縞模様の霊柩車 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1976年5月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784150705022

感想・レビュー・書評

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  • 古典的ハードボイルド小説は大好物。主人公が殆ど失敗しない、というご都合主義的なところを、寛容な心をもって見逃して差し上げる気持ちがあれば吉。適温の風呂に浸かっているような心地よさがそこにある。

    作者の代表作「さむけ」は最高に読ませる一作だと思っているのだが、本作は書かれた年代も近く、著者円熟期の作として甲乙つけがたい。

    ミステリー小説は「犯人を捜さないで読む」流儀だが、うまく騙されたいと思いながら本作を読む必要はなく、謎解き方面においても優れている。

    しかし、ストーリーを追う愉しみを脇に置いておいても、ハードボイルド的著述の妙が、読む側の期待を裏切らない。

  • ロス・マクドナルドの『喪失』を味あわせてくれる一冊とのことで、「ウィチャリー家の女」に引き続き。
    私立探偵アーチャーの良さと小笠原氏の翻訳の深さが絶妙なこのシリーズもっと早く知っていればよかった。
    どんでん返しに次ぐドンデン。アーチャー、ブレ過ぎ?
    ロスマクの娘に捧ぐ~という内容。

  • 9 いつもながらの渋さ。入念なプロット。人生の断面を皆間見せるような会話。

  • やはり面白い。
    古いアメリカンハードボイルドは最高だ。タイトル名は不吉な予兆の前兆として暗喩の形で数回出てくる。
    主人公のセリフと登場人物の描写が見事すぎて堪らない。最後の20ページのサスペンス感はミステリーの最高峰だと思う。
    個人的にはもっと前に伏線を知らせて欲しかった。

  • 愛に飢えた人々が家族という一番小さな、そして身近な社会集団を形成した時、こんなにも哀しい事件が起こるのか。
    愛されるという事を欲望という形で求めるが故、視える物も視えなくなり、無我夢中に貪欲なまでに模索し、踠く。一番手に入れたかった父親の愛を形として求めたがため、実感できなかった娘。その事実を何もかも無くしてしまった最後に告げられる残酷な結末。

    終わり間際に真相通告人として太陽のような娘を選んだ作者の意図は何だったのだろうか?

  • 2016/05/11読了

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