- Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150747176
感想・レビュー・書評
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ミステリー愛好会「猟犬クラブ」の定期会合中にメンバーの一人の所有本から盗まれていた切手が見つかる。
彼が警察に届けて帰宅すると、待っていたのは他のメンバーの他殺体。しかも部屋は全くの密室で…。
ミステリ好きには堪らなく面白くも恐ろしい展開。
好きじゃない作家やジャンルでも貶めたらダメだよなと自戒。
二転三転する謎解きはきちんと貼られた伏線もあって、非常に面白かった。
笑いもそこそこ楽しめたし。
一癖ありそうに描かれていた猟犬クラブのメンバーがあまり頑張ってくれなかったのが少し残念だったかな。 -
刊行は2001年、英国推理作家協会賞受賞作。
イングランド西部の歴史都市バースを舞台にした推理小説。ミステリー好きが集うクラブに、世界に類を見ない切手の窃盗の報せが入る。警察は躍起になって犯人探しをし、そのミステリーグラブのメンバー全員のアリバイを追う中で、会員の一人の死体が発見された。事件の全容は…
イギリス文学らしく難解な表現で500ページを超える長編。が犯人は誰なのかは最後の最後までわからない。ミステリー好きならすごく楽しめるであろう小説。 -
イアン・フレミングを馬鹿にすると怖いのだ。
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密室殺人は、解き明かされてみれば「なーんだ」ということが多いのですが、解けたことは一度もありません。真犯人が意外な作品でした。と言いながら、この作品、昔一度読んでいるはずなのですが。