日光浴者の日記 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ペリイ・メイスン)

  • 早川書房 (1977年10月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150702106

みんなの感想まとめ

謎解きとスリルが満載の物語が展開され、弁護士メイスンが窮地に陥る姿が描かれています。物語は、全裸の女性からの助けを求める電話で始まり、銀行からの現金紛失や殺人事件といった衝撃的な展開が待ち受けています...

感想・レビュー・書評

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  • 謎解き、探偵活動のスピード感、メイスン自身が窮地に陥るスリル、法廷でのハミルトン・バーガーとの対決、とメイスンシリーズの楽しさが詰まっている。

  • 裸の女性から助けを求める電話がかかってくるというインパクトのある設定ですが、これ、銀行強盗の手口が上手いです。
    それに犯人が意外でしたね。

  • 着ているものも含めてすべてを盗まれた全裸の若い女性が、太陽照りつけるゴルフ場から弁護士メイスンに助けを求めて電話をかけてくるところから、物語は始まる。とんでもない設定だけど、なかなか引きつけられる。その後、話は銀行からの現金紛失の話になり、殺人事件が起きてその若い女性が容疑者となる。ある意味、いつも通りの展開である。

    今回驚くのは、メイスン自身が容疑者というか、状況から見て、メイスンか彼女か、どちらかが犯人としか思えないってことだ。とんでもない立場にはまりこんでしまったメイスンなのだけど、わりあい落ち着いているあたりがにくい。このシリーズでは、3どちらかというと弁護してもらっている容疑者自身が嘘をついたり隠し事をしたりで、メイスンの足を引っ張ることが多いのだけれど、今回の容疑者はその点では「よい容疑者」である。まじめだし一生懸命だし、可憐だ。これなら、メイスンも心の奥から頑張りたくもなるだろうな、と思うのだけど、メイスンという人はあんまりそういうふうには考えないようで、そのあたりがまた憎らしい。

    さりげなく進んで行ってしまうけど、実は銀行の話というのは、エドワード・ホックばりの不可能犯罪の話なんじゃないかと密かに思う。まして種明かしが、ある意味チェスタートンの「見えない人」のバラエティだと言えなくもない。そういう点では、なかなかの本格ミステリだとも思う。当時としては、なかなか先端を行く科学技術をうまく物語に取り入れているあたりも、ポイントが高い。

    それほど有名な作品ではないけれど、メイスンものの魅力という意味ではなかなかわかりやすい作品なんじゃないかと思う。

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