10プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-18)

  • 早川書房
4.09
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本棚登録 : 39
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150707682

感想・レビュー・書評

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  • 87分署シリーズの名作のひとつ。ぼくはほかに好きな作品があるけれど、やっぱり読み応えがある。

  • 87分署シリーズ☆相変わらず犯人推理は刑事任せです(笑)なるほどなー( ロ_ロ)ゞ今回の被害者は多かったなー(;゜0゜)

  • 再読。
    インド貿易会社の副社長、アンソニー・フォレストが遠距離から銃殺される。次の日には弁護士の男が。
    2つの事件は同一犯の仕業か?
    だとしたら犯人の狙いは何なのか?
    キャレラとマイヤーが手がかりを求めて奔走する。
                                                       
                                                        

    ★【ここからネタバレあり】



    手がかりが得られない、次々と殺されていく人間、犯人をなにがなんでもあげろという焦燥感がぎりぎりまで続く。
    そのせいか内容も一部厳しいものになっていて、D・A・コーエンの取り調べ(p248)は読んでいて辛い。志布志事件の踏み字を思い出してしまう。

    小説の出来事を現実に比するのはよくないかもしれないが(それに時代性というのもあるだろうし)、それだけマクベインは正義を盾にした過剰な拳の振り上げ、想定した絵の押し付けを描くのがうまいなと。
    12分署一級刑事の「弱い者いじめ」にしたって、読んでいて怒りがわいてくるほどだ。
    なぜ娯楽で読んでるミステリー小説でこんな怒らなならんのだ、とも思うのだがマクベインの作品だとこういう後味の悪さもままあることなので、仕方ないというか我慢するというかやりきれないというか、複雑な感情を抱く。

    現実を皮肉ったような描写はもうひとつ、元凶的な存在の女性、ヘレン・ストラザーズが特に何の報いもなく、むしろおいしくパトロール警官をいただいて終わりを迎えたこと。単純な因果応報とはいかない。これもマクベインらしいなと思う。
    しかし昔やったことに対して死を望むまではなくとも、報いを求める心理自体に一旦ブレーキをかけて、冷静に考えてみることを促しているのかもしれない。ラストのマイヤーの言葉もあることだし。
    だとしたら自分も熱くなりやすい性質なので、考えてみないといけない。そこまで賢人にはなれないけれども。

    あとは、3人目の死者、ブランチ・レティガーを調べるうちに同じ大学へ通っていたという共通項が出てくるが、その後のその手がかりの見込みを薄くする手法に感心した。
    3人よりもだいぶ年上のイタリア移民パルンボが殺されたことで文の上では特に何も言わず、勝手に読者が「違ったのか」と思うように仕向けてるようだ。

    パルンボの息子の話は涙が滲んだ。
    善良な人間が馬鹿を見て、悪党が得をする、なんてザラにあることか。
    いろいろと無情感がこみ上げる、今回の話は。

  • ミステリを読み始めた頃、ギャビン・ライアルの『深夜プラス1』と勘違いして買った。

  • 1963年発表
    原題:Ten Plus One

  • 87分署シリーズ18

  •  4/26読了。

     確かに意外な犯人だった、、、。

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