Zの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-44)

著者 : エラリイ・クイーン 宇野利泰

• 早川書房 (1989年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[AKIさんの感想 · 2020年5月11日]

2020/05/11

[argrathさんの感想 · 2019年3月7日]

ドルリイ・レーン4部作としてはX,Y,Zと「最後の事件」が
あるのだけど、このZは一番人気がないらしい。まあ確かにちょっと異色かも。
後は解説が興味深い。

[acoさんの感想 · 2013年2月9日]

前半は少々退屈、後半になりいつの間にやら手に汗握る展開になってました。
エラリー・クイーンは少々苦手……なのか(汗)？
もう少し他の作品も読んでみようと思う

(2013/2/9 読了)

[kaizenさんの感想 · 2012年3月4日]

ＸＹＺのうち、Ｚが一番好きです。

サム警視の娘の素人探偵が活躍するので、一番、身近に感じることができ、とても馴染めます。

Ｘは、恐る恐る読みました。
結末までの長い道のりでした。

Ｚは、楽しみながら読むことができました。
ミス　サムが、結局誰を好きになるのだろうというのが、一番の興味の対象でした。

ＸＹＺを比較して、みると、３作に共通して出てくる人物を、第三話で客観化したところに、シリーズの起承転結があって面白しろいと思いました。

シリーズものを書くときの参考にしたいと思いました。

[zabitanさんの感想 · 2011年3月22日]

Ｘ、Ｙに比べて余りにも話題にされない不遇のＺ。

国名シリーズ用のプロットを流用のため、毛色が違うという裏事情も指摘されていますが、本作のメインプロット、無実の罪の死刑囚救出、裁判と政治謀略、といった話に、読者がどれだけの興味が持てるかということが不遇の原因かもしれませんね。

多くの読者が求めるような、奇妙きわまる事件に、読者の想像を超える犯人、レーンの鮮やかな解決を期待してしまうと、裏切られたように感じるのでしょう。

[シップさんの感想 · 2011年3月8日]

前作2つにくらべると平凡な感じがする。

楽しめるが心に残る内容ではなかったし、驚きも少なかった。

[whowhatさんの感想 · 2010年8月16日]

1933年発表
原題：The Tragedy of Z

[kiyosiさんの感想 · 2010年7月8日]

警察を引退したサム警部のもとにきた依頼人。悪名高い上院議員フォーセット兄弟ジョエル、アイラに関する調査。
殺害された上院議員をゆすっていたと思われる囚人アーロン・ドゥの脱獄と新たな殺人。
執行された死刑に隠されたヒント。レーンが消去法で解き明かす犯人の正体。

　２０１０年７月８日読了

[マタンさんの感想 · 2010年7月6日]

多分受けるイメージはこうでしょう。
｢地味｣｢面白くない｣｢期待はずれ｣
私もそう思いました。
しかもずーーーっとある男の無実追及だし。
退屈するな、と。

でも本当の楽しみは
最後、レーンの話にあるわけで。
そう、ワクワクさせる要素があるんです。
そこがお楽しみ。

そして、26人が消去され、
最後の一人になったとき…
はっとさせられることでしょう。

短気な人には向かない作品。
でも通な人にはとても面白い作品。

[東雲さんの感想 · 2006年10月16日]

ドルリー・レーン三作目。二作目より年を経たレーンの活躍が、サム警部の娘ペイシェンスの視点から語られる。