大あたり殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 2-3)

  • 早川書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150715533

感想・レビュー・書評

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  • 言い回しのテンポと品の良さが小気味よい。特に 「くたばれ!自分の仕事に専念してろ!」「その両方はできないよ、どっちか一つにしていいかい?」のやり取りが好き。

  • 洒落てる。まあ犯人は早々に分かる。雨のトリックも解説に書かれてるほど酷いとは思わない。人物の処理がいい。モーナの殺人とマローンの弁護というここまでのシリーズのキャラをうまくまとめた。

  • 続きの話だったのに、気にせず読んでしまったし読めてしまった。なかなか面白いです

  • 「大はずれ殺人事件」の続きになっています。
    「大はずれ殺人事件」で見当違いの殺人を探り当ててしまったジェークとヘレンは新婚旅行へ行きます。
    一方、残されたマローンは酒場で1人で飲んでいました。
    そんな時、ドアを開けて入ってきた1人の男はマローンの名をつぶやくと床にくずおれ息絶えてしまいます。
    そうしてマローンは事件に巻き込まれていきます。
    前回のモーナの予告した殺人についても今回は関係があります。
    今回の3人もユーモラスでおもしろいです。

  • J・Jマローン弁護士シリーズ。翻訳4作目。
    私としては2作目となる。
    大はずれ殺人事件の続編となっており、マローン弁護士と友人ジェークと妻ヘレンが殺人事件を解決する。
    大はずれ~でした賭けの続きで、殺人事件を追うことになるのだが、真相にたどりつけそうでなかなかたどりつけないし、2重3重に仕組まれているところがおもしく読めた。
    結末は、なるほど、と思った。

  • 愛すべき酔いどれ探偵(弁護士)マローン+仲良し夫婦ジェーク&ヘレンが今回もドタバタを決めてくれた。
    私の評価で読みやすいミステリ=頭の中で映像化して生き生きとキャラクターが動いてくれる モノだということが良くわかった。
    この前作「大はずれ殺人事件」もそうだが、洋画を観ているような印象を受ける。各キャラクターの洒落た会話、煌びやかなカジノ、女性陣の綺麗な衣装。そしてテンポ良く話が進み、頭の中で映像化されて読者を飽きさせない。
    ゆるーい黄金期の本格、ということでとても楽しめた。

  • 「大はずれ殺人事件」の続編らしい。
    前の賭けはまだ継続中。そこにあらたな事件が。

  • 前2冊よりはどうしても
    ユーモア指数が足りないので
    評価は落ちてしまいますね。
    まあところどころにやってしまった感は
    残ってはいますけどね。

    しかし新婚1週間目で
    別れを決意するお二方もまた
    どうにも仕様もないですわ。
    相変わらず何をやっているんですか(笑)

    今回は犯罪そのものを
    推測するのが困難です。
    トリックそのものがまず思いつきませんからね。

    対となるこのお話の結末は…
    わかりますよね。

  •  後悔してしまったのは、先行する「大はずれ殺人事件」を先に読まなかったこと。読む進んでいくうちに、シリーズと言うよりも続編、続編と言うよりも、いわば「下巻」であることがよくわかってきた。だから、もしこれから読む人がいたとしたら、絶対に「大はずれ」の方を先に読むことを勧める。その方が何倍もおもしろいと思う。
     では、読んだこと自体後悔したかって言うと、そんなことはない。とても楽しませてもらった。特に探偵役を務めるマローン氏のキャラクターがいい。優秀な刑事弁護士で酔いどれ。でも「酔いどれ」が全然暗くない。というよりユーモアミステリとでもいうジャンルの傑作で、読みながら思わずほほえんでしまうことが多かった。トリックとか真犯人とかいうよりも、登場人物達の時におしゃれで時に真剣さが笑いを誘う、そんな魅力にはまった方が楽しい作品である。

  • 破天荒に次ぐ破天荒、すべてを酒とジョークで解決する、ぶっとんだ名探偵たち。
    ライスのミステリはどれもシニカルだが明るくて面白い。
    素敵なアメリカミステリ。大はずれ〜の続編にして完結編。

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著者プロフィール

Craig Rice

「2006年 『ママ、死体を発見す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

クレイグ・ライスの作品

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