湖中の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

制作 : 清水 俊二 
  • 早川書房
3.58
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本棚登録 : 432
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150704544

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  • 私立探偵フィリップ・マーロウの四作目。

    愛してはいないが妻の行方を捜してほしいという化粧品会社の社長。
    湖近くの別荘に探しに行くと、別の女性の水死体があがる。

    女性二人の体格が似ているとあったところから、
    そこがポイントとなるのかと思いきや、
    思いがけない方向に話が転がっていった感じ。

  • 1943年発表だが、いささかも古臭さを感じさせない。

    本作は、ファンが泣いて喜ぶ名台詞も、マーロウ自身のロマンスも、魅力溢れる脇役やシビれるシーンも、チャンドラーマニアからの人気もあまりなく、いうならば地味な作品に位置する。

    けれども、警察権力に傷め付けられながらもストイックに謎を追うマーロウの姿は、ストレートな私立探偵小説の基礎となるスタイルを幾つも提示しており、読まずにおくのは勿体無い。

    マーロウの冷徹な視点を通した登場人物たちの造形と、湖畔などの自然や様々な情景での描写力はハードボイルドならずとも、秀れた小説技巧の手本となるべきものだ。すでに完成されていたスタイルはさらに磨き上げられており、硬質な清水俊二の翻訳によって輝きを増す。

    情感を抑えた狂言回しとしてのマーロウ。物語的にも、後のロス・マクを想起させる。

  • さすが名作。
    主人公はよう分からんけど。なんで死なんのじゃ。
    魔性の女。

  • ちょっとマーロウのかっこよさは
    奥に引っ込んでしまっているので、
    いささか物足りなさが目立ちました。

    おまけにスリリングな暴力シーンも
    この作品ではなりを潜めてしまっています。
    おまけに女性との甘い場面もありませんし。

    多分チャンドラーの作品の中で
    一番目立たない作品でしょう。

  • 翻訳物は読み辛い…
    という苦手意識は忘れ、すっかりマーロウの虜に。
    何度ボコられても立ち上がり、自分の意思を曲げないマーロウには、「タフ」とか「意地っ張り」という言葉がピッタリ

  • 面白かった。

  • 早川でレイモンドチャンドラーで訳が清水俊二のフィリップマーロウはかっこいい
    特にこの湖中の女はプロローグが良い
    依頼人とマーロウの丁々発止のやり取りが良い マーロウの目線に写る描写も良い
     
    湖中の女の名言は「私の扱いをきちんとする依頼人は生きているようです」
    映画の台詞にしたら 「あんたの命は俺次第だぜ」と こんなところかな

  • フィリップ・マーロウ・シリーズ

    デレイス・キングレーに失踪した妻クリスタルの調査を依頼されたマーロウ。別荘の管理人ビル・チェイスの妻ミュリエルと思われる溺死体の発見。妻の恋人と思われる男クリス・レイバリーの射殺事件。レイバリーの隣家の医者アルモアの妻フローレンスの死の謎。アルモア家に勤めていた看護婦の正体。発見されたクリスタル。マーロウとの会話中に殺害されたクリスタル。マーロウが推理するクリスタルの正体。

     2009年11月26日読了

     2010年10月14日再読

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