武器の道

  • 早川書房 (1977年4月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150709037

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  • 主役は登場人物ではなく「武器」である。大量の武器を手に入れたことから歯車が狂っていく人たち、そして、各地を転々としていく武器の行方。武器によって翻弄される人物を追って物語は進行する。

  • 次作の「真昼の翳」でもそうなのだが、導入部ではシリアスなスパイ・スリラーと見せ掛けつつ、〝曲者〟作家アンブラ―はストレートな展開をとらずに読者を翻弄する。1959年発表でCWA賞も受賞した本作は、革命家が暗躍するインドネシアを舞台に武器密輸を題材としたものだが、兵器売買を巡っての欲深い人間どもの思惑と行動は、不信と虚栄に満ち当然のこと混乱していく。その不様ぶりが生み出すユーモアが楽しめない私には、やや苦痛な代物だった。

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