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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150700904
感想・レビュー・書評
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クリスティー作品残りわずか、ミステリーでもなくあまりそそられないと思いながら読む。アクナーテンの思想が独りよがりな気がしつつもフラワームーブメントっぽいと思った。忠臣ホルエムヘブなど人物造形やはり上手く舞台映えしたかも。
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クリスティの戯曲。
戯曲は読み慣れていないが途中からはまるでミステリーの様にページが進んでいった。
今作に登場するファラオ、アクナーテンは愛と平和に憧憬する王なのだが、歴史上は余り評価されていない。彼が憧れる世界は理想郷であり、人間の悪い部分、醜い部分が一切見れていない。
彼の母親であるアイや妻であるネフェルティティ、心から信頼しているホルエムヘブなど彼を慕う人物達も沢山いる中で、大国エジプトのファラオの強大な権力、影響力が如何に秩序をもたらしていたのかという事がとてもわかりやすく設定されている。
当時のファラオは絶対的な存在であり、恐怖の対象でもある。近隣の国々は大国エジプトの恩恵を受ける為、そしてエジプトの豊かさを共有しながら存在していた事がわかる。
加えてエジプト国内も一枚岩では無く、富を得た神官達の怠惰が蔓延り、国民が豊かさを享受できる環境下では無い。
アクナーテンは、神の真理にふれ、国民に愛や平和を説くが、人間の性悪な部分に触れる事は無く、アクナーテンを苦しめていく。
当時のエジプトの力は、一部恐怖心もあり、不正や罪を犯した人物は鼻を削がれたり腕を落とされたりする。アクナーテンは元来の暴力的な治世には反対した訳だが、言葉のみの人物であり、ホルエムヘブの様に行動を起こすこともなくエジプトを貶めてしまう。
それぞれ何が正しいか、正義と悪とは何かを考えさせられる作品だが、明らかにアクナーテンは王の器ではなかった様だ。現代世界においても言葉だけ、魂の無い言葉には力のない事を突きつけられた様で、綺麗事だけでは平和にならないという皮肉を感じた作品だ。 -
#赤背表紙のクリスティーを再読するプロジェクト 045
21世紀になってから翻訳された一冊。殺人は起きるけど、謎解きは皆無で、吉村作治先生解説という古代史ミステリー。 -
途中で止めた。
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ミステリーじゃないです。
歴史戯曲ですのでご注意。
それとさらに注意したいのは
女史らしさが炸裂な文章です。
そう、女性の表現が
強烈なんです。
特にある悪女の表現は
まさに強烈です。
いつの時代もこういう女性が
のさばるものなんですね。
主人公の男は生まれる時代が
早すぎましたね。
現代だったら
そこそこいい男だったでしょうに。
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