墓場貸します (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1980年10月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150704063

感想・レビュー・書評

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  • HM卿
    プールからの消失

  • この作品はH・M卿の苦悩を
    うかがい知ることのできる
    貴重な作品でもあります。
    また富豪の消失が結構
    凝ったつくりなんですもの。

    ちなみにこの作品は
    犯人は構成上、
    そらされるようになっていて
    わかりづらくされています。

    でも結構その犯人、
    普通に見えて鬼畜ですよ?
    あくまでも金でしたからね。

    しかし、まだ
    H・M卿はまともな登場を
    してくれませんなぁ。

  •  多くの人が見ている前でプールに飛び込んだひとりの男が、それっきり上がってこない。そのうち着衣が浮いてくる。水を抜いてもだれもいない。男はどこへ消えたのか。とびっきりの謎である。この謎を中心に物語は展開する。他にも要素はあるけど、なんでこんなことが可能なのかって興味だけで、とにかく一冊読まされてしまった。作者もそこのところは承知なようで、後半に入っていくと、やっと説明がある、と思ったところで新しい展開があり、もう説明が聞けるだろう、と思ったところで意外な事実がわかったりで、もう確信犯的にじりじりさせられて、気がついたら最後まで読み終えてしまっていた。
     タイトルはちょっと不気味だけど、全体としてはユーモアのあふれた、気持ちのいい物語である。もちろんミステリだから、そうそう気持ちがいいとばかりは言えないし、わりあい深刻なものを含んでいるんだけど、探偵役のキャラクターが何とも楽しくて、ゆったりとした気持ちで読んでいくことができる。もちろん、なかなか解けてくれない謎にはいらだつのだけど。
     というわけで、やっぱりこの作者はすごいストーリーテラーなんだなとあらためて実感したのだった。
    2004/8/17

  • H.M卿

  • H・Mシリーズ

    H・Mに挑戦しプールに飛び込んだマニングが消え、翌日墓場で重傷をおって発見される。プールに残された紙とバルコニーの電気椅子の謎。マニングが駆け落ちしようとしていた女性の正体。マニングにかけられた横領容疑。


    市川図書館

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著者プロフィール

Carter Dickson (1906-1977)
本名ジョン・ディクスン・カー。エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。

「2023年 『五つの箱の死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

カーター・ディクスンの作品

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