関税品はありませんか? (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1980年7月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150736019

感想・レビュー・書評

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  • 著者の遺作らしい。
    なんとか1980年発行の文庫本を図書館で借りて読んだが、展開がどんどん進み変わり、面白かったので是非とも再版して欲しい。

    建築会社で事務職として働いていたピーター・エッジリーは、遂に上司からの嫌がらせにブチ切れて解雇される。元々、陸軍にいたのもあって、ちまちました仕事にうんざりしていた。
    そこへ偶然、子供の頃から仲が良かったディック・ロクストンと通りでばったり出くわし、再会する。
    ロクストンは出版社で働いていたが、エッジリーと同時期に海軍に入り、引き止められてエッジリーより長めにそこにいた。ロクストンも仕事をどうしようか検討していたところで、そういえば伯父から相続したヨットがあり、遊覧船を運営して稼いでいる知人もいたため、真似ることにした。ロクストンが操縦し、エッジリーが料理を作ったりボーイをしたり客の相手をするとして、一緒に働かないかという話になり喜ぶ。

    さらに時計工場を運営するブルース・ボールドウィンと手を組み、彼が別の者を使ってスイス時計を大量に仕入れ、一部は正式な手続きの上納税するが、その2倍くらいは秘密裏にボートで密輸し、関税分を儲けようという話だった。

    時計の仕事で、ハリー・ファーネル、エドウィン・キャンピオン、ヴァレンタイン・ドルビーらもそれぞれの役割をあてられ、計6名ほどが利害関係者となった。

    以上、あらすじ。

  • フレンチ警部シリーズ

    友人のロックストンの提案によりクルーザーを使ったスイス時計の密輸の仲間になったエッジリー。当初改造されたクルーザーによる密輸は成功していったが・・・。マーシャム博士一家のクルーズに参加した付添人ローリング。彼が気付いた密輸。ローリングによる密輸団への強請り。消えたローリング。ローリングの婚約者からの訴えで捜査にあたるフレンチ主任警視。ロロ警部と共に捜査に当たる。

  • クロフツ最後の作品。
    最後の作品にふさわしい「倒叙」もの。
    ただし犯人は追い詰められる形式ではないのは
    少々マイナスポイントではありますが…
    まあいいでしょう。

    そして最後に出てくる
    本当に最後の
    フレンチの執念の捜査…
    それは犯人をやすやすと逃がさない
    情熱からこそ起きるものなんだと…

    あきらめないことの
    大切さ、それを
    クロフツから教わりました。
    よい作品をありがとうございました。

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著者プロフィール

フリーマン・ウィルス・クロフツ。1879年、アイルランド、ダブリン生まれ。技師として鉄道会社で働いていたが大病を患い、療養中に長編ミステリ「樽」を執筆。コリンズ社に原稿を送ったところ採用され、1920年に同社より刊行された。29年に鉄道会社を退職して専業作家となり、77歳で死去する直前まで作品を発表し続けた。57年死去。

「2018年 『四つの福音書の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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