- 早川書房 (2022年2月18日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784150712648
作品紹介・あらすじ
短篇の名手にして児童向けファンタジーの巨匠ロアルド・ダールが、少年時代の思い出をユーモアたっぷりに綴った自伝が新訳で登場
感想・レビュー・書評
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ロアルド・ダールの少年時代の自伝。
今から百年くらい前の時代のことなので、人々の移動の大変さ、ケガをした時の医者の麻酔なしの手当、寄宿学校校長の鞭打ちなど、びっくりすることばかり。毎年家族全員で故郷ノルウェーのフィヨルド巡りをした夏。ほんとに楽しそう!
稀代の書き手だけにやっぱり面白い♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言わずと知れたロアルド・ダールですが、少年時代の回想記、文章もいいし、訳もいいのでしょうね、徘徊老人は一気読みでした。
イギリスの少年の学校生活の思い出が、なんで、こんなに面白いのか、文化も制度も違うし、時代だって第2次大戦以前で、ボクの時代というより、父やおじさんの時代なのですが・・・
あほブログには、もっとあれこれ書きました。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202504050000/ -
私のイマジネーションの師匠と言っても過言ではないくらい、この人のお陰で私はこういう感性になったんだろうな、と思えるくらい、重要な存在であるダールさん。
これを読んでなるほど納得、こういう少年期を過ごしたから、あのような作品たちが出来上がったんだなと…
ダールさん、私自身、両方に重ね合わせてなんだか感慨深くなった。
やはり子供の頃にどんな環境で何をしたかというのは、大人になってからも強く強く影響を受けているのだなと改めて感じました。
早く「単独飛行」買わないと! -
あまり知らぬけど、有名なチョコレート工場のお話を書いた作家さんの子ども時代のお話。
けっこうワイルドな子ども時代で、こういう経験があると大物になるのか、と言いたいところだけど、それなりに他の子も同じくらいワイルドだったみたいで、欧米恐るべしである。
そしてまた子どもに対する大人というか上級生を含む学校の厳しさもなかなか。無茶ぶりの嵐で、その描写に随分なページを割いているので、相当にインパクトが強かったんだろうな、と。
日本では戦時の体罰が有名感もあるけど、欧米もまぁまぁ負けていない。さて、今はどうなのかな。 -
新着案内メールで知り、2023年10月21日図書館から借り出し。
ロアルド・ダールらしい軽妙な語り口で6歳から20歳までの家族と、そして学校での生活を描いたもので、とりわけ厳しい体罰の模様が詳細に描かれている。
パブリックスクールの校長が出世してカンタベリー大司教までのし上がりエリザベス女王の戴冠式まで取り仕切るようになったというところは、実名こそ明記していないが、幼い日の恨み骨髄であったことが明らか。
新訳版となっていて、旧訳は読んだことがないが、比較的読みやすい日本語になっているので、一日で読めた。
著者プロフィール
ロアルド・ダールの作品
