猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-17)

  • 早川書房
3.69
  • (1)
  • (9)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 71
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150747176

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久しぶりのラブゼイ。こんなタッチの作家だったかと思いながら読み進めた。もっとシリアスな作風だった印象がある。ただ、バースの町の雰囲気もよく伝わってきて、訳文の良さが感じられ楽しめた。

    少し冗漫でこの長さが必要なのかとも思った。
    第二の殺人は必要ないような気もするし、A.Jのエピソードも不必要に感じた。密室の謎に絞った作品でもよかった気がする。

  • ミステリー愛好会「猟犬クラブ」の定期会合中にメンバーの一人の所有本から盗まれていた切手が見つかる。
    彼が警察に届けて帰宅すると、待っていたのは他のメンバーの他殺体。しかも部屋は全くの密室で…。

    ミステリ好きには堪らなく面白くも恐ろしい展開。
    好きじゃない作家やジャンルでも貶めたらダメだよなと自戒。
    二転三転する謎解きはきちんと貼られた伏線もあって、非常に面白かった。
    笑いもそこそこ楽しめたし。
    一癖ありそうに描かれていた猟犬クラブのメンバーがあまり頑張ってくれなかったのが少し残念だったかな。

  • 刊行は2001年、英国推理作家協会賞受賞作。
    イングランド西部の歴史都市バースを舞台にした推理小説。ミステリー好きが集うクラブに、世界に類を見ない切手の窃盗の報せが入る。警察は躍起になって犯人探しをし、そのミステリーグラブのメンバー全員のアリバイを追う中で、会員の一人の死体が発見された。事件の全容は…
    イギリス文学らしく難解な表現で500ページを超える長編。が犯人は誰なのかは最後の最後までわからない。ミステリー好きならすごく楽しめるであろう小説。

  • イアン・フレミングを馬鹿にすると怖いのだ。

  • 密室殺人は、解き明かされてみれば「なーんだ」ということが多いのですが、解けたことは一度もありません。真犯人が意外な作品でした。と言いながら、この作品、昔一度読んでいるはずなのですが。

全7件中 1 - 7件を表示

ピーター・ラヴゼイの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×