キス・キス〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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  • 早川書房 (2014年5月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150712617

作品紹介・あらすじ

短篇集のマスターピースが待望の新訳文庫化。シニカルだけど愛らしい大人のための物語。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

シニカルでありながら愛らしい大人向けの短編集が、新訳で登場しました。著者の独特な世界観と、登場人物たちの不可思議な魅力が際立っており、ブラックジョークやひねりのあるプロットが読者を引き込みます。作品の...

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の時によく読んでいたロアルド・ダール。児童書以外にも書いているのを知らなくて、久しぶりに読んだけど面白かった。ぞくぞくする、人間の闇の部分が全ての話で見られた。児童文学でもグロテスクな表現が多かったけれど、それよりもミステリアスで独特な世界観があるなぁと思った。

  • ダール短編集の中で一番、印象に残っている話が多いイメージ。
    本当に本当に、ダールの大人向け作品がもうこれ以上読めないなんて…
    訳されてない埋もれた作品とかないのかなあ。

  • ひょうしこんなにポップだけど、ホラー要素があったり復讐話があったり、オチがオチで面白かった

  • 異色作家短編集の文庫。ロアルド・ダールの本は、他に「あなたに似た人」など読んだが、「南から来た人」が特に印象に残っている。

  • ロアルドダール3冊目の短編集だが「あなたに似た人」よりも完成度が高いと思っている。「女主人」「牧師のたのしみ」「ジョージイポーギイ」「ほしぶどう作戦」「誕生と破局」など皮肉で残酷で見事な結末のドンデン返し。最後の最後ですべてがひっくり返って景色がガラリと変わる。予期せぬ出来事を存分に愉しませてくれる全11編。

  • ロアルド・ダールのブラックでゾクゾクするような色のあるお話が好き。
    それは決して綺麗ではない。踏み付けられ、濁り染まった雪の様に。でも思い出してみて、それは元は白い結晶で美しく煌めき放っていたことを。いつだって汚すのは人間なのです。
    ジョークを語るのに愛は必要ありません。貴方が私にスペシャルなカクテルを用意して下されば、それで結構。今宵は珍しく時間がたっぷりあるの。乾杯♡グラスの縁にキス・キス♡聞きましょう、貴方のブラックジョークを、この夜が冷めるまで。

    時計の針を止めて頂戴。
    私は時を無駄にするのが堪らなく嫌いよ。いつだって私は正確で迅速でいたいの。
    貴方の考えていることがよくわかるわ。
    だから閉じ込めたの。時間の渦の迷宮へ。

    今夜のお客様は特別なお人。否、猫ともいうわね。
    貴方の為だけの演奏会。今宵は何がお好みかしら?ヴィバルディ、シューマン、リスト...リスト?
    輪廻転生を信じているかって?私は誰の生まれ変わりかしら。今日は特別な貴方にショパンで乾杯。
    暖炉の火がやけに赤黒い。パチパチと。美しきグレー、貴方の腕には1本の赤。
    ねぇ貴方達...スフレが焼き上がりましたの。

  • 『狂信的な養蜂家、浮気を隠蔽する妻、骨董品をだまし取ろうとする偽神父などなど、一癖ある登場人物に訪れる皮肉で残酷な結末! ブラックユーモアたっぷりで贈る、傑作短編集』

    ロアルド・ダールと言えば代表作の「チョコレート工場の秘密」の他、「マチルダは小さな大天才」や「おばけ桃の冒険」など、映画の原作にもなった名作を多数生み出した、いわば児童文学の巨匠とも言える存在です。彼の描く作品は、勇気と知恵を持った子供たちが生き生きと描かれており、頭の固い大人たちへの痛烈な皮肉が魅力でした。
    本書はその皮肉を全面に出した、"黒"ダールを存分に味わえる作品集です。ゾッとする悲劇や、ニヤニヤ笑える喜劇など、児童文学では味わえなかったブラックな笑いがてんこ盛りです。

  • 新訳版が出たというので、ずいぶん久しぶりにダールを。やはり不思議な品がある。バッドエンドのものが多いのに、どういうわけかいやーな気持ちにならない。とくにこれがいい!というのではなくて、全編に漂う雰囲気を楽しみました。

  • ややジャケ買い。「あなたに似た人」よりこちらの方がおもしろいかな。
    「豚」の結末には意表を突かれた。誰にでも知らないことはあるけど、知らなさ過ぎる人はダメ、ということか。

  • やっとダールの読み方と楽しみ方がわかってきた。
    意地悪い気持ちでクスクスしていいのね。毒抜き。

  • 「女主人」と「天国への道」が特に好きです。
    「豚」はどうしてあんな酷いことに…?

  • その後の展開を想像して「笑う」「痛快さに痺れる」「後味の悪さに震える」といった短編が収められている。「天国への道」と「牧師の愉しみ」が個人的には好み。

  • どの話もまったく先が読めない。奇妙な味としかいいようのない、嫌な読後感もあればちょっとしたユーモアにクスっとなることもあり、お得感のある短編集。
    私は後味悪い話のほうが好きです。

  • チャーリーとチョコレート工場の作者の短篇集。
    ダークで不思議な話の詰め合わせ。世にも奇妙な物語が好きな人には刺さると思います。がっつり読書する元気がない時に短編の一話だけ読むことがあるのですが、キスキスにお世話になってます。

  • のどかさとブラックユーモアの配分が心地よい。
    色んな意味で「ひでえなぁ」てのもいくつがあるけど、夫婦のやつはどれも楽しく読んだ。

  • 独特な世界観だった。
    さすがロアルドダール。

  • 目の前の世界をがらりと変えてしまう、不思議で魅惑的なお話を読みませんか? 「死の淵にある男が知人の医師に勧められた驚愕の最後」「従順な妻が横暴な夫から受けた仕打ちの行方」「詐欺牧師による狡猾な手段とその結末」「不倫妻が夫を騙す意外な方法」「養蜂家がとった恐るべき行動」――淑女の口づけとみせかけて悪魔の噛みつきのように刺激的。読書の愉悦にどっぷり浸らせてくれる短篇11篇をご賞味あれ。新訳決定版
    原題:Kiss kiss
    (1960年)
    --- 目次 ---
    女主人
    ウィリアムとメアリー
    天国への道
    牧師の愉しみ
    ミセス・ビクスビーと大佐のコート
    ロイヤルゼリー
    ジョージー・ポージー
    始まりと大惨事―実話―
    勝者エドワード

    世界チャンピオン

  • ダールといえばチョコレート工場とかのファンタジーなイメージだったので、強烈なブラックユーモアには驚いた。かなり毒が強いと思う。女主人、天国への階段が特に面白く感じた

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著者プロフィール

ロアルド・ダール(Roald Dahl)
1916年9月13日 - 1990年11月23日
イギリス・ウェールズのカーディフにて、ノルウェー移民の両親のもとに生まれた。第二次大戦中にイギリス空軍エースパイロットとして活躍するが、事故で重傷を負う。その時代の逸話をもとに、作家デビュー。ブラックユーモアあふれる短編小説、児童文学の書き手となった。
代表作に、『チョコレート工場の秘密』。ティム・バートン監督にジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として映画化された。他にも『父さんギツネバンザイ』などがあり、『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化された。

ロアルド・ダールの作品

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