- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150715533
感想・レビュー・書評
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言い回しのテンポと品の良さが小気味よい。特に 「くたばれ!自分の仕事に専念してろ!」「その両方はできないよ、どっちか一つにしていいかい?」のやり取りが好き。
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洒落てる。まあ犯人は早々に分かる。雨のトリックも解説に書かれてるほど酷いとは思わない。人物の処理がいい。モーナの殺人とマローンの弁護というここまでのシリーズのキャラをうまくまとめた。
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続きの話だったのに、気にせず読んでしまったし読めてしまった。なかなか面白いです
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「大はずれ殺人事件」の続きになっています。
「大はずれ殺人事件」で見当違いの殺人を探り当ててしまったジェークとヘレンは新婚旅行へ行きます。
一方、残されたマローンは酒場で1人で飲んでいました。
そんな時、ドアを開けて入ってきた1人の男はマローンの名をつぶやくと床にくずおれ息絶えてしまいます。
そうしてマローンは事件に巻き込まれていきます。
前回のモーナの予告した殺人についても今回は関係があります。
今回の3人もユーモラスでおもしろいです。 -
J・Jマローン弁護士シリーズ。翻訳4作目。
私としては2作目となる。
大はずれ殺人事件の続編となっており、マローン弁護士と友人ジェークと妻ヘレンが殺人事件を解決する。
大はずれ~でした賭けの続きで、殺人事件を追うことになるのだが、真相にたどりつけそうでなかなかたどりつけないし、2重3重に仕組まれているところがおもしく読めた。
結末は、なるほど、と思った。 -
愛すべき酔いどれ探偵(弁護士)マローン+仲良し夫婦ジェーク&ヘレンが今回もドタバタを決めてくれた。
私の評価で読みやすいミステリ=頭の中で映像化して生き生きとキャラクターが動いてくれる モノだということが良くわかった。
この前作「大はずれ殺人事件」もそうだが、洋画を観ているような印象を受ける。各キャラクターの洒落た会話、煌びやかなカジノ、女性陣の綺麗な衣装。そしてテンポ良く話が進み、頭の中で映像化されて読者を飽きさせない。
ゆるーい黄金期の本格、ということでとても楽しめた。 -
「大はずれ殺人事件」の続編らしい。
前の賭けはまだ継続中。そこにあらたな事件が。 -
前2冊よりはどうしても
ユーモア指数が足りないので
評価は落ちてしまいますね。
まあところどころにやってしまった感は
残ってはいますけどね。
しかし新婚1週間目で
別れを決意するお二方もまた
どうにも仕様もないですわ。
相変わらず何をやっているんですか(笑)
今回は犯罪そのものを
推測するのが困難です。
トリックそのものがまず思いつきませんからね。
対となるこのお話の結末は…
わかりますよね。 -
後悔してしまったのは、先行する「大はずれ殺人事件」を先に読まなかったこと。読む進んでいくうちに、シリーズと言うよりも続編、続編と言うよりも、いわば「下巻」であることがよくわかってきた。だから、もしこれから読む人がいたとしたら、絶対に「大はずれ」の方を先に読むことを勧める。その方が何倍もおもしろいと思う。
では、読んだこと自体後悔したかって言うと、そんなことはない。とても楽しませてもらった。特に探偵役を務めるマローン氏のキャラクターがいい。優秀な刑事弁護士で酔いどれ。でも「酔いどれ」が全然暗くない。というよりユーモアミステリとでもいうジャンルの傑作で、読みながら思わずほほえんでしまうことが多かった。トリックとか真犯人とかいうよりも、登場人物達の時におしゃれで時に真剣さが笑いを誘う、そんな魅力にはまった方が楽しい作品である。 -
破天荒に次ぐ破天荒、すべてを酒とジョークで解決する、ぶっとんだ名探偵たち。
ライスのミステリはどれもシニカルだが明るくて面白い。
素敵なアメリカミステリ。大はずれ〜の続編にして完結編。