盤面の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1977年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150701079

みんなの感想まとめ

遺産相続を巡る奇妙な屋敷での事件を描いた本作は、正統派ミステリの枠を超えた独特の魅力を持っています。登場人物たちの微笑ましいやり取りや、エラリイ・クイーンの考察が織りなすストーリー展開は、時にユーモラ...

感想・レビュー・書評

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  • 故人の遺産相続権を持つ親族が
    遺言に従って奇妙な屋敷で暮らしているのだが、
    そこで事件が――。

    フレデリック・ダネイ&マンフレッド・リーのコンビによる
    エラリイ・クイーン・シリーズの一つだが、
    提供されたプロットに従ってシオドア・スタージョンが代作したという。

    タイトルはチェス盤を挟んで対面している(はずの)対戦相手の意。
    しかし、顔が見えない、正体が掴めない、手筋も読めない……。

    正当派ミステリと思いきや、
    意外にガサツな(笑)話だったので少し笑ってしまった。
    でも、クイーン父子の
    噛み合っているような、いないようなやり取りが微笑ましかった。

  • 期待してたけど今ひとつだったな。
    犯人は意外だったけど、トリックや伏線は弱い気がする。
    「気づけたはずなのに!」みたいな悔しさがなくて面白さが半減。そらわからんわみたいなトリック。
    JHWHの話は説明されてもピンとこない。
    英語に明るければもう少し理解できただろうか。

    面白くなくはなかったけど、「一体誰が黒幕なんだ、、」みたいなワクワク感をイマイチかんじなかったな。
    黒幕がわかっても「へー」みたいなかんじで感慨がなかった。
    エラリイの考察が多すぎるんじゃ無いかな?
    ミスリードは確かにあるのに、読者が「もしや」と思う前にエラリイが否定しちゃうから、私の中での推理パートがなかった気がする。
    いつも推理小説読んでると、読みながら無意識に犯人を考えて、ミスリードに綺麗にハマって「やられた!」ってなるのが楽しいんだけど。
    それが無かったな。
    人には勧めないかな。

  • 舞台の設定、連続殺人、送られてくる紙片に書かれた1文字のアルファベットなどのギミックは面白かったが、結論がイマイチ好きになれない作品だった。
    「実は紙片の解釈が異なっていた」「連続殺人に見せかけて別人の手によるものだった」とか色々作れた気がするが、どれもなし。
    「A=Bでした」はそのパターンもある、と読めたが、その原因や動機などがイマイチ納得できず。

  • これは苦しい。ちょっと何だかなぁ。プロットはダネイだけど小説化にリーが参加していないせいなのか、こなれていない感じがする。どうにも無理があるような。

  • 3

  • 図らずも最初の章が「Yのギャンビット」だったりして。
    犯人探しという点では途中でわかった(第二候補だったけど)のだけど、
    まあ私のような平均的日本人(読んでない人の反論は受け付けません)には
    辛いネタですなあ…。
    前に読んだクィーンにもこのネタは出てきた気はするけど。
    あと、fairnessという意味ではクィーンぽくない気はする。
    調べてないけど後期の作品なんかな。
    一応チェスねたは出てくるけど本筋には全然関係ない。

  • チェス盤のような舞台、誰かが死ぬと生き残った者の取り分が増えるなど、ゲーム性に満ちた設定はミステリー好きにはたまりません。
    メインの謎である「実行犯を操る黒幕の正体」は、今となってはあまり意外性を感じられませんが、当時としてはかなり珍しいのではないでしょうか。ある種の先駆的な作品なので一読の価値はあると思います。
    ただエラリーの推理が残念なレベルですし、盛りだくさんの内容が中途半端になってしまった感が拭えず、シリーズの中ではやや落ちる印象を受けます。

  • 書き物としての完成度は高いが読み物としては?

  • 本格推理小説の傑作を次々と生み出したクイーンも、流石に疲れを見せている。当時としては斬新なはずの犯人の設定も、現在では古めかしく感じざるを得ない。

  • エラリーがなんか妙に馬鹿なのと、オチが強引すぎるのとで消化不良。
    いや、このオチが、当時は衝撃的なものであったことはわかっているつもりなんだけどね。

  • 1963年発表
    原題:The Player on the Other Side

  • ヨーク・スクエアに住む4人の親戚達。ロバート、マイラ、エミリー、パーシヴァル。ロバートの元に送られてきた脅迫状。『J』の文字。殺害されるロバート。ロバートの秘書アーチャー、マイラの秘書アン、ヨーク家の使用人ウォルト。ウォルトのも元に送られるYと名乗る人物からの手紙。新たな脅迫状。エミリー、マイラと殺害され一人残ったパーシヴァル。放蕩ものだったパーシヴァルの会心。何者かによるパーシヴァルの殺害未遂。ウォルトの逮捕と釈放。脅迫状に書かれるアルファベットの謎。ウォルトの持つ聖書に隠された秘密。

     2002年1月20日購入

     2002年1月23日読了

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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