『バグダッドの大櫃の謎』ポアロ
    『光が消えぬかぎり』
    『クィン氏のティー・セット』

  • クリスティの短編集。「クィン氏のティー・セット」目当てに購入。翻訳のノリだとは思うけれど、なーんかサタースウェイトさんの口調がえらいフランクでガッカリ。もっと回りくどく物腰の低い言い回しが彼には合うんじゃないかなぁと……。ハヤカワの古い方の文庫でクィン氏シリーズを訳していた方の訳で見てみたいところ。話自体はミステリと思わなければ割と好き。

  • 中には非ミステリーものの
    作品も含まれていますので
    そこらへんはちょっと注意してくださいね。

    もちろんお勧めといえるのは
    表題作に尽きるでしょう。
    なぜならば宝探しの要素も
    含まれているからです。

    でも現実では
    最後の宝はどうやら
    見つからなかった模様です。
    残念でありますね。

    その他にはあのクィン氏が
    登場する作品もあります。
    直接の参与はしていないものの
    ヒントの提示により
    事件は未遂で防がれます。

    そして最後のあの演出は
    クィン氏かっこいいね。
    と思うでしょう。

  • クリスティーがマン島の村起し?のために執筆した宝探し小説。
    こちらは価値としては資料的なものでしょうが、一緒に収録されていた「孤独な神様」はほのぼのと御伽噺風で好きです。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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