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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150704025
みんなの感想まとめ
ユーモアとミステリーが絶妙に融合した作品で、H・M卿が繰り広げるドタバタ劇が魅力的です。伯爵未亡人との知恵比べや、骸骨入りの時計を巡る騒動は、読者を引き込むエンターテインメントに満ちています。村中を駆...
感想・レビュー・書評
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H・M卿シリーズです。
本書はH・M卿演じるドタバタ騒ぎがカーの作品中でも極めつけのものです。
伯爵未亡人のブレイル夫人が全編を通じてH・M卿と渡り合っているのですが、これが大変におもしろいのです。
オークションでの骸骨入りの時計を巡って値段の競い合いを初め、事件半ばではこの骸骨を巡り争って村中を馬車で駆け回ったりします。
この場面ではまんまと骸骨を盗み出した伯爵未亡人が骸骨の歯をガチガチ鳴らしながら逃げ回る姿が笑いを誘います。
本書は謎めいた旧家の当主の死やその傍に建つ刑務所の絞首台の底で発見された惨殺死体等と怪奇趣味と豪放なH・M卿の醸し出すユーモアが際立った1冊となっています。
複雑怪奇な事件の謎が次第に大きなカタストロフィへと進んでいく展開には快感を感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
基本的にカーター名義の作品は
いわば「ファン作品」です。
そう、言葉で表すとしたら
H・M今日のリアクションを楽しむ
ための作品なのです。
この作品でももちろん
H・M卿はメガクラスの暴走を
しでかしてくれています。
それはそれはレディーに対し
失礼な罵詈雑言を浴びせます。
大人気ないですってば…
そして
過去に起こった事件と
現在に起こった事件…
そこに隠れている犯人は
まあまあ鬼畜そのものともいえましょう。
現代に起きた事件のひとつに関しても
その典例を示してくれていますし、
トリックもわざわざ身体を張って
偽装をするという恐ろしさ。
しかしそんな体よくやっていた犯人も
特殊迷路の中で
残念な形式で捕まえられます。
ご愁傷様でしたの
一言に尽きます。
H・M卿の狂気を
お楽しみください。
著者プロフィール
カーター・ディクスンの作品
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