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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150703707
作品紹介・あらすじ
エドワードは愕然とした。17世紀の毒殺犯のものとされる写真は、まぎれもなく彼の妻マリーのものだったのだ。ホラーと本格ミステリを融合させた、巨匠の代表作を最新訳で贈る
感想・レビュー・書評
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冒頭の掴み方がすごい。
この冒頭部分は裏表紙のあらすじには書いてないのでここでも書くのはやめておきます。
最初のたった20ページくらいでもうガッツリ掴まれて、先が読みたくてたまらなくなる。
登場人物と一緒に「えっ!?」と驚いて固まってしまった。
裏表紙あらすじから少し。
伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人達と埋葬された遺体の発掘を試みる。
だが、密閉された地下の霊廟の遺体は…
全体的に不気味で仄暗い感じ。
読んでいると物語の中に入り込んでしまうような没入感があり、登場人物達と一緒にゾクゾクしながら体験した。
オカルトは好きではないんだけど、この作品はオカルトと本格ミステリーの配合が絶妙!!
オカルト好きも本格ミステリー好きも両方が楽しめる最高な作品だった。
冒頭もグッと掴まれて面白いけど、ラストはもっと掴まれてしまった…。さすがディクスン・カー。
今までオカルトは胡散臭さが苦手だったけど、ディクスン・カーの描くオカルトはそれを感じずに楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゆのまるさんのレビューから読みたくて。確かに驚きのどんでん返し待ってたし、結末まで一気に読んだけど?が多すぎて理解追いつかない!それまでにもあった疑問が解決したと思ったらエピローグでもっとわからなくなった。忘れ難い物語。
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読後感は随一でした。エピローグが本作の魅力を決定づけ、思いもよらない結末に衝撃が走ります。
ミステリーなのかホラーなのか、はたまたオカルトなのか。色々な要素があり、様々な解釈や楽しみ方をさせてくれる本作はやはり素晴らしい作品であると思いました。
詳しくは書けない作品の一つではありますが一読の価値はあると思います。 -
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ゆのまるさん♪
読みました〜何というか‥問題作ですよね⁈
そして『杉の柩』とは全く違う着地点に驚嘆してます。私的にはポアロのようにクロスが...ゆのまるさん♪
読みました〜何というか‥問題作ですよね⁈
そして『杉の柩』とは全く違う着地点に驚嘆してます。私的にはポアロのようにクロスが解いた謎で〆となった方がスッキリしたんですが‥(^^;)2025/01/11 -
111108さん
早速読まれたのですね〜!
そうですね、たしかにスッキリした謎解きを求めて読むと蛇足というか「結局どういうことなの?!」...111108さん
早速読まれたのですね〜!
そうですね、たしかにスッキリした謎解きを求めて読むと蛇足というか「結局どういうことなの?!」と感じてしまうかもしれませんね(^^;
ただ、解説にもあったのですが、あのエピローグが事実とも限らないのがミソといいますか。あれは結局妄想かもしれない、いわゆる「信じるか信じないかは……」状態に置くことで、解釈に幅を持たせるのが個人的にはいいなと思いました。完全に好みの問題ですけどね。
2025/01/11 -
コメントありがとうございます♪
なるほど、あえて「信じるか信じないかは…」状態にする、解釈に幅を持たせる、のが本書の味わい方なんですね!書い...コメントありがとうございます♪
なるほど、あえて「信じるか信じないかは…」状態にする、解釈に幅を持たせる、のが本書の味わい方なんですね!書いてあるのを鵜呑みにしてしまいがちな私には、その見方はちょっと霧が晴れたような気がしました。ありがとうございます♪2025/01/12
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オカルトムード漂って何が事実かどうかわからないままずっと進みでいった。状況がイマイチ想像力足りずついていけず、入り込めなかったけど最後5ページで、最後まで読んで良かったと思った。が、スッキリはしない!
