チャイナ・オレンジの秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-31)

  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150701314

感想・レビュー・書評

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  • 1934年に書かれた小説。
    作中「あべこべの国」として描かれる中国像は、現代の目から見るとずいぶんヘンテコだ。「日本庭園の秘密」[ https://booklog.jp/item/1/B00JFLJ4CK ]で描かれた日本も、日本人からすると首をかしげたくなるようなものだから、当時の西欧人にとっての東アジアはそのくらい不思議の国だったのだろう。
    手がかりめいて示されるチャイナオレンジは、「マンダリン書房」という出版社の名前と何か関係があるのか?と期待して読んだが、まったく別方向だった。
    とんでもない高値のつく切手収集の世界については[ https://booklog.jp/item/1/4488003885 ]を思い出した。

  • 3+

  • エラリークイーンの作品。
    やや最後が物足りない感じです。

  • 殺人現場の死体の着衣、絨毯、本棚は全て逆向きに動かされ、あべこべになっていた。なぜ犯人はこんな事を?
    傑作です。

  • 今まで読んだエラリイ・クイーンの中で唯一、読了後に壁に叩きつけたくなった作品。まあ、そういう事も有りますよね。

  • 服があべこべ ネクタイ 神父

  • 1934年発表
    原題:The Chinese Orange Mystery

  • 全体的に展開はあっさりめ。
    なので重厚感を求める人には
    物足りなく感じてしまうかも。

    この作品はミステリーにおける要素が
    少し欠けています。
    まず、被害者が謎。
    そして、犯行現場が作為的にあべこべ。
    ありえないがありえてしまっています。

    最後はある意味圧巻でしょう。
    ただし、えって言う感じには
    どうしてもなってしまいますが。

  • エラリー・クイーン・シリーズ

    ドナルド・カークを訪れた謎の男の死。着ている服から室内の動かせるものすべてがあべこべにされている謎の状況。カークに付きまとう謎の女。女の所持する宝石。男がカークを訪ねた目的は?

     2010年5月29日読了

  • 宝石と切手収集家として著名な出版業者、ドナルド・カークの待合室で、殺人事件が起こった。殺されたのは、ドナルドを訪ねてきた男だったが、身元が分かる物は全く残されていなかった。更に、その男の着衣をはじめとして、部屋のあらゆる物が“さかさま”になっていたのだ。この“あべこべ殺人”の意味するところは一体何なのか?

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