- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150707552
感想・レビュー・書評
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これも読んだのは間違いないけど記憶が。。。
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シリーズ5冊目。順に読んでいるつもりなのになんか変だなと思っていたら、これが3作目ということがわかった。ここでキャレラが大怪我をしたのか、それですでに読んだ4作目では降り番だったのだ、なるほどね。麻薬密売にからむ殺人者探し。なのだが意外な犯人という結末ではなくてミステリ的な興趣にはとぼしい。60分ドラマだと思えばいいのかもしれないが、舞台装置だけで読ませるにはちょっとどんなもんかね。
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87分署シリーズ☆いきなり読んだのでシリーズの繋がりはまだよくわからない(笑)かなり古い小説ではあるけど読みやすくて面白いんじゃないかな(^O^)
捜査内容も詳しく書かれてたりして興味深い。 -
マクベイン『87分署シリーズ』の5作目。ある一人の麻薬常習者の少年の死から凶悪な犯罪の全貌を暴き出す、私にとってはこれまでのシリーズ5作品の中で、『通り魔』に続いて好きな作品となりました。
本作の醍醐味の一つに、『他殺を知らせる為の自殺偽装』というものがあります。
縊死自殺に見せかけられた少年の死因は、ヘロインの過剰摂取によるものでした。
縊死に見せかけようとしなければ事故死とも捉えられたであろうに、なぜ犯人はわざわざ自殺に見せかけようとしたのか。
自殺を偽装することで、かえって他殺を疑われることに気づいていながら、なぜ手間のかかることを実行したのか。
ここに潜む悪意に満ちた野望の正体とは、ある1人の刑事を巻き込んだ大いなる目的によるものだったのです。
今回はクリングの出番は控えめにして、スティーブ・キャレラの行動力が光ります。また、これまで深く掘り下げられることのなかったバーンズ警部をとりまく環境が、物語の本筋に大きく影響を与えているのです。
後半~ラストにかけて、じりじりと主犯に近づく87分署の刑事たち。物語の緊張感がマックスになる頃描き出される、バーンズ警部とキャレラの信頼感には、見ている読者も彼らに勇気づけられることでしょう。
余談ですが…シリーズ四作目『ハートの刺青』にあった、キャレラの大失策の話が本作に当たります。
12/22(金)にキャレラに起きた出来事が、今作の重大な鍵となるのです。 -
82025.256
刑事の息子に犯罪の容疑がかかるという点で、わりと面白く読めた。
※画像はポケミスだが。 -
1956年発表
原題:The Pusher -
87分署シリーズ5