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火刑法廷は17世紀フランスで行われた裁判。登場するマリー・ドブレーは実在の毒殺魔と同名。デスパード家当主急死の謎を解くミステリー。最後の数ページでミステリーから怪奇に変わる。面白い。
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「広大な敷地を所有するデスパード家の当主が急死。その夜、当主の寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿だった。…」
作品自体が凄いのは勿論なのですが、私が感動しちゃったのは、この裏表紙のあらすじです。的確に小説の筋を紹介しながら、一切ネタバレになっていません。このあらすじだけを読んで、本編を読まれた方は、それがどれだけの幸せをもたらすか知る事でしょう。編集者の方の技量にも感服した一冊です。 -
全編を覆う薄気味悪い空気の描き方がうまい。疑惑の渦中にいる人物は登場こそ少ないものの、物語全体に不気味な影を落とす。正直、西洋のオカルト要素に恐怖は感じないし、不死者や黒魔術などと言われるとファンタジーかと構えてしまう。でも終盤までのオカルトに完全にはオチない紙一重の緊迫感は実に見事だった。どちらかと言うとオカルト比重の方が強く、終盤に訪れる論理的な真相解明が残念に思えるほど。お陰で納得の『評決』(好みではないけど)。どちらに転んでも細かい疑問は多々あるが、それが気にならないくらい秀逸な出来栄えだった。
行方不明になったあの人がどこに消えたのか…はかなり気になるところ。 -
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火刑法廷がこんなモダンな表紙になってる!カバーイラストは旭ハジメさん。
ひたひたと何かが迫りくる不気味。主人公の不安が伝染する。これこそカーの醍醐味。 -
時代故か人々の思考はちょっとオカルティックで、もっと後の時代の王道タイプのミステリと違うのかなとも思いつつ読み進めたが、そんなことは無かった。
文化を共有できていないミステリを読むと、どっちのルールでやっているのかを考えねばいけないのが難点だと、常々思っている。
解説にも書かれているが、なるほど当時はこの第5章を以って締まったんだろう。 -
読んでみたいと思っていたディクスン・カー。
古典の正当な推理ものとしての面白味と怪奇ものとしての面白味と両方楽しめる作品。
殺人、遺体消失、壁に消える女といった謎を解いた先に待っているものとは。
読み終わると結局どういうことと悩んだりもするけれど、そういうところもこの作品の魅力なのかもしれない。
面白く読み終えた。
簡単な感想になっちゃった。
大掃除の仕上げして、注連飾りつけないと。
昨日、植木屋さんばりに植え込みを手入れして全身筋肉痛と闘っています。 -
「部屋の壁の中に消えた婦人の謎」では、トリック自体は大したことはないものの、犯人によるミスリードが巧妙でした。
「密室から忽然と消えた死体の謎」も、一連の怪奇現象を用いて不自然さを消すことに成功しています。何れもトリックというより、「ないように隠す手法」が非常に上手いなと思いました。
最後のオチは好みではありませんが、不思議な余韻を残すことに成功しているので良く出来ていると思います。 -
確かに面白い。不朽の名作とはまさにこんな作品を指すのだろう。
でもね、あのエピローグ読んですっきりする解を導き出せる人がいったいどれほどいるのだろうか。現実的解釈をしようにも、矛盾点多すぎて挫折。んじゃーオカルトでいってみようとパラパラ再読してみたが、壁すり抜けはそのままとしても、死体消失は誰がどうやったんだろう?霊廟への壁もすり抜けたんならもうお手上げ(笑)
まぁ、この最高に気味悪いラストへの伏線も十分すぎるほど張られていて、些末なことは大概どうでもよくなるわけだが。
90点(100点満点)。 -
推理とオカルトの見事な融合。さすがカーの代表作!
物語が二転三転し最後の最後まで結末が見えない。
これ程推理小説で感動したのは久しぶり。 -
古典ゆえトリックに斬新さはないものの、怪奇的な要素と推理的な要素がどこで出会い読み手を納得させるのか気になります。最終的に形容し難い余韻を残してページは終わります。新訳だったので読み易かった。
著者プロフィール
ジョン・ディクスン・カーの作品
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