あなたに似た人〔新訳版〕 I 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

  • 早川書房
3.49
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本棚登録 : 775
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150712594

作品紹介・あらすじ

ワインの銘柄を当てる大博打の結末は? 夫殺しの凶器の行方は? ラスト一行に襲いかかるショックとは? 一度読めば忘れられない数々の名作がここに。単行本未収録の二作品を加えた〔新訳版〕で登場!

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。二分冊あるうちの1冊目。繊細な筆致で淡々と描く作風。
    ___________

    わあ、すごくおもしろい! というものでもない。二冊目は別に読まなくていいかな。ただ、大きなどんでん返しや技巧あふれるネタがあるわけではないが、丁寧に描写をしていくので読者を引き込むものがあり、この書き方は勉強になる。

    作者は「007は二度死ぬ」の脚本や「チャーリーとチョコレート工場」等の児童小説でも有名。「おばけ桃の冒険」という小説がかわいい感じで気になる。おばけ桃って。表紙見たら、そのままのばかでかい桃だし。

    「味」「南から来た男」「皮膚」が好き。「兵士」はよくわからなかったが、戦争で心身ともにおかしくなってしまった男を描いているのだろうか。「毒」もよくわからない。インド人の医者かわいそう。というか、男二人でなんで一緒に暮らしてるんだろう。

    賭けとマティーニが良く出てくるというか、イギリスの社交場には欠かせないものだったのかしら。

    解説でも触れられていたが、「味」の登場人物が株式で稼いでいることを恥じているがために文化的なものを身に着けようとしている、というところ。実体のない仕事(金で金を増やすというような空虚な…)で金銭を得るということは恥であった、という認識がたしかにこの時代はあったのだなあと思った。現代ではあまり理解されないであろうが、その認識は持っていたほうが社会がうまくいくのではないかという気がする。

  • ジュンク堂でやってた短編小説コーナーで見つけて、ついてた説明を見て買った。前半が特におもしろかった。

  • あなたに似た人
    191113読了。
    今年97冊目今月1冊目。
    #読了
    #ロアルドダール
    #あなたに似た人

    ダールの短編集。
    「キスキス」も良かったが、これも切れ味が鋭い。

    恐ろしさ、残酷さ、安堵感、酩酊感、滑稽さ、やれやれ感、が一冊で味わえる。
    ワンアイデアの膨らませ方に脱帽。

    仕事多忙で本を読む認知リソースが足らないけど、これは別腹でした。

  • 短編集『ラストにアッと驚くオチがある』というよりは上流階級への皮肉へ重きをおいているような内容であった。
    「味」「おとなしい凶器」「南から来た男」「ギャロッピング・フォックスリー」「皮膚」「願い」が好き。ハッキリと書かずに読者に『これはこういうこと』とわからせる書き方が印象的。

  • 人物の細かな所作や心情の描写がとてもよい。
    文字なのに映画をみているような感覚を覚えた。
    翻訳がとてもよいというのもあるんだろうな。
    短編なので、さくさく読みやすい。

  • 「おとなしい凶器」がよい

  • 短編11作が、どれも秀作、何気ない日常、非日常が、後半に入り予想しない展開となる。楽しく、読めた

  • そう,『チャーリーとチョコレート工場』のロアルド・ダールである。何が失敗って,この歳になるまでこんな傑作を読まずに来てしまったこと。「奇妙な味」と評される作風の短篇集。文庫でせいぜい30ページ程度の短篇ばかりだが,スリルとどんでん返しと,シニカルな人物造形は最高。未読の方はとにかくお読みください。絶対に損はさせません。

  • 2018年12月30日読了。ロアルド・ダールの「奇妙な味」短編集。冒頭の「味」から、魅力的な冒頭・語り口・どこに行ってしまうのか不安になってしまう展開・そしてこちらを投げっぱなしにしてしまう最後のオチ…まさに極上の読書体験。個人的には「ギャロッピング・フォックスリー」のなんと言っていいかわからない、「これぞ短編!」という読み味と「毒」の最後までよくわからない緊張感が最高。世の中には私が未読のこんなに面白い小説・しかも有名なの、がまだまだいくらでもたくさんあるもんだなあ…。下巻もあるので読むのが楽しみ。

  • ロアルドダール「あなたに似た人」http://www.hayakawa-online.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000004811&category_code=author_TAgyo_DA_2212&sort=order&page=1 … 読んだ。実家にあった。阿刀田高はタイトルもらったのか。よくできてると思うけど全然好きじゃない。嫌な人だなあ。ブラックユーモア強調した動画作品なら楽しめるかも、短編映画とか。刺青の話はスモーキング。ライターの話がいい(おわり

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著者プロフィール

ロアルド・ダール(Roald Dahl)
1916年9月13日 - 1990年11月23日
イギリス・ウェールズのカーディフにて、ノルウェー移民の両親のもとに生まれた。第二次大戦中にイギリス空軍エースパイロットとして活躍するが、事故で重傷を負う。その時代の逸話をもとに、作家デビュー。ブラックユーモアあふれる短編小説、児童文学の書き手となった。
代表作に、『チョコレート工場の秘密』。ティム・バートン監督にジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として映画化された。他にも『父さんギツネバンザイ』などがあり、『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化された。

ロアルド・ダールの作品

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