本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150703660
みんなの感想まとめ
戦争から帰国したホールデン少佐が、愛するシーリアと再会するところから物語は始まります。彼は、シーリアの姉マーゴットの死や、シーリアの精神状態にまつわる驚くべき真実に直面します。マーゴットの死因を巡る疑...
感想・レビュー・書評
-
内容は、戦死したと思われていたホールデンが帰国した。戦前愛していた女性のもとを尋ねるが、その女性は神経を病んでいると、姉の夫であるソーリィから聞かされるものの、正常に見えた。姉は病気でなくなっていたが、各々がそれに疑問をいただいていた……。
姉のマーゴットの事件の秘密について、カーの作品としてはあまり興味を惹かれなかった。それに秘密があるのは作品の主題であるのだけれど、これといったトリックがあるわけでもなく、作品としては物理的だったり怪奇的なものではなく、心理面だった。
事件についての伏線は、ほうぼうに散りばめられており、それらを回収することができれば推定できそうだけれど、そこはさすがうまかった。え、これが関係あるの? みたいなところもあり、解決は納得がいった。
他にも謎はあるのだけれど、一番大きな謎が心理面であまりぱっとしないというのもあってか、盛り上がりに欠けましたが、楽しい作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フェル博士シリーズです。
諜報部の特殊任務で死んだことにされていたホールデン少佐は戦争が終わって数年ぶりに帰国して、思わぬ知らせを聞かされます。
密かに愛情を抱いていた娘シーリアは精神を病み、友人のソーリイと結婚したシーリアの姉マーゴットは半年前に脳出血で急死したというのです。
そして、ようやく再会を果たしたシーリアはマーゴットがソーリイから虐待を受け続けた末に毒を飲んで自殺したと主張します。
ホールデンが愛するシーリアただ1人だけがマーゴットの病死を否定し、そのために正気を疑われているという状況は読者を物語に引き込んでいきます。
そんな中、マーゴットが葬られた際に封印された納骨所の中では足跡1つ残さず重い棺が動かされていたのです。
不可能状況の謎である封印された納骨所の中でのポルターガイストの原因はなかなかおもしろいと思います。
著者プロフィール
ジョン・ディクスン・カーの作品
本棚登録 :
感想 :
