カリプソ (ハヤカワ・ミステリ文庫 87分署シリーズ)

  • 早川書房 (1989年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150707866

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『カリプソ 87分署シリーズ(原題:Calypso)』を読みました。
    エド・マクベインの作品は先日読了した『血の絆 87分署シリーズ』以来ですね。

    -----story-------------
    深夜の嵐のなか、黒人のカリプソ歌手が黒ずくめの服装の男に射殺され、数時間後、87分署管轄区外で、黒人の売春婦がやはり黒ずくめの人物に射殺された。
    通り魔的な二つの殺人事件の背後には、どんなつながりが? 
    刑事たちをも震撼させた恐るべき事件の驚愕の真相を描く衝撃作。
    解説 『カリプソ』メモ/直井明
    -----------------------

    1979年(昭和54年)に刊行された、87分署シリーズの第33作です。

    黒人のカリプソ歌手ジョージ・チャダートンは、嵐の深夜、何者かに撃ち殺された……目撃者の供述によると、狙撃者は黒ずくめの服装の小柄な人物だったという、、、

    スティーヴ・キャレラ刑事と同僚のマイヤー・マイヤー刑事が、ジョージの交友関係から捜査を開始した頃、87分署の管轄区外で、黒人の売春婦クララ・ジーン・ホーキンスがやはり黒ずくめの人物に射殺された……2つの通り魔的犯行の背後には、いったいどんな関係があるのか? 刑事たちを震撼させた事件の驚愕すべき真相を描く衝撃作。

    監禁がテーマの犯罪を扱った物語……黒人被害者の事件に対する警察の姿勢や、社会的な格差や犯罪のコミュニティへの影響といった、社会的な問題にも鋭く切り込んでいたことが印象的な作品でした、、、

    天才的な推理ではなく、キャレラやマイヤーをはじめとする刑事たちが、地道な聞き込みや証拠集め、関係者への徹底的な追及による捜査と粘り強いチームワークによって事件を解決に導く展開が愉しめましたね……衝撃的な結末に向けて、犯人像が次第に明らかになる過程と戦慄的で悲劇的な結末が印象的、次も87分署シリーズを読もうと思います。

  • タイ旅行中に読了
    87分署シリーズでキャレラとマイヤーが出てくる

    後書きの米評論家の指摘どおり
    展開に無理があって、偶然が過ぎるし
    異常心理物とはいえ、3、4人目の殺害は
    あまり必然性が感じられない

    手だれた語り口で退屈はしない

    カリプソ、私語を禁じられていたので、作業中の会話代わり
    だから基本的にシンガーソングライター

  • 87分署シリーズ♪モノハン&モンローコンビいたいた(^O^)相変わらず不謹慎な奴ら(笑)このシリーズにしては結末すっきりした感じ。精神病なのに緻密な行動&狭すぎる世界(´-ω-`)細かいこと言ってたら読めません(笑)

  • 1979年発表
    原題:Calypso

